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  • 2018.08.06

    本物の愉しみはピークを過ぎて味わうもの

    あるアマチュアゴルファーのお話を聴きました。
    最盛期はハンディキャップ1までのぼりつめ、
    60代の今も、ゴルフ合宿でタイに行き、
    14日間で、17回ラウンドしているという。
    その体力と気力に驚愕し、敬意を抱きつつも、
    ピークを知るひとの目には、
    昔のキレがなくなり、
    出来ていたことが出来なくなっていくのは、
    さぞ、つらかろう。
    と、映っているらしい。
    だが、果たして、そうだろうか。
    もちろん、老いていく自覚そのものは、
    寂しく、つらいけれど、
    “突き抜ける爽快な歓び”という単純なものではなく、
    もっと深いところで、木の根がじわりじわりと
    水や養分を吸収するような複雑なしあわせが、
    そこには宿っているのではないか。
    過ぎさった追憶の日々が眩しく輝いてみえたり、
    昔は気づかなかった、ひとの痛みに共感できたり、
    今もなお、小さく進化するテクニックに喜んだり、
    ゴルフを通じて深く感情を味わえるのは、
    ピークを過ぎてからのほうが、
    圧倒的に豊かであるに違いない。
    それは、スポーツに限らず、
    勉強も、恋愛も、読書も、芸事も、ファッションも、
    身体が衰えて、
    パフォーマンスが下がったぶん以上に、
    若い頃には想像もしなかった新しい悦びが、
    そこには用意されている。
    但し、その本物の味わいは、
    継続性をもって年輪を重ねたひとだけに贈られる
    熟成ウイスキーの上澄みのようなものであり、
    若い時間を無為に浪費している人は、
    最も芳醇で、官能的な、
    人生後半の愉しみがあることにさえ気づかない。

  • 2018.06.23

    秘密の色彩を持つということ 


    旅先でメイクポーチを忘れたことに気付き、
    大慌てで購入した口紅。

    手元で眺めていて気づいたのは、
    どこにも品番が書いてないということ。

    よくよく考えてみるとこの口紅は、
    カートリッジとケースが別になっていて、
    外側からは品番がわからないのです。

    そして、外から品番がわからないというのは、
    なんだかとても素敵だと思った。

    口紅は、身につけるひとと、
    色の似合わせが美しさを創りだします。

    そして、品番がわからないというのは、
    秘密の色彩を持つようなもの。

    香りも同じく、
    纏う人と、fragranceのマッチングが
    唯一無二の魅力を創りだすものだから

    香水の銘柄は伏せておくほうが
    女性の場合、エレガントであるように思う。

    陰影礼賛は、人の奥行ある魅力にも存在する。

  • 2018.06.20

    『Dinner is just for private』

    『 Dinner is just for private 』

    夕食を仕事の延長にしない。
    夕食を仕事に使わない。

    仕事をしていると、
    『お礼に食事でも』とか、
    『打ち合わせを兼ねて食事でも』
    というシチュエーションに出会います。

    もちろん、個人としての気持ちで
    お互いに楽しいなら何の問題もない。

    仕事を通して出会い、
    仲間や友人になる場合もある。

    でも中には、
    相手も、自分も、とても気を遣いあう、
    そんなdinnerもあり、

    双方にとって大切な時間を消耗するのが
    もったいないな。

    お食事に遣っていただくお金も
    申し訳ないな。

    と、感じることが時々ある。

    『 Dinner is just for private 』
    という価値基準で私は生きる。

    と、決めてしまえば、
    人生の時間はもっと大事に使える。
    この言葉に出会い、
    5年間、実践して思うのは、
    世間の皆さまは、あっさりと想いを理解し、
    受けいれてくれるということ。
    WORKもLIFEもシームレスに充実し、
    いつだって機嫌よく暮らしていたい。
    それは決して自分勝手なワガママではなく、
    内なる充実は外に反映し、
    周囲にもよき影響を与えるもの。

  • 2018.06.17

    プレリュードのある贅沢


    行きたい場所にすぐ行けたり、
    欲しいものがすぐ買えるという贅沢も
    素敵だけれど、

    とっておきのご褒美として、
    自分に許可するタイミングを待ちわびたり、
    指折り数えながら、その日をイメージしたり、

    おしゃれの準備をする時間があるほうが、
    贅沢さを長く愉しめるもの。

    『 プレリュードのある贅沢が好きなの 』

    そんな会話を、素敵な女性と交わしたら、
    すぐにそのタイミングがやってきて、
    泊まってみたかったホテルを予約しました。

    ゆったりした時間と、非日常の景色、
    目にも幸せな朝食、、、
    そんなプレリュードを、
    イメージの世界で聴きながら、
    当日までの間(まあい)を
    愉しむことにいたしましょう。

