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アートと親族という関係性
金沢21世紀美術館が開館する際に、
メキシコ在住の石彫刻家である従兄の作品の
所蔵が決まり、親戚中が喜び湧きたち、
誇らしい気持ちで皆が展示を観覧しに行きました。「さて? この石はなんなんだ?」と、
現代アートの見方がわからない門外漢たちは
首をかしげながらも、自慢げだったものです。まるで我らがDNAそのものに
社会から承認を得たかのように。あれから15年。
今では世界で活躍し、銀座でも個展を
ひらくようになった従兄の作品が、21美15周年の企画展で展示されていると聞き、
今日、再び会いに行きました。ダイナミックに活躍できる空間との出会いを、
待っているようにも見えました。創り手が、広い世界を求めて
金沢からメキシコに旅立ったように、メキシコからやってきた作品たちもまた、
自由な世界に憧れる魂をもち、
籠の外に希望を抱いているのかもしれない。そして、この15年の間に旅立った
親戚の叔父伯母の顔を思いだしながら、
心で対話する一日でした。美術館に展示されている作品にはすべて
作者がいて、その向こう側にはかならず
家族や親族の誇らしさがあると思うと、
この美術館という場の体温が、
ふんわりと高くなった気がしました。#金沢21世紀美術館
#hiroyukiokumura
#現代アート
#メキシコ
#ハラパ
#アトリエ @ 金沢21世紀美術館 -
第8回金沢・現代会議 時代に生きる 時代を生きる
「 鈴木大拙の「大拙」とは、
大馬鹿者という意味である。」鈴木大拙先生のご存命中、
15年間、秘書を勤められた岡村美穂子氏の、
そんな語りから始まった「第8回現代会議」当日は政治学者の姜尚中氏の講演会、
鈴木大拙館館長との鼎談と続きました。岡村さん、姜さんのお話は「無心」という
キーワードでリンクしており、
一聴講者として、下記備忘録。逆に「拙くない」というのは、
主観と客観の分別値が発達すること。賢くなり、物事を作為的に謀るようになると
自分が見えにくくなり、迷いが始まる。質の高い安心が得られなくなると、
人は不自由になり、生きづらくなる。また「美しい、美しくない」という
価値観を超えられなくなる。だから「拙い」ことが大切なのだと。
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「拙い」とは「無心」であり、
それは絶対的な受動性である。そして、ここで重要なのは、
大拙の「大」とは「大小」という、
相対での「大」ではない。1つしかない尊いものであり、
「大小」の囚われを打ち破る、
絶対的なものであるということ。「大拙」とは、
固有の価値を見くびらず、
分別の世界を超えた「無心」という在り方。私たちは、知識や教養を身に付け、
分別のある大人になろうと努力したり、
賢くなりたいと願いますが、「陰極まれば陽となる」
その向こう側では「大馬鹿者」を願う。
過去と未来。
馬鹿と利口。
善と悪。すべては分離したものではなく、
シームレスに続くひとつの世界なのだと
感じました。そういえば、スティーブ・ジョブズの
スタンフォード大学卒業式の
伝説のスピーチでのラストメッセージは、 .
