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X’masリースを手作りする日
アトリエ・コジーMiyoko Nozaki先生のサロンにて。薩摩杉(ヒムロ杉)をベースに、
モミ、ブルーアイス、ヒバ、
リュウカレンドロン、
シルバープルトニア、ユーカリポプルス、
コケボク、テクトラム、スパニッシュモス、
コニカルドライナッツなど、天然の木とエアプランツだけで作る、
贅沢なX’masリース。まるで森林浴しているような製作タイムは、
師走のバタバタを忘れるひととき。アトリエ・コジーの花材のクオリティの高さと、
みよ先生の自由を尊重しながらも、
ポイントを押さえたご指導のおかげで、
すてきなX’masリースが出来上がりました(*^^*)12月、自然の香りに包まれて幸せに過ごせそう。
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晩秋の日曜日
朝一番に、生薬のお茶で気力を補い、
お花の水を替え、
ハルモニアに愛の挨拶。
グレージュの薄曇りの秋空と、鳥のさえずり。
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身体に合わせてお茶をブレンドする暮らし
漢方薬を専門に扱う薬剤師・島田 和美先生の
漢方茶ブレンドセミナーに参加しました。医薬品クオリティの生薬を、
今の自分の体調に合わせて、
自分で調合するという学び体験。私は『気の滞り』が強く、エネルギー不足とわかり、
気を補い、巡らせ、温まる生薬を選択。陳皮、桂皮、ナツメ、クコの実、クロモジ、
生姜、菊花をブレンド。Gamadanオリジナルのスイーツと共に頂くと、
みるみる身体がポカポカに。しかも、とても美味しい。手間隙かけて自分を労り、大切に愛する時間は、
すべてのプロセスが癒しそのもの。和美先生の温かく心地好い声と、
ゆったりとした器の大きい人柄に、
しみじみ和みました。最後はMY blend teaに茶銘をつけるワークに
みんな試行錯誤(^-^;わたしは今日の72候『キンセンカサク』を
仏語にして、『 Calendula 』花言葉は『静かに想う』すべてが整う感覚のなか、
『中庸のバランス~偏ることなかれ』が、
初めて真から腑におちた気がしました。 -
手紙の神様から与えられた使命
■ 手紙の神様から与えられた使命 ■人は一生のなかで、
忘れられない手紙を何通受けとり、何通送ることができるのだろう。長い、長い手紙を、受講者さまからいただきました。教職に30年以上就かれている女性だからこそ、
的確に根拠を示し、丁寧に紡がれた、
私へのフィードバックの一つ一つ。あなたの言葉から気づいたこと。
あなたの能力から得たこと。
あなたの行動から受けた影響。
あなたの価値観から感じたこと。『 あなたに会えてよかった。』
と、締めくくられた一通は、
ラブレター以上の愛ある手紙。これは手紙の神様からのご褒美なのか、
教えなのか。あなたはこれからの人生、
ひとに勇気を与える手紙を、
もっともっと書きなさい。と、大事な使命を
あたえられた気がしました。 -
金沢に生まれたことに感謝したくなる日
香林坊に行く用事があり、尾山神社にふらり参拝。
街の中心地にこんなにも奥深く緑が広がり、
光が降り注ぐ、静かで明るい境内がある。秋風に吹かれながら一人参拝し、
木陰のベンチに腰かけておみくじを開いた。『 冒険力 』今日の気分にぴったりの、
背中を押されるようなメッセージを
藩主様からいただいた気持ちになり、
温かい勇気が全身に広がるよう。階段脇の隠れたベストポジションには、
賑やかな修学旅行生のグループと、薄茶の猫が一匹。じんわりと、生きていることに感謝したくなる。何か大きなものに守られているような、
温かく安心するような感情は、
えもいわれぬ心地よさ。平和な暮らしのなかで『冒険力』を求める。
それ以上の幸せがあるだろうか。 -
金沢の習慣 ~ 氷室の日
石川県の7月1日は、毎年恒例『氷室万頭』
加賀藩では『氷室』と呼ばれる、
