ロケハンはコミュニケーションの始まり

車にナビゲーションシステムが、
ついてなかった時代は、

初めて司会をする会場、
初めて打合せをする場所への道のりで、
当日、迷い、慌てないように、

片道三時間かかる場所であっても、
事前ロケハンしていたことを思い出します。

ただロケハンをするだけでは、
時間もガソリンも勿体ないので、

小さな観光の楽しみをくっつけて、
きれいな景色を見たり、
おいしいものをいただいたり、
お土産を買ったりと、
小さな余裕をもうけていました。

そしてそのヒトテマの経験が、
当日の話題に深みをもたらしたり、

心の落ち着きが、
丁寧さに繋がったりしたように思います。

最近、ナビにお任せで怠っていたロケハンを、
今日、久しぶりにしてみると、

行き帰りの車中で相手を想い、
どんな話をしようかとシュミレーションする時間が、
まるで瞑想のようにも感じられました。

会った瞬間ではなく、
会うまでの時間から、
コミュニケーションは始まっているもの。