• ガーンジー島の読書会の秘密

    観たい映画を追っかけて、
    京都の出町座。

    映画もよかったし、
    映画館もよかった。

    第二次世界大戦中、イギリスで唯一、
    ナチスドイツに占領されていたガーンジー島。

    そこで密やかに行われていた
    “読書会”の存在を知り、
    島を訪れる、売れっ子作家のジュリエット。

    ミステリーでありながらも、
    ファンタジーの要素もあわせもち、
    一方で戦争の悲惨さや、
    人間の根源的な幸せを語る物語。 .
    .
    「出町座」は映画館のエントランスが
    小さな書店になっていて、

    映画を見終わったあと、
    じんわりした気持ちを
    象徴するような一冊を選びました。

    帰りの電車で読むのも旅の愉しみ。


    #ガーンジー島の読書会の秘密
    #出町座

  • 東山魁夷のスケッチ

    欧州のふるき町を描いた東山魁夷の展覧会。


    午前中に観た映画は、
    第二次世界大戦直後の哀しい歴史をもつ
    イギリスの島が舞台でしたが、

    午後に作品を観覧した東山魁夷もまた、
    第二次世界大戦後に活躍した日本画家であり、
    戦争で家族をなくした経験を持っていました。

    映画の主人公ジュリエットは、
    ガーンジー島で制作意欲を
    掻き立てられる経験をしますが、

    東山魁夷もまた、1969年の
    ザルツブルクを最終拠点とした旅のなかで、
    驚くほど多くの作品を残しました。

    この二人に共通していたことは、
    潜在意識下で題材を探し求め、
    辿り着いた場所で無我夢中になり、
    溢れるほどの意欲を
    作品に反映させたということ。

    インスピレーションを求め、
    日々なにかを探し続けているのは、
    想いの強さや才能の差はあれど、
    時代をこえて、誰しも同じなんだと、
    自分勝手にシンパシーを感じ、
    素朴に共感した一日。

    #大山崎山荘美術館
    #東山魁夷
    #京都
    #好きに集中する休日

  • 豊かな日本の食文化と環境

    立派な豚ロースの塊肉を頂いたので、
    久しぶりに煮豚を作りました。

    ステーキなら200gでも満足感があるのに、
    煮豚やビーフシチューなどの煮込み肉は、
    なぜ、1キロ使っても、
    あっという間になくなるのだろう、、、
    謎過ぎる、、、 .

    食べ過ぎないよう、普段自粛してるけど、
    本来は大好きなもの。

    きれいなお肉なので、
    生姜やニンニクなどの香味は使わず、


    水ではなくお茶をつかい、
    日本酒、醤油、味醂、
    昨日作った梅酒の実で作ったジャムだけで、
    さっぱり味のトロトロ煮豚に。

    冬に仕込んだ手前味噌も、
    今日から蔵出して、
    アスパラ菜のお味噌汁を作りました。

    新米とともに頂くと、
    エンドレスに食が進んでしまう。。。 .
    .
    この豊かな日本の食文化と環境に
    しみじみ感謝しながら、

    この幸せを次世代にも
    手渡し続けたいと感じることが、
    持続可能な地球にむかう、
    素朴な第一歩なのだろう。

    後世生まれ変わって、
    後悔しないためにも。

  • あるものを活かす、ゆたかな時間

    雨の日は梅酒の実でコンフィチュールづくり。

    梅酒づくりで使った梅は、
    捨てずに種をだして、実を刻んで、
    オーガニックのてんさい糖とグツグツ。。 .

