• ことばによる薫陶(くんとう) ~ 教育勅語


    京都の下鴨神社の河合神社で
    美人になる“かりん水”をいただき、
    手渡された『教育勅語』の口語文訳を
    読んでみた。

    それは美しい日本人の生き方そのもので、
    まさに真理だと感じ、
    読み進めるだけで清らかな気持ちに
    なりました。

    ≪ 抜 粋 ≫

    国民の皆さんは、子は親に孝養をつくし、
    兄弟・姉妹は互いに力を合わせて助け合い、

    夫婦は仲睦まじく解け合い、
    友人は胸襟を開いて信じ合い、

    そして、自分の言動をつつしみ、
    すべての人々に愛の手をさしのべ、

    学問を怠らず、職業に専念し、
    知識を養い、人格をみがき、さらに進んで、

    社会公共のために貢献し、
    また法律や、秩序を守ることは勿論のこと、

    非常事態の発生の場合は真心をささげて、
    国の平和と、安全に奉仕しなければなりません。

    そしてこれらのことは善良な国民としての
    当然の勤めであるばかりでなく、

    また、私たちの祖先の教訓として、
    私たち子孫の守らなければならないところで
    あるとともに、

    この教えは昔も今も変わらぬ正しい道であり、
    また日本ばかりでなく、外国で行っても、
    間違いのない道でありますから、

    私もまた国民の皆さんとともに、
    父祖の教えを胸に抱いて立派な日本人となるように
    心から念願するものであります。

    ~大正9年、
    小学4年生の教科書からの転載。

  • 偉大なる素人たちの日常花

    ふらりと立ち寄った京都の古美術店で、
    洗練された佇まいの男性店主に、

    『この辺でお茶を飲める場所ありませんか』

    と訊ねたら、この本を見せてくれました。

    著名な花人の生け花ではなく、
    京都の名店で空間演出のために、
    その店で生けられた花、選ばれた花卉。

    偉大なる素人たちの日常花。

    “暮らしぶり”のなかに育まれた静かな芸術に、
    心を奪われました。
    この本に載っているカフェを薦められ、
    目を凝らしてその場所を探すも
    どうしても見つけられず断念(涙)

    京都の名店と言われるお店は、
    まるで隠し絵のようだと改めて思った。

    あるはずなのに、見えない。
    その古美術店の店主が、
    この本を監修しているらしい。

    いま、Amazonで予約。

    あの古美術店そのものが、
    幻の隠し絵でなくて良かった。

    まだ発売前らしい。
    到着が楽しみ。

  • 野良ちゃん時代のハルモニア

    野良ちゃん時代のハルモニア


    フェンスの向こうから
    何かを訴えかけています。

    1年近く前に黒猫ハルモニアを
    保護してくださった方が撮影した一枚。

    この写真をみた途端、胸がつまり、
    涙が出そうになりました。

    こんな悲しい顔してたんだね、

    ハルモニア。

    この子はとても愛らしく良い仔なので、
    私が引き取らなくても、
    他の優しいだれかが、
    家族に迎えてくださったと思いますが、

    勇気を持って保護してくださる方が、
    もし、いなかったら、
    この命は繋がっていなかったかもしれない。

    そう思うと保護してくださった方に対し、
    改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。

    こんな悲しい顔の仔猫が一匹でも多く救われ、
    愛されるぬくもりを知り、

    しあわせな猫の一生を送ることができるように。
    そう願うばかりです。

  • オードリーのチョコレートケーキ

    好きなテレビ番組の一つ、
    「グレーテルのかまど」

    オードリー・ヘップバーンの
    チョコレートケーキ編

    彼女が、愛する息子たちに作ったという
    小麦粉を使わないチョコレートケーキ。
    オードリーって、実生活も、
    生真面目で丁寧で、
    愛溢れる人だったんだな。
    と、感じさせるレシピとストーリー

    オードリーのご次男宅の
    インテリアもすてき。

    世の中には、美味しいケーキ屋さんが、
    たくさんあるけれど、
    子供の頃に母親が作ってくれた、
    密度が高く、硬くて重いスポンジケーキの、
    側面には生クリームが塗ってない(笑)
    お店では決して買えない、
    イチゴ(多くは桃の缶詰)のスポンジケーキが、
    時々、無性に懐かしくなります。

  • 小さな旅、ビストロ陶房 久平窯(きゅうへいがま)



    石川県七尾市の能登島にある、

    ビストロ陶房 久平窯(きゅうへいがま)



    土鍋を中心にした創作陶器の工房で、
    その工房で作られた土鍋料理や
    スイーツもいただける人気店。


    5月の休日にも関わらず、
    どんな幸運が重なったのか、この日は貸切状態。
    窓を開け放した店内は、アウトドア気分。
    この深い緑の向こう側には海が見えるという、
    里・山・海の北陸トリオの風景。
    ゆったりした気分で土鍋のラザニアを
    いただきました。(要予約)
    底がパリパリで美味しいラザニア
    サラダのスナップえんどうが新鮮で滋味豊か。
    店内はアトリエになっていて、
    展示されている作品は購入することもできます。
    オーナーは、陶芸作家のご夫婦で、
    土鍋の使い方や、料理の美味しさを
    このお店でプレゼンテーションするために
    営業しているのだとか。
    器も、料理も、設えも、
    すべてが同じ人の作品という世界観。
    〝有り難い〟って、こんなこと。