• 【参加レポート】SensuousCity Nonoichi を考える

    『住みよい街』が

    『住んで幸せな街』とは限らない。

    東洋経済の 住みよさランキングでは
    毎年上位にはいる“ 石川県野々市市 ”

    『住みよい街』の指標とは、
    人口当たりの箱モノの数や、面積や、新築棟数。

    つまりは、
    大きく、多く、新しいが価値基準。

    『官能都市~住んで幸せな街』の指標とは、動詞。

    つまりは、
    街の主人公である“ひと”が、
    何をしたか?するか?が価値基準。

    街の構成員である
    わたしたち個人個人の視点が変われば、
    街は変わる。

    LIFEL HOMES総研 所長
    島原万丈さんをお迎えし、

    野々市市主催 カレードで開催された
    『ひと・まち・にぎわいセミナー』

    定員満席100名の参加者にお集まりいただき、

    私はファシリテーターを務めました。

    昨年の金沢開催から2か月半で
    石川県で2回目の招致。

    多くの方に聴いていただきたい想いが
    少しずつ広がっています。

    市のご担当者にご案内いただき、
    野々市市視察ドライブ。
    20年近く住んでいますが知らないことばかり。
    #SensuousCity
    #官能都市
    #野々市市
    #島原万丈
    #住んで幸せな街
    #WORDROBE
    #ひとと風景がアートになるまち

  • 長いお付き合いがあればこそ

    友人の不安な気持ちを、
    一瞬で楽にする言葉をかけられるって
    とても素敵なこと。

    そして、そんな友達と30年以上もの間、
    仲良く付き合ってこれた自分の人生もまた、
    とても素敵だと思える。

    只今、12年に一度の大殺界のわたしは、
    この一年、なにをしてもギクシャク続き。
    (2月の節分でその一年が終わります)

    30年来の、なんの利害もない友人と
    久しぶりに他愛もないおしゃべりをしたくて、
    『会いたいな~』とメールしたら、

    『 あっちゃんは12年に一度の事件後は、
    必ず美しさを増して輝いているから、
    更なる飛躍の年になるのね。
    しっかりとお祝いしてあげたいので、
    ぜひ逢いましょうね! 』

    と、返信がありました。

    過去3回の私の大殺界をリアルタイムで
    よく知ってる友人だからこその説得力。

    『しっかりお祝いしたい』
    という言葉にジーンときてしまいました。

    私もまた、彼女の紆余曲折を
    30年、見守ってきたのだから、

    彼女の気持ちが揺らいだときには、
    彼女にあった適切な言葉で
    励ますことができる存在でありたい。

  • アサヒビール大山崎山荘美術館

    初めて訪れた大山崎山荘美術館。
    澄んだ冬の空気のなかを散策。

    送迎バスの運転手さんと、
    ご近所の方、スタッフの方が、
    次々とにこやかに挨拶を交わし合う姿に、
    仲よきことの麗しさを感じました。

    モネの睡蓮や、ルノアールを間近で鑑賞し、

    期間催事の澤乃井 櫛かんざし美術館所蔵の
    芸術的な簪(かんざし)コレクションで
    眼福したあとは、

    カフェのベランダで熱いコーヒーと、
    鷺(さぎ)を型どったフロランタン。
    関西の実業家・故加賀正太郎氏が
    大正から昭和初期にかけ建設した
    豪奢な山荘も、
    いまは翳りゆく落ち着きをたたえ、

    古(いにしえ)の西洋への憧憬と情熱を、
    静かに語りかけるよう。
    #アサヒビール
    #大山崎山荘美術館
    #澤乃井かんざし美術館
    #西洋への憧れ