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「 Stay Hungry. Stay Foolish. 」鈴木大拙と禅の思想に心酔していた
スティーブ・ジョブズもまた、
固有の「大拙」であることを願った
一人だったのでしょう。#StayHungryStayFoolish
#鈴木大拙
#禅
#ZEN
#現代会議 @ 金沢市文化ホール -
店主は王様、客は旅人
「私はどんな立場か」によって、ふるまいは変わる。店主は王様で、客は旅人。という設定はどうだろう。店主は、この世にはない自分だけの王国を作りたくて、理想をかかげて店を構える。従って、その国の法律を制定するのは王の役割。旅人は行きたい国に自由に訪問できるし、いろんな国で、様々なおもてなしを受ける。ただし、その国のしきたりを大切にする友好的な旅人であることが前提。「 郷に入れば郷に従え 」という旅人の心構えが、その国での経験を豊かなものにする。客は神様ではない。神様は、万物の創造者だけど、客は、その国の建設や維持に全く関わっていない。「常連」と言う名の親善大使に王様から任命されることはあっても、自分で名乗るときには、「常連(非公認)」という謙虚さも大事。旅人は、様々な国を訪問する自由を持ち、各々の国の文化を体験することができる。王様は、友好的な旅人をあたたかく迎え、国民(家族と従業員)の生活を守りながら、独自の文化を育み、理想の王国を目指す。きのう、加賀市にある「イヴェールボスケ」という洋菓子を販売するカフェに訪問しました。その王国のコンセプトは、「静けさを愉しむこと」よって「私語禁止」旅人は自分が発する音に責任を持ち、静かにすることは決して我慢ではなく、むしろ静けさの価値を求めてやってくる。「カフェとはおしゃべりを愉しむ場所」という設定で訪れた女性の旅人たちや、そのコンセプトがまだ理解できないであろう小さな子供を連れたファミリーの旅人たちが、入国拒否されて、不穏な表情で立ち去る場面を、何度かみたことがある。時には「こんな国には二度と来ない!」と、不平不満を訴えながら。きのう、久しぶりに訪れたイヴェールボスケでは、旅人全員が王国のしきたりを理解し、それを求めてそこにいることが一目でわかった。静かなたたずまいで、本を読んだり、思索をする旅人たちの姿が、王国の景観にとけこみ、美しい一枚の絵のようだった。自国のしきたりを旅人に理解してもらうまで、王様は非難されたり、それに悩んだりしながら、それでも諦めずに理想の王国をめざし、自国の美意識を貫いてきたのだろう。静かな国を作りたいのではなく、静けさを愛する成熟した文化の豊かさを伝えたい一心で。(たぶん)今までで一番、穏やかで、幸せそうな王様の表情がそれを物語っていました。#加賀市#イヴェールボスケ#静カフェ#理想の王国#視点を変える#理想主義者が王国をつくる -
エアリーフローラという希望
石川県産の7色のフリージア。
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情報の断捨離は美しき自己防衛
「 純粋欲求に耳を澄ます 」
というマイテーマを大切にするために、日常生活で意識しているのは、「 情報の断捨離 」という実験。心地好くない情報が勝手に耳に入らないように、テレビ(特に地上波の情報番組)はつけない。雑誌も活字が勝手に目に入ってくるので、興味を喚起するものしか読まない。世の中で話題になっているからといって、ドラマも、映画も、スポーツも、本も、興味が湧かなければ見ない。それを続けて1年経つと、旬の芸能人には、すっかり疎くなり、ニュースは、本やネットから収集するので韓国や中国の要人の名前の発音が分からなくて、社会適応できない側面が増えてくる。一方で、興味がないもの、心地好くないものは、徹底して見ない。聞かない。読まない。を続けると、たまに整体院の待合室などで避けきれずにテレビ番組を見ると、大変な違和感を感じます。芸能人の不倫や麻薬疑惑に大騒ぎする大人たち。幼児虐待死の詳細な殺めかたのレポート。小さな汚職の追及、巨悪の容認。老後や貧困に関する極端な例の実態。私は1年前まで、この暴力的な情報の嵐をなにも気にせず受け入れていたんだ。と驚く。世の中には、美しいことや、愉しいこと、幸せなことだって溢れてるのに、なぜ、憎悪や恐怖、辛苦、悲しみばかりにフォーカスするのか。もちろん、脳内お花畑でいることを薦めるわけではないけれど、むやみに不安や恐怖に支配されない自己は大切。国民を不安にさせることは、支配者にとっては効果的であろうけれど。。例えば、きれいな音楽を聴いて、
