偉大なる素人たちの日常花

ふらりと立ち寄った京都の古美術店で、
洗練された佇まいの男性店主に、

『この辺でお茶を飲める場所ありませんか』

と訊ねたら、この本を見せてくれました。

著名な花人の生け花ではなく、
京都の名店で空間演出のために、
その店で生けられた花、選ばれた花卉。

偉大なる素人たちの日常花。

“暮らしぶり”のなかに育まれた静かな芸術に、
心を奪われました。
この本に載っているカフェを薦められ、
目を凝らしてその場所を探すも
どうしても見つけられず断念(涙)

京都の名店と言われるお店は、
まるで隠し絵のようだと改めて思った。

あるはずなのに、見えない。
その古美術店の店主が、
この本を監修しているらしい。

いま、Amazonで予約。

あの古美術店そのものが、
幻の隠し絵でなくて良かった。

まだ発売前らしい。
到着が楽しみ。