  • ゲシュタルトの祈り ~ パールズ をこえて

    人類が誕生したときからの普遍的な悩み、
    それが人間関係のコミュニケーション。

    その渦中にいるときは、
    水中で溺れているように苦しく、
    終わりがないように感じますが、

    過ぎてしまえば大概のことは、
    “ コップの中の嵐 ”のようなもの。

    嵐がおさまり、コップをみれば、
    そこには弱い人間たちが、
    それぞれの正義を抱きしめ生きている

    ■ ゲシュタルトの祈り ■


    Ich lebe mein Leben und du lebst dein Leben.
    私は私のために生きる。

    あなたはあなたのために生きる。


    Ich bin nicht auf dieser Welt, um deinen Erwartungen zu entsprechen –
    私は何もあなたの期待に応えるために、
    この世に生きているわけじゃない。


    und du bist nicht auf dieser Welt, 
    um meinen Erwartungen zu entsprechen.
    そして、あなたも
    私の期待に応えるために、
    この世にいるわけじゃない。


    ICH BIN ich und DU BIST du –
    私は私。
    あなたはあなた。


    und wenn wir uns zufallig treffen und finden, dann ist das schön,
    でも、偶然が私たちを出会わせるなら、
    それは素敵なことだ。

    wenn nicht, dann ist auch das gut so.
    たとえ出会えなくても、
    それもまた同じように素晴らしいことだ。

    ~  
    Frederick Salomon Perls


    ゲシュタルト療法は、
    催眠療法、家族療法と共に、
    NLPのベースとなっている心理療法です。



    『ゲシュタルトの祈り』を咀嚼し、
    人間の自立を味わうと、

    弟子であるタブスの詩が、
    愛の循環という、もう一つの在り方として
    連続性をもって繋がるように感じます。


    ■  パールズを越えて  ■


    私は私のことをする。
    あなたはあなたのことをする。


    もしそれだけならば、
    お互いの絆も、
    私たち自身も失うことになる。


    私がこの世に存在するのは、
    あなたの期待に応えるためではない。


    しかし、私がこの世に存在するのは、 
    あなたが かけがえのない存在であることを
    認めるためであり、


    そして私も
    あなたから かけがえのない存在として
    認めてもらうためである。


    お互いの心がふれあった時にはじめて、
    私たちは 本当の自分になれる。


    私たちの心のふれあいが
    失われてしまえば、
    私たちは 自分を完全に見失ってしまう。



    私とあなたとの出会いは 偶然ではない。


    積極的に求めるから、

    あなたと出会い、心がふれあう。


    心のふれあいは成り行きまかせではない。
    自分から求めていったところにある。


    全ての始まりは私に委ねられていて、
    そして一人では完結しない。


    本当のことは全て、
    私とあなたとのふれあいの中に
    あるものだから。

    ~  Walter Tubbs


  • 豊かな生活とは、固有の文化をつくること

    10年以上前、この本に影響されて、
    日本茶の世界に心酔。。。

    日本茶インストラクターになる勉強をし、
    京都で試験を受けました。(落ちました(/_;)

    とはいえ、今でも私にとって
    日本茶は豊かさの象徴。

    どんなに忙しくても、
    コーヒーや紅茶は生活の中にあるけれど、

    心の豊かさを失っているときには、
    日本茶を淹れる時間が生活から消えてしまう。

    そんな日々の渇きに気づいたときに
    開きたくなる一冊。

    この本のエピローグで描かれているのは、
    1990年代のモロッコ。

    静岡のお茶屋に生まれ育った主人公が
    自分探しで訪れたカサブランカの小さなカフェ。

    そこで出会ったお爺さんが、

    昔、この地にあった日本茶喫茶店で
    飲んだお茶について、
    ノスタルジックに語るシーン。

    『チュンミーは、さっぱりとした味で
    甘い香りがした。
    ミントを入れるといっそう甘くなった。
    砂糖なんか入れてなくても。』

    主人公は、チュンミーという日本茶の名前を
    聞いたこともなかったが、
    モロッコで飲まれていたという、
    その不思議な日本茶の謎が、
    旅の始まりとなりました。

