• 三連休明け ~ 素顔の金沢

    『こんなに美しいまちを
    独り占めしていいのだろうか、、、』

    そんな静かな高揚感ほど贅沢なことはない。
    人が溢れていた主計町の風景も、
    旅人たちが去ったあとには余韻だけが残る。
    鮨処あいじさんの2階から眺める景色
    小春日和の平日。
    のんびりと時間を気にしないで
    お昼ごはんをいただけること。
    食べたいときに、
    食べたいものが食べられること。
    親友と愉しい気分で語り合うエンドレスな会話。
    そんな健やかな時間に、
    途方もなく充たされる。
    今秋においしく頂いた香箱ガニたち。
    香箱ガニの巻き寿司
    香箱ガニのパスタ
    香箱ガニのちらし寿司
    香箱ガニの蟹面(かにめん)
    香箱ガニの炊き込みご飯
    香箱ガニと白子の巻き寿司
    、、、好きすぎますね(苦笑)
    明日から、仕事も頑張ります(^.^)

  • 晩秋の味覚 ~ 金沢人の香箱愛は海より深い

    本当のおいしさは、
    見目麗しさと、必ずしも比例しない。

    そんな風なコメントとともに、

    金沢国際ホテル イルプントの
    ソムリエ・塩士さんがserveしてくれた
    香箱ガニのパスタ。

    蟹味噌も内子も蟹身もたっぷり。

    しみじみ、おいしいお料理。

    そして『昨年のおいしかった記憶』を
    毎年、確実に上書きしてくれる、
    シェフと蟹、ダブルの実力には、
    もはや、ひれ伏すしかない。

    金沢人の香箱愛は、海より深いのです。

    そしてティラミスという
    安定した国民的デザートを、
    ティラミス感を残しつつ
    感動レベルに引き上げる創意工夫には、
    只ただ感激しました。
    玉川図書館の落ち葉の絨毯。
    晩秋の風景もまた、すばらしい。

  • 自然の一部になる意識


    上野の森美術館。

    フェルメール展に行って来ました。

    フェルメールの描く絵は、
    ラピスラズリのdramaticな青を除くと、
    黒・茶、黄などシックな色彩が多いのですが、
    自然光を緻密に描くことで
    そこにあたたかい輝き、明るさが宿ります。
    そして、ひとも自然の一部。

    春になれば淡い桜に、

    夏になれば蒼い海に、
    秋になれば枯紅葉に憧れます。
    自らが自然の一部と
    美しく調和したときに、
    自分にも、周囲にも、
    “居心地のよさ”を届けることができる。
    四季を通じて自然界に存在するのは、
    光と影。
    仕立てのよい黒のドレスは、
    質の高い影になれる。
    ドレスは上質な影、
    ロングカーディガンは落ち葉の一部。
    パンプスは紅葉。

    この前日、外苑前にオープンした富山県高岡市発

    NAGAE+のコンセプトショップにうかがいました。
    デザイナーの鶴本さんとコペルさん。
    モノづくりについて、熱い想いを共有しました。
    『憧れを生きている人』同士は、
    初対面であっても意気投合し、
    美しい未来を描きあい、語りあえるもの。
    そして、わたしが選んだピアスはコチラ。
    ブランドコンセプトは、
    『 美という光で世界を輝かせる 』
    まさに、金色の朝陽のような自然の光を、
    小さく静かにまとうことができます。
    東京で過ごす休日。

    北陸と東京、
    親和性のある晩秋の装い。

    夜の戸張のなかでも、光と影。
    #上質な影で景観をアートにする
    #美という光で世界を輝かせる
    #印象美
    #WORDROBE @ 上野の森美術館

  • Sensuous City 官能都市金沢 ひとと風景がアートになるまち

    LIFEL HOMES総研 所長 島原万丈さんを
    講師に迎え、
    オーダーシャツ専門店 金港堂 宮谷社長、
    かざりごと代表 高橋勇太さんを
    パネリストに迎えて開催した、
    まちづくりのシンポジウム。
    企画運営、主催は WORDROBEが行いました。

    このイベントで皆さんにお渡ししたかったものは、

    たった一つの問いでした。

    その問いとは、
    この街の印象を高める “人の存在” ってなんだろう
    街の印象を高める、、、というと、
    美しい建造物や、町並みを思い出し、
    建築、行政、商業、アートなどに関わる職業の方々に
    その役目を委ねてしまいがちですが、
    『 街の印象 』をつくる一番重要な要素は、
    まちの構成員である私たち個人個人の
    在り方ではないかと、
    WORDROBEは仮説をたてました。
    私は20年余り、
    アナウンス業に従事してきました。
    そのなかで、
    多くの人が集まる宴席の司会をしました。
    人の集まる場には、
    それぞれに特徴的な印象があります。
    例えば、自動車メーカーの、
    それぞれのお客様の集まりは、
    その車のイメージを雄弁に語る雰囲気が
    確実に存在します。
    つまり、車種のイメージや印象をつくるのは、
    車そのものではなく、それを選ぶ人、乗る人の
    価値観や、ライフスタイル、佇まいといった、
    生き方、あり方であり、
    メーカーにとっての最終的な成果物は、
    モノではなく、ヒトであり、
    ヒトが紡ぎ出す car life なのです。
    それを街づくりに変換してみると、
    『建造物』 や 『町並み』も、大事だけど
    そこに生きる人々の暮らし、
    文化の香り、佇まいこそが、
    最もインパクトのある成果物。
    では、そのまちに生きる私たち個人や企業には、
    なにができるのか?
    この街の魅力を
    “官能”という新しい指標からみつめ、
    無理することなく自然に、
    自分らしく引き受けられる役割を
    考える機会を作ろうと企画しました。
    ジェイン・ジェイコブズが50年前に説いたことが
    現代に符合するように、

