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ことばによる薫陶(くんとう) ~ 芳村 真理(よしむらまり)
「永遠に美しいということ」
それは結局、あらゆる情報を身につけて、確かめ、最後に自分で削ぎ落としたときに残るものなのかもしれません。若い頃と同じ高さの声で、
滑舌よく話せるかどうかは、見た目の若さと美しさに必ずかかわってきます。暗い後ろ向きの話ではなく、明るい前向きな話を努めてするというのも、大事なことでしょう。#芳村真理
#ことばによる薫陶
#WORDROBEことばの衣装部屋
#印象美コミュニケーション -
ハロゲン照明と 学びの場
『誰と学ぶ』『誰に学ぶ』という、
『人』にフォーカスしても、
『どんな環境で学ぶ』ことに頓着するひとは
意外に少ない。でも、心地好い空間が、
集う人に与える影響はとても大きい。今日、セミナーを開催した会場は、
すべてハロゲン照明。
なんて贅沢で豊かな光だろう。。。ショーウインドウで、
大切な商品を照らす特別な照明が、
受講者の方々の表情を照らす光景は、
白々した蛍光灯のそれとは雲泥の差がある。目に映る光景は、大切な記憶。
皆さんの学びの場の記憶が、
美しいシーンで彩られるということは、
学びもまた、暮らしのなかで
美しく活かされていくと、信じている。 -
過剰サービス合戦、終止符の時代
ベランダで遊ぶ猫を見守ったり、
細々とした家事をする雪の日。今年は記録的な大雪に見舞われた金沢、早朝起きて、雪かきしてから出社し、会社の駐車場の雪かきをしなければ、オフィスに入れないという災害レベルの2018年。にもかかわらず、朝刊も、郵便も、
宅配便も、律儀に届くという現実に驚きます。それにしても、宅配便の時間指定サービスが
有料でないことに、いつも不思議さを感じます。さらに有料でもないのに、
時間通りに届かないと怒る人も謎。昨夜、サービス業従事者同士の会話で、
“過剰サービス合戦・終止符の時代”が
テーマになりました。現場で働くひとが疲弊せず、勤労を愉しみ、
愛情をこめるには限度がある。丁寧な工夫や心遣いは日本人の気質であり、
とても美しく大切なことだけど、便利さへの追求が貪欲になり、
それが過剰である環境からは、
爽やかなコミュニケーションなど生まれない。人間らしい温かな感情を、
生き生きと発動するためには、
内側から自然に “親切心” が涌き出る、
精神的余裕が必要で、それは、大雪時の親切の交換が、
“大雪だから仕方ないよね~💦”という、
人間の無力をお互いが認めあう余裕から
生まれるのと同じこと。不要な無理はせず、させず。
過剰サービス合戦が穏やかに終息すれば、日本のサービスのクオリティは、むしろ、向上すると思います。 -
うるしの三様
黒木 紗世、黒田沙知子、名雪園代
3人の漆芸作家による
“漆の世界観”を拝見してきました。錫粉を撒いた針切技法の繊細、自然の虫食いまでを再現した自然美、見るひとの想像力を掻き立てる図柄、三者三様で、それぞれが新しく美しい。奇しくも今日は、2年前に黒木さんと
初めて対面した記念日でもあり、
お互いの世界の広がりや、ご縁の深まりを
改めて振り返る一日になりました。@ Atelier&Gallery Creava
(アトリエ&ギャラリー クリーヴァ) -
白のままでは生きられない
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二度寝の森でピクニック
大雪の日は抗わず、何もしない選択をする。
いつもどおりに朝起きて、
温かい白湯と、自家製の甘酒をゆっくり飲んで、
身体を温め、空っぽのまま二度寝して、
起きたら、なんと午後3時半だった。昼ご飯か、夜ご飯か、わからない、
発酵食を使った野菜たっぷりのご飯を
おいしく食べて、スパイスの効いた熱いチャイと、
豆乳で作ったパンケーキ。活字ではなく、
きれいな写真集を眺めながら、
9時くらいに就寝しよう。だって、大雪なんだもの。 -
『森羅万象をまとう』
雪に閉ざされた静かな石川県立美術館で、
『森羅万象をまとう』を鑑賞。友禅作家・木村雨山、二塚長生、
二人の人間国宝作品。“ 纏う日本画 ”と言われる加賀友禅の、
“自然の素朴”が芸術的に描かれた美しさに
引き込まれました。なかでも、こんな雪の日だからこそ
心動かされたのは、二塚長生作品『雪』只只静かに、
深々と降り積もる雪の無音の世界が、
現実に降る雪と一体に感じられるのでした。@ Ishikawa Prefectural Museum of Art -
もっとも残念な印象とは?
こころ新たに仕事始めに臨むために、
2019年の新たな出会いのために、
いま一度考えたい、あなたの印象のこと。
年末に年賀状を書くとき、名刺リストを
紐解き、一年を振り返ったかたも多いはず。今年、名刺交換したはずなのに、
その人のこと、何一つ覚えてない。どこで会った?
・・・それは時系列で大体わかる。しかし、どんな話をした?どんな顔?
表情も、服も、しぐさも思い出せない。そう、一番残念な印象は、
記憶に残らない・・・ということです。良い印象を与えることができれば最高。悪い印象は、その後の挽回努力で
プラスのギャップを得る可能性があるし、努力ではどうしようもない
観念的な相性もある。人間同士、こちらが苦手なら、
あちらも苦手と思っている場合が多く、お互い近づかないほうが
賢明なケースも日常にはあるだろう。しかし、記憶に残らないというのは
その圏内ではない。
記憶に残らないというのは、
ご縁あってせっかく出会えたのに、
会っていないのと同じことなのです。もし、ほんのちょっとだけ、
人と違うアピールができていたら、
相手の記憶に一年ぐらいはとどまるはず。アポイントの確認メールを送るときの
コメント、挨拶するときの声、表情、
対面距離、名刺交換の所作、
名刺の素材、デザイン、持ち物、洋服、
靴、手元、首元、口元、
椅子の座り方、話を聴くときの姿勢、
話すときの姿勢、目線・・・・・・・
そして帰り際の後姿まで。。あなたは、あなたの内面の素敵さを
意図をもって表現しているだろうか。そして、その意図とは、“個人的な好み”
を表現することではなく、生き方とあり方を、外見で告白すること。全てに気を配るのは途方もなく大変だけど、
一つだけでもいい、これまでよりも気をつけることで、
確実に去年より、良い印象の自分になれる。去年より良い印象になるということは、
ビジネスチャンスが去年より広がるということ。もし後日、相手の求めている情報を
タイミングよく、メールやハガキで
伝えることができたとしたならば、プラスの印象が記憶に残っているほうが
レスポンスの可能性は圧倒的に高まるだろう。難しいことをしようとするのは大変です。でも今日、そこにいる誰よりも明るい声で、
「 今年もよろしくお願いいたします!」と笑顔で発することは、それほど大変なことではない。印象は、「いつもの自分」を
底上げしなければ上がらないもの。印象は、「小さな丁寧」の積み重ねで
構成されるもの。
出来ることから少しずつ、
人とちょっとだけ違う自分を表現することが
月並みではない、
記憶に残る、印象を創り、
人とのご縁を確実に繋げてゆくのだと
私は信じています。2019年、目指すべきは、去年よりも、
プラスの記憶が残る印象美な告白。