    このドラマチックなシーンがとても好きで
    一気に日本茶のロマンに引き込まれました。

    豊かな生活とは、固有の文化を作ること

    自分が選んだモノ、コトでつくり上げる
    独自の文化

    『お茶を飲む』という日本の文化にも、

    その地域ならでは、
    その家族ならではの固有の文化がある。

    無数のお茶屋さんから、
    好みのお茶を選び、
    自分なりの淹れ方を探究し、
    お気に入りの茶器で愉しんで頂く。

    そんな固有の文化が暮らしの隅々にあり、
    固有の文化を創りあげる知恵と選択肢を
    持っていることが、

    わたしにとっては何よりの豊かさなのだと
    思い出す一冊。

  • 三島由紀夫 レター教室

    手紙には二種類ある。

    その時々の感情によって書く手紙と、

    実用的な手紙

    人がお手本を欲しがるのは後者で、
    世の中にはビシネスレターや、
    儀礼的な例文を紹介した本が星の数ほどあります。

    でもこの一冊は前者。
    といっても、いわゆる手紙のハウツー本ではなく、

    20才から45才までの男女5人の、
    手紙のやり取りが淡々と綴られているだけです。

    でもそこには、
    単純に感情をぶつけただけの手紙もあれば、
    戦略的に相手の自尊心をくすぐる手紙もあり、
    ユーモア、知性、教養、性格、
    さまざまな個の魅力、観念、
    人生の縮図,魑魅魍魎の感情が溢れています。

    文末で三島由紀夫はこう語っています。


    手紙を書くときには、相手はこちらに関心がない、
    という前提でかきはじめなければいけません。
    これが一番大切なところです。
    手紙で相手の心を動かす・・・
    ということにおいて、
    この本の『同性への愛の告白』に
    個人的に感じるところがあり、

    手紙で相手を更に幻滅させるためには、
    この本の『愛を裏切った男への脅迫状』が

    大変に参考になります。

  • 人を見る目が養われる、を考える

    金沢の鈴木大拙館には、

    鈴木大拙氏と大海原の写真パネルがある。

    『大拙先生が、海を見ている』と捉えるか、
    『海が、大拙先生を見ている』と捉えるか。

    いつからだろうか、毎月、毎月、

    5人の技術者の手を借りて行われる儀式。
    ハンドネイル、ペディキュア、

    顔と首筋のシェービングエステ、
    まつげパーマ、整体、ヘアカラー&カット
    滞りなく儀式を終えると、安堵感に包まれる。

    これは女子力云々ということではなく、
    私の職業において安定レベルを保つことが、
    仕事を得るために必要だから
    毎月欠かさず、ずっと続けている。

    20年余りの仕事人生、

    過去、不況下では、
    仕事が劇的に減る時期もあったけれど、

    仕事が減ったからといって、
    一回に頂く報酬額は変わらないし、
    変える気もないのだから、
    かかる経費を減らすわけにはいかない。

    打ち合わせで見られているペンを持つ手、

    背後の人からは意外に目立つ首筋、

    突如、お料理屋さんなどで
    靴を脱ぐシチュエーションになっても
    慌てずにすむ爪先やカカト。


    人は色んな場面で、相手の外観から
    さまざまなメッセージを受け取っています。

    その人の美意識、感性、生活環境、
    経済レベル、
    几帳面さなど性格にいたるまで、

    誰もが見ているし、見られている。

    年を重ねるごとに、
    人を見る目が養われるということは、

    年を重ねるごとに、
    人の細かい部分まで見て、聴いて、
    つぶさに感じながら、
    過去の経験に照らし合わせ、
    冷静に分析、評価する力が
    養われているということ。
    あなたも、わたしも。

    私たちは海を見ているつもりでいますが、
    圧倒的に大きな海から、
    始終見られている存在。
    どんなに景気が変わっても、
    外では変わらぬ自分で居続けた人達だけが、
    結局は海から承認され、
    最後に残ることができる。

    それは、サービスや品質に置き換えれば、
    どんな職業にも同じことが言えるのだろう。

    今月も滞りなく儀式を終えることができた。

    それは儀式を遂行することに
    苦労した時期があったからこそ持てる感謝。

    お客様にも、技術者の皆さんにも、
    健やかに働ける自分自身の身体にも。

    ありがとう、ありがとう。

    明日から大海に臨むための、安心を纏う。

  • “ 風姿花伝 ” と “ 幸福論 ”