    韓国では、梅の種も洗って干して、
    枕の中材として使う文化があるそうで、
    頭痛や発熱に効果があると、
    韓国料理の黄先生から教えていただきました。

    和漢ティザンヌ(ハーブティー)の
    「花澄かすみ」に配合されているハーブは、
    梅の味と親和性が良さそうなので、
    思いつきの挑戦で、
    2パック投入して一緒に煮込んでみる。

    シナモンや生姜、アニスシードの香り、
    ルイボスの赤が色合いにも反映して、
    美味しいコンフィチュールが完成。

    それは日常にある、自分だけの小さな勝利。

    紅茶の甘味づけや、ヨーグルト、
    お料理にも使おうと、
    煮沸したジャムの小瓶に大切に移しました。

    花壇で勢力を誇っているローズマリーは、
    切って、洗って、
    ティンクチャー(ハーブチンキ)用として、
    ドライハーブに。

    部屋中が香りに充たされ、浄化される気分。

    欲しいものを新調したり、
    プロが作る完璧なものも素晴らしいけれど、

    古くなったものを手入れしたり、
    あるものを活かせたときは、
    また別の、得もいわれぬ喜びが溢れます。

    そして、その感情に名前をつけたいと
    うーん、、と最近考えています。

    #あるものを活かす
    #梅酒づくり
    #コンフィチュール
    #気分だけ家庭的
    #和漢ティザンヌ
    #SDGs

  • ランチよりもブランチの習慣

    平日の朝一番にブランチしながら
    友人と近況アップデート。

    朝陽がきもちよく、
    朝のコーヒーがおいしく、
    特別なおめざにも心躍ります。

    台風のあと、
    生きることを見つめ直したくて、
    「7つの習慣」を読み直しました。

    4年前に読んだときは
    完全に「緊急中毒」の状態で、
    いつも終わりなき多忙に追われていましたが、

    今はポジティブな結果を未来にもたらすことや、
    幸せを日常的に実感するためのアクティビティを
    些少ながら優先させる習慣が実現している。

    ◯水泳やトレーニング
    ◯滋養にみちた食事
    ◯よく寝て、よく食べる
    ◯美しさに触れ日々感動する
    ◯好奇心を充たす学び
    ◯気持ちが落ち着く装い
    ◯女性らしさのお手入れ
    ◯愛する人たちとの対話
    ◯情報の精査

    それらを仕事に活かし、

    社会に貢献できるよう、
    きらめく着想に耳を澄まし、
    情熱を愛する習慣を探求したい。

    #remref
    #浅野川
    #金沢市
    #スティーブンRコビー
    #7つの習慣
    #最優先事項
    #生きること
    #愛すること
    #学ぶこと
    #貢献すること

  • 900年前に生きた修道女からの教え


    「美徳を重んじ 真の美しさを磨く」


    ヒルデガルト・フォン・ビンゲンは、
    健康的な生き方を提唱した
    中世で最も重要な女性の一人です。

    心と体は一体であるという考え方に基づき、
    ハーブやスパイスを食生活へ積極的に取り込み、
    その治療特性を探求し、

    修道女たちにメディカルハーブの知識を伝えて、
    数多くの書物に残しました。

    今日は、900年の時を経て、
    島田薬局 島田和美さんと、
    石田屋ガマダンのコラボレーションで、
    ヒルデガルトの遺した秘伝のレシピをもとに、
    アフタヌーンランチを味わい、
    ホリスティックな考え方を学びました。

    台風の影響で、雨足と風の強い午後でしたが、
    自然界の一員として、自然に身をおき、
    自然のエネルギーを食から感じる経験は、

    穏やかな昼下がりよりも尚、
    しみじみと深い教訓を与えてくれました。

    「 美徳と内なる魂の声に従って、
    各々が伝えてゆきたいことを、
    自分の言葉で伝えていきましょう 」

    という、島田和美さんからのメッセージに
    感情が心地よく揺さぶられました。

    #自然学
    #ヒルデガルド
    #ドイツ
    #修道院
    #美徳と内なる魂の声
    #思慮のパンケーキ
    #スペルト小麦
    #感謝の和漢ティザンヌ
    #発売一周年おめでとうございます @ ガマダン