おいしいお茶をいれて、花を活け、甘いお菓子を頂きながらゆっくり過ごす。お気に入りのバスソルトを入れたお風呂でゆっくりリラックスする。映画やドラマも、皮肉なもの、暴力的なもの、悲しいものではなく、愉快なもの、優しい気持ちを誘うもの、人生を慈しめるものを優先して観る。それを意識して、ずっーと続けてみる。そうすると、
実際に生きているこの世界そのものが、美しく見えてきて、世の中には優しい人、親切なことに溢れていると、感じられるようになり、意地悪な人や、卑怯者とは会わなくなってくる。だって、もともと私たちが生きている世界は、そういう場所なのですから。自分の中にないものは外からやってこない。
対立、憎しみ、怒り、悲しみ、、、心の中にそういう感情があれば、
外から同調する波動がやってくるのは当たり前。だったら、そんな感情を煽る情報は、入れなければよい。不要な情報を断捨離する。それは、いつも幸せに充たされる人生のための、自己防衛でもある。 -
「眠る」という最上のアクティビティ
ふとんの石田屋プロデュース、眠音ホテルに、昨夜、おひとり様で泊まりました。地元住民でありながら、地元のホテルに泊まるには訳がある。「 最高の睡眠体験をしてみたい 」という、抑えきれない好奇心。若い頃は、いつでも、どこでも、何時間でも連続して眠れましたが、今は、疲れていても寝つけなかったり、何時間寝ても、スッキリしなかったり、眠りは時間ではなく、質であることをしみじみ痛感するようになりました。石田屋さんの100万円の寝具(笑)で熟睡したら、どれほどスッキリした朝が迎えられるだろう?その快感を求め、はやる心で4時半過ぎに、ホテルにチェックイン。(チェックイン場所は旅音という別の場所)質のいい睡眠のためには、早めの夕食、温かいもの、、、とくれば、麺屋 大河。個人的には金沢一好きな味噌ラーメンのお店が、ホテルから300メートルの場所にあります。開店5分前に並びましたよ(笑)(午後5時半開店、すでに行列)大河は、血糖値の急上昇を抑えるために、特製野菜ジュースが出てきます。柚子と生姜の風味が効いた味噌ラーメン。安定の美味しさに大満足しながら、スープまで飲み干し、身体の内側からポカポカに。チラチラと粉雪が舞うなか、冷たい夜風も気持ちよく、テクテク歩いてホテルに帰ります。さあ!貪欲に最上の眠りを愉しむためのプレリュードですよ✨ホテルのお風呂は独立型。お腹の消化が落ち着いたら、のんびりバスタイム。ぐっすり眠るために配合された、お気に入りのアロマバスソルトを自宅から持参。常温のミネラルウォーターをゆっくり飲みながら、暗くしたお風呂でヒーリングジャズを聴きながら、ひたすらボッーとする。フェイシャルオイルで、顔や肩のこりをマッサージしたあとは、プレミアム炭酸パックで隅々まで血行促進。超音波歯ブラシで、丹念に歯を磨き、足の指一本一本まで、労るように湯船でマッサージ。「毎日、ありがとうね~」て、心で声をかけながら。気付いたら、90分経過。お風呂上がりは、普段より丁寧に化粧水を馴染ませ、フェイスパックしながら、優雅に読書。眼を休ませるために、今日だけはデジタルデトックス。携帯は見ない。お部屋のキッチンには、食器などが一式揃っていて滞在型の宿泊や、静かに語り合うパジャマパーティーにも良さそう。お部屋の暖房、加湿器も準備万端。いざ、ベッドルームへ。三種類の枕があり、私は一番薄いタイプをチョイス。仰向けに寝ると、背中の凹凸に沿うようにふわふわしたベットパットがしっかり包んでくれる。雲の上で寝ているみたい。まるで底付き感がないのです。薄い羽毛掛け布団が二枚重なっていて、軽いのに暖い。たっぷりアイクリームを塗って、アイマスク+蒸気の出るホットアイマスクをダブル使用。朝までぐっすり、、、、おやすみなさい⭐自然に目覚めるまで、心身を解放します。タイマーなしだと、7時15分にスッキリ目覚めました。目覚めたあとも、シーツの質感を肌で楽しみながら夢と現実の間合いを、行きつ戻りつ、、、気持ちよくグダグダ、、あっという間に、一時間経過。有限の時間を、無限かのように過ごすのは、究極の贅沢だとおもう。ベッドから出たら、温かい漢方茶。和漢ティザンヌを持参して、今朝は「日和ひより」をチョイス。ゆっくり身体を温める。朝風呂で、またまたゆっくりして(笑)、10時のチェックアウトまでのんびり身支度。金沢の朝は、ほんのり雪景色でした。気持ちよく目覚めた朝は、あたり前の風景までが特別な輝きを放って見えてくる。じわじわと湧きあがる多幸感。誰もが行う「眠る」という、毎日のアクティビティが充実していれば、起きている時間も元気で、機嫌よく過ごせる。その積み重ねが「美しい人生」を創るということを改めて体感しました。「ライフ・人生」の3分の1をしめる睡眠時間。ということは、クオリティ・オブ・ライフの