    渡辺淳一さんの解釈による、
    世阿弥の “風姿花伝”と、
    小川 仁志さんのラッセルの“幸福論”を
    並行して読んでいたら、

    今の私には、

    同じ意味に捉える項があり、
    歴史からのメッセージのように感じてしまった。

    『鬼ばかりをよくせん者は、
    鬼のおもしろき所をも知るまじき』
    ~ 秘すれば花より

    ~鬼だけをうまくやれる程度の者では、

    その鬼さえ面白くみせることは難しい。
    一芸に秀でるというのは、
    いろいろな役をできたうえで、
    さらに鬼の芸が際立っている役者のことである。
    一芸の背景には
    いろいろなことをこなせる
    ベースがあることを忘れるべきでない。
    『幸福の秘訣は、こういうことだ。
    あなたの興味をできるかぎり幅広くせよ。
    そしてあなたの興味を惹く人や物に対する反応を
    敵意あるものではなく、
    できるだけ友好的なものにせよ』
    ~『幸福論 第10章』


    深めたものが際立つというのは、
    そのまわりの様々なものにたいして、
    広い知識や好奇心をいだき、

    独自の理念を持ってこそ、
    中心たるものも、

    真なる魅力を放つのだろう。

    『バカの壁』を乗り越えられない

    自分のコンプレックスを
    刺激されるメッセージ。

  • 【開催レポート】WORDROBE勉強会 新しき習慣へのdebut 2019

    自分の人生の終わりと初めとを
    結びつけることのできる人は
    最も幸福である ~ ゲーテ

    生まれてから今日までの間に、出会った人達、
    経験したこと、就いた仕事、関わったもの、
    ずっと好きなこと、、、、

    ポジティブなことも、そうでないことも、
    紆余曲折、川の流れのように
    すべてが統合されて、

    ささやかでも
    人の役に立つことに繋がることが、
    あなたの人生の意義を知ること。

    私自身も、統合に向かって
    模索しながら生きているし、

    そんなあなたを応援することが
    私の仕事であり、人生の役割です。

    1月3日、今日はWORDROBEの仕事始め。

    恒例となった新年勉強会で、
    18名の参加者と行動計画を作成しました。

    自分とアポをとり、
    自分と対話する2時間は、
    自分を深め、人生を愛するひとときでした。

    この真剣な後ろ姿を
    いつも『綺麗だなぁ』と、心から思う。
    蛍光灯の、白く現実的な
    セミナールームの明かりではなく、
    自然光とハロゲン照明のきらめく場所で
    夢を持って未来に向き合ってほしい。
    目に映るものが美しければ、
    人生は自ずと美しくなる。
    現実の紆余曲折をつらいものと捉えるか、
    豊かな感情を育むための
    ロマンティックな事象と捉えるかは
    見立て次第。
    2019年も、
    美しき人生を。
    憧れを生きる悦びを。

    #新しき習慣へのデビュー
    #新年勉強会
    #ビジネスコーチング
    #人生をロマンティックに捉える
    #WORDROBE
    #印象美

  • 人にしかできない尊い仕事

    プロの目線で選んでいただいた赤いルージュ。

    マットな赤は口紅の原点だそう。

    技術の面でも、美しく塗るのが難しく、

    表現の面でも、美しくつけこなすのが難しい。

    本来の肌の艶や、
    質感が如実に現れるマットな赤は、
    誤魔化しがきかない。

    グロッシーな口紅は、
    誰でも簡単に美しく艶やかになれる。

    だからこそ、困難を潔く選択する人は、
    誰でもない “その人”になれる。

    口紅を選ぶ本質はそのままに。

    パッケージデザインと色調は、
    最先端の時流を選ぶ。

    そして“EXTREME”という色銘にこめられた
    贈り主からのメッセージに後からから気づき、
    心が動いた。

    『似合う色の指南』という知識に加えて、

    『在り方の指南』という洞察の提案は、
    人間にしかできない尊い仕事だ。

    わたしもそんな仕事がしたいし、
    それができる人たち、
    それに気づく人たちと、
    関わって生きていきたい。

    #CHANEL
    #EXTREME
    #河村慎吾
    #印象美