氷や雪の貯蔵庫に、医王山や倉谷の清らかな雪を貯蔵し、江戸の将軍に献上するのが恒例となっていました。8人の運脚が昼夜を通して走り続け、
4日間かけて、加賀藩江戸屋敷まで
運んだと言われています。運ばれた氷は『白山氷』と名付けて
徳川家に献上されました。今も金沢市では、
氷室の氷を臣下に授ける宮中儀式が行われた7月1日には、毎年『氷室万頭』を頂き、
夏の無病息災を祈ります。町中の和菓子やさんに『氷室』の字が踊り、
色とりどりの素朴なお万頭を、自宅、勤務先、立ち寄り先などで、1日何個も頂く日。県内の和菓子やさんが不眠不休で作る、
賞味期限1日限りの大量のおまんじゅうを、
石川県内で消化するって、すごいこと。毎年、氷室万頭を作り続ける和菓子屋さんと、
毎年、万頭をいくつも頂き、贈り合うことに、価値を見いだす住民が共存してこそ、文化風習は続いていく。
当たり前のように、
藩政時代の風習が息づく金沢は、
日常に小さな贅沢があふれる街です。今年は小松の松葉屋さんの氷室万頭。
こんなに素朴でシンプルなお万頭に、オリジナリティを薫らせようとする和菓子やさんたちの工夫にも、毎年、感動します。神泉の大吟醸を使った酒万頭は、香りから特別。 -
ロケハンはコミュニケーションの始まり
車にナビゲーションシステムが、
ついてなかった時代は、初めて司会をする会場、
初めて打合せをする場所への道のりで、
当日、迷い、慌てないように、片道三時間かかる場所であっても、
事前ロケハンしていたことを思い出します。ただロケハンをするだけでは、
時間もガソリンも勿体ないので、小さな観光の楽しみをくっつけて、
きれいな景色を見たり、
おいしいものをいただいたり、
お土産を買ったりと、
小さな余裕をもうけていました。そしてそのヒトテマの経験が、
当日の話題に深みをもたらしたり、心の落ち着きが、
丁寧さに繋がったりしたように思います。最近、ナビにお任せで怠っていたロケハンを、
今日、久しぶりにしてみると、行き帰りの車中で相手を想い、
どんな話をしようかとシュミレーションする時間が、
まるで瞑想のようにも感じられました。会った瞬間ではなく、
会うまでの時間から、
コミュニケーションは始まっているもの。 -
変わらぬ日常という宝物
今日は結婚して16年目の記念日。
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景観に、際立ち馴染む桜橋
桜咲く一週間、美しさ際立つ『桜橋』
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香りという、history vacation
事務所で残業中、
気分転換に、嗅覚で自分をもてなしてみる。新しく創香してもらった、
特別に高貴なブレンドオイル二種。この香りを言葉で表現しようとしたら、
『綺麗さび』というフレーズが
頭から離れなくなり、本棚にある、茶道 遠州流の本をひらく。
『綺麗さび』とは、【 万人が理解し得る艶(つや)と華やかさを備えている 】そんな概念や、詞(ことば)の表現に
夢見心地になりながら、以前、『父は家元』という、遠州流 家元のドキュメンタリー映画を観たとき、社会を広く見知っているであろう年代の、落ち着いた男性の(お弟子さん)が、『わたしはもう…遠州流に心酔しているんです』と、感情を抑えながらもにじみ出るような表情で仰っていたことを思い出す。心酔する、、、って、なんてロマンティックなことばだろうか。瑞々しい感動が響き、酔いしれる様。そんな世界のほんの一端に触れるだけで、さもありなんという気分になる。次は『平安時代の薫香くんこう』をひらく。空薫物 (空間にくゆらす薫り) の
『程のよさ』というに美的な世界観に
夢見心地になる。源氏物語の時代から、日本人の、しかも、特権階級の人々が、ことばの代わりに用いた、香りという、感性のメッセージ。知性がなければ、届けることも、受けとることもできない特別なもの。それを現代では、こんなに身近に感じることができる奇跡。そして、気づいたら一時間経過。。。そろそろ、history vacation から
現実に戻りましょうか。