  • 追憶のとき withパンケーキ

    青山でナレーションの仕事のあと、
    ふらりと乃木坂のウエストへ。

    30分待ってテラス席につき、
    完璧な焼き色のパンケーキに、
    チョコバターとメープルシロップをたっぷり。

    典型的な「あかんやつ」だけど(笑)、
    天文学的熱量で「あいしてやまないやつ」

    2019年の下半期は、
    混沌としていたことが整理され、
    みるみるシンプルになっています。

    青山のまちを歩く、こころの景色も
    半年前に比べ、ずいぶん軽やかに変わりました。

    美しく身体に添う白シャツのごとく、
    身軽になって迎える2020年は、
    どんな年になるのだろう。

    と、ぼんやり考えていたら、
    斜め前の席に、恭しく(うやうやしく)
    スフレがワゴンで運ばれてきました。

    注文客の目の前で、
    シルバーのココット型から取り出す小さな儀式が
    なんとも贅沢な一手間に見えて羨ましい。

    次回はぜったいスフレを食べよう。

    #以前待ち合わせで
    #テラス席でお茶できるように
    #約束の時間より早くにやってきて
    #待っていてくれた女性がいた
    #一緒に過ごす時間を大切にする行動
    #いつも機嫌よく在ろうとする価値観
    #美しさってそんな心の表れ
    #反省反省
    #coccinelle.
    #白いドレスシャツ製作中
    #ジャケット要らず
    #完成されたデザインの印象美 @ ウエスト青山ガーデン

  • ラウル・デュフィ展 

    昨日のコートールド美術館展に続いて、
    印象派のセザンヌやマティスにも
    影響を受けたラウル・デュフィの作品展へ。

    9人兄弟の長男として、
    決して裕福ではない環境下で
    10代から労働を常としていたデュフィ。

    若くして苦労のなかに生きていたからこそ、
    音楽や色彩美への憧れや羨望が
    高い純度で育まれたのかもしれない。

    花や昆虫をモチーフとした、
    大胆なテキスタイルデザインや、

    鮮やかな色彩が溢れる『ニースの窓辺』

    デュフィは作品に、
    社会的暗雲や病気の憂鬱を
    持ち込まないことを信条としていたと知り、

    以前、少し気が滅入ることが起きたとき、
    デュフィの明るい光に充ちた画風に出会い、
    こころ惹かれ救われたことを思いだしました。

    #ラウル・デュフィ展
    #絵画とテキスタイルデザイン
    #パナソニック汐留美術館 @ パナソニック汐留美術館

  • コートールド美術館展

    予定していたスケジュールがあったのに、
    どうしても気乗りせず、、、
    その足で速やかに美術館にきてしまった。

    セザンヌの「The Card Players」

    男性二人がカード遊びに興じる作品の
    説明ナレーションがとても素敵で、
    素通りすることなどできず、
    音声ガイドで二度聴きしてしまった。


    『 時の法のなすがままに任せ、
      しきたりを曲げることなく
      年を重ねた人々の姿が、
      何にもまして好きなのです。』


    「時の法」「しきたり」
    翻訳もロマンティックだなぁ。
    奇しくも、今日は新しい鞄との初めての外出。
    鞄の銘は「VIENNA」英語でウィーンの意。
    ウィーンのコートールド美術館が
    リニューアルする2年後には、
    この鞄と一緒にいくために、
    この鞄が、意思をもって、
    私をここに連れてきたのかもしれない。
    ふと運命の引き合わせのようなものを
    感じました。
    #コートールド美術館展
    #魅惑の印象派
    #東京都美術館
    #音声ガイドは三浦春馬さん

  • sensuous city night & day

    昨年、金沢21世紀美術館にて
    「sensuous city 官能都市・金沢」の講演を
    ご依頼した島原さん

    そして、金沢から東京に出張している女友達が
    広尾のcoccinelle.アトリエを訪問してくれたので、

    デザイナーの木場氏を交えて、
    ご近所ディナーの夕べ。

    「もし総理大臣になって、
    法案が一つ何でも通るとしたら?」
    という、わたしの無茶ぶりな問いにも、

    それぞれの立場から熱く語りあい、
    旺盛に食事を愉しむsensuousな夜でした。

    金沢に東京の洗練を、
    東京に金沢の情緒を、

    人と文化の交流を、
    小さくとも確かなきらめきをもって
    生み出していきたいものです。

    #官能都市
    #sensuouscity
    #TOKYO
    #KANAZAWA
    #広尾アトリエ
    #WORDROBE
    #印象美
    #人と風景がアートになるまち