    豊かさの見立ては、いつだって自分次第。

  • 2018.06.12

    有限の時間を、無限のように振る舞う優雅さ

    前職はアナウンス業で、いつも時間に縛られていた。
    生放送も、ナレーションも、秒単位。
    『 時間内に納める 』
    という美学に支配されて生きていたため、
    腕時計が必須でした。
    ある日、旅先で最愛の腕時計を失くすという
    残念なトラブルに遭い、
    急に、腕時計なしの生活が始まったときに、
    はたと、気づいてしまった。
    私は、なんて頻繁に腕時計を見ていたのだろうか。
    ということ。
    手元を見る、しかし時計がない。
    そんな、違和感を経験して初めて知った所作の悪癖。
    目の前のひとから、時計を見る仕草をされて、
    嬉しいひとはいない。
    退屈なのか、
    落ち着かないのか、
    忙しいとアピールしたいのか、
    これまでの私の人生、
    きっと無神経に、
    目の前のひとを落胆させていたのだろう。
    それ以来、ずっと腕時計はしていない。
    失くした時計以上に好きになれるものに、
    出会えなかったのも理由のひとつ。
    『人生は有限』『時は金なり』
    時間は貴重な命であることは重々理解しつつ、
    有限の時間を、
    まるで無限かのように振る舞う優雅さが
    自分のスタイルであってもいい。
    と、思うようになりました。
    もちろん、うっとりするほど大好きな時計と、
    日々、何度も目線を合わせる喜びはよくわかるし、
    人生の時を刻む時計が、
    セルフイメージそのものであることも、
    深く理解できる。
    特に、スーツを着たときに腕時計がないと、
    間が抜けたような感じがして、
    いつしか私のクローゼットは、
    ワンピース中心のワードローブになりました。
    なによりも、
    目の前のひとと、竜宮城のような時をすごし、
    時計にセルフイメージを委ねない。
    そんな生き方が、とても心地好くなり、
    ようやく、旅先で別れた彼女へのせつない思慕が、
    ノスタルジックな思い出に変わった気がします。

  • 2018.06.04

    あなたはどんな役柄にキャスティングされたいのか。

    人生はドラマにたとえられますが、
    私たちは自分の人生の主人公である一方で、
    他人のドラマの出演者でもあります。

    今も、関わっている人達の数だけ、
    様々な役柄を担っている存在。

    キーマンともいえる重要な役割を担うことも、
    ヒール役として反面教師になることも、

    一生忘れられない初恋の人になることも、
    二度と会いたくない親友になることも、

    ただの通行人になることも、
    素晴らしきご縁を結ぶ仲人になることも、

    自分が、どう相手の人生に関わりたいと願うかで、
    結果に与える影響は大きく変わる。

    私は、私と関わってくださる大切な人達の
    素晴らしき人生ドラマの中で、

    『肯定的な変化のきっかけ』をもたらす役柄に
    キャスティングしてもらいたいと願い、
    日々、生きている。

    気品のあるバラ『ジュリア』の花言葉は
    『努力する人』

    蕾から、花芯がひらき、朽ち果てるまで、

    すべてのプロセスが優雅なこのバラのように、
    たおやかな情熱をもって『努力する人』の、
    気高き人生に関われる、その配役に感謝し、
    新しい役柄を精一杯、演じ切ろう。
    ジュリアのごとく。

  • 2018.05.30

    香りの追憶

    仕事の合間に街中の小さなバラ園へ。
    散りはじめた名残の薔薇を眺めながら、
    語りかける天然の香りに深呼吸。

    香りは “ 追憶 ”

    あの人が、
    さっきまで、ここに居たことを、
    香水が教えてくれたり。

    あの人の手元に、
    数日前までこの手紙があったことを、
    文香が知らせてくれたり。

    香りとは、無言なのに雄弁。

  • 2018.05.25

    あなたの存在は、街の景観の一部である



    あなたの存在は、街の景観の一部である。


    今いる空間、または、この街の風景の質を高めるという、

    人ができる“最大の効果的思考”を、私たち個人が持つことが、

    これからの街づくりには、かならず必要です。


    街の構成員である、私たち一人ひとりの、

    ファッション、女性ならばヘアメイクといった『装い』や、

    動く、笑う、歩く、立つ、座るといった、『印象動作』の視覚的効果、

    話し方や言葉がけ、接し方といった『コミュニケーション』は、

    企業の、そして、街の第一印象です。


    これまでの、『人に合わせる』『場に合わせる』といった概念だけではなく、

    私という存在は、『 この街の景観の一部 』であり、

    私という存在そのものが、『 社会貢献に役立っている 』

    そんな進化した考え方を持ち、個の価値を高め、

    美しい在り方の文化を育むこと。



    それが、印象美な人々の暮らす、印象美な街なのです。


    株式会社WORDROBE 印象美®プロデューサー

    小西 敦子 Atsuko Konishi





  • 2018.05.18

    ベージュを深めたい気分

    サンドベージュのヌーディーなネイル。

    長年愛していたフレンチネイルすら、
    最近は過剰にみえてきて、
    極めてシンプルなベージュの色加減を、
    より深めたい気分。
    自然には美しい色彩がたくさんあるのだから、
    私は陰影になりたい。

    時には光、時には影。

    空間に奥行きを添えながら、
    静かに自然のなかに馴染みたいのです。
    今回のベージュはかなり理想的。

    毎回ネイリストさんの匙加減で
    作ってもらうので一期一会の色ですが、

    だからこそ、変わらないようでありながら、
    季節に応じて微か(かすか)に移ろう、
    “ 無垢な憧れ ”を

    指先に纏えるのかもしれない。
    そんなことを考えながらの、
    ネイルサロンの帰り道。

    真っ赤なバラが、
    あたたかな小雨のなかで佇んでいました。

  • 2018.05.18

    My favorite 🎵

    最近のMy favorite

    遅い午後は、
    ナッツとドライフルーツたっぷりのヨーグルト

    雨の日は、
    湿った土や樹木の懐かしさ感じさせる香り

    午後には、
    優しい甘さの温かいメープルティー

    お風呂に入りながら、
    シリカ入りのミネラルウォーター

    朝起きてから、夜ベッドにはいるまで、
    お気に入りに囲まれ、心地好く過ごすこと。

    そして、自分の内なる清々しさが、
    表情やふるまいにあらわれ、
    周囲を笑顔にすること。

    それが今日一日の野望。

    そんな毎日の積み重ねが、
    豊かで印象美な人生だと信じている。

    皆さま、今日も佳き一日にいたしましょう。

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