    50年後、金沢に暮らす人々が、

    息をするほど自然に、
    Sensuousな在り方を生きていることを
    こころから願います。

  • アポイントのない日の朝の時間

    手巻き時計は一日働いたら休む。

    バッテリーがある限り
    働き続ける時計と比べると
    手間がかかるし不便だけど、
    そんなのんびりした感じが
    生きてるみたいでなんだか可愛い。


    オードリーの小さな洋書と、
    お土産に頂いたゴッホの小さなパズル。

    赤く紅葉した自宅のヤマボウシ。
    今日は雪待ち草の絵に合わせて、
    額縁を作りにいこう。

    熱いミルクティのみながら、
    アポイントのない日の
    ゆったりしたスケジュールを愉しむ晩秋の朝。

  • 創り手の意図をよむ

    金澤文香(かなざわふみこう)を、
    こんなふうにディスプレイして頂いたのは
    初めてでした。

    ステイショナリーの棚に、
    水引一つとガラスボトル、スポイド、
    ドレスカバーと書かれた謎の包み。

    一見、なんだかわからない。

    その、気になる引っ掛かりを
    見るひとに引き起こすことこそが
    ディスプレイの力。
    8つの配色の中から、
    赤&ピンクベージュの水引を
    選ばれたことにも感服至極。
    これは金澤文香を作り上げる際に、
    最後の最後まで悩んで決めた配色でした。

    全体を黄金率の配色でまとめるのは、
    間違いなく美しいけれど、
    洗練され過ぎて物足りない。

    『 金澤らしい躍動感 』
    そのために、
    ほんの少しの “あか抜けなさ” を探求した、
    最後の一つ。大切な配色。

    これを選んでくださったことに感激しました。

    創り手の意図をよむ。

    それは同じ創り手でなければ気づかない
    細やかな機敏。

    #金澤文香
    #かなざわふみこう
    #想いまで香る手紙の所作
    #北青山
    #WORDROBE
    #印象美
    #石川ブランド認定

  • 霜月 印象美な大人の表現力教室

    霜月に選ばれた本たち。
    私は今月の『 & premierm 』の特集から、
    『エレガンス』についての持論を語りました。

    私の考える『エレガントな人』は、
    『簡潔な、自分のことばを持っている人』
    『存在で、空間の質を心地好く高められる人』
    『言葉を使わない会話のできる人』
    いつものとおり、
    1ヶ月の私的な出来事から考えたことを
    参加者一人一人が話し、次々と繋いでいく。
    そこには正解も不正解もなく、
    自分とは違う思考や、経験や、
    とらえる側面や、ことばの選び方、
    表現のしかたを学びあう豊かさがある。
    今月のスイーツは、
    シャインマスカットのファーブルトン。
    ブルターニュ地方の伝統的な焼き菓子だそう。
    カヌレのような食感でおいしいのです✨
    おもてなしの装花は、スプレーマム。
    来月はいよいよ、第一期の修了。
    そして、早めのChristmas party です。

  • インプットとアウトプットのバランス

    学びのインプットは、自分の未熟さや、
    出来てないものにフォーカスするから、
    時には落ち込む。

    質の高い学びであるほど身につかず、
    焦り、惨めになり、自身の在り方にまで
    否定的になることがある。

    一方、学びのアウトプットは、
    自分の持っているものや、
    できていることにフォーカスするから、
    自己重要感がみたされる。

    ささやかでも自分にできることで
    誰かに喜んでいただけたときには、
    生きてきた人生そのものが誇らしく思える。

    インプットとアウトプットのバランスは
    大切だとつくづく思う。

    そして、どちらにも共通するのは、
    簡単に手にはいるものは価値が薄く、

    習熟に時間がかかるもの、
    その人の経験と整合性があるものほど、
    価値が高まる。

    アウトプットで、感謝と喜びに包まれたら、
    インプットで、挑戦する心に火をつけよう。

    赤々とした紅葉の、
    静けさのなかに秘めたパワーを受けとる11月。

  • 心地好い紅葉日和 2018

    金沢21世紀美術館で来週末の
    シンポジウムの打ち合わせをして、
    パティスリーオフクでは、
    黒いちじくのショートケーキ。
    今年の最終販売日にギリギリ間に合いました。
    しかもこれはラスト一個。

    ふらり立ち寄った尾山神社で
    『女みくじ』をひいてみる。


    藩主様から贈られた言葉は『華』

    冬に向かう季節だからこそ、
    穏やかな華やかさで
    周囲を静かに照らす存在でありたいものです。
    今日お会いした人から、
    『遠くからでも一目で小西さんだとわかりましたよ』
    と言われて、
    いつも安定した佇まいと印象でいたい私には、
    とても嬉しい言葉でした。

  • 真逆の分岐点

    セザンヌやミレーといった
    多くの画家が描いているモチーフだからか、

    武骨なフォルムの洋梨は、
    正統派な球を描く和梨よりも
    佇まいが絵になり洒落てみえる不思議。

    真珠で言えば、いびつなバロックパールが、
    お行儀のいい真円の花珠よりも
    洗練していて貴重に感じることにも似ている。

    その程度の差が
    “気持ちよい いびつ加減”であることも大事で、

    その加減や程度は、

    ちょっと変わったひとは面白いけど、
    変わりすぎは厄介だとか、

    女性を評する“小悪魔”と“悪魔”という、
    確実に存在するけど説明のつかない、
    なのに真逆を決定づける分岐点みたいだ

    写真の洋梨は
    国産の新品種 “カリフォルニア“”

    山形生まれなのにカリフォルニア。
    横文字ネームのセンスもまた、
    真逆の分岐点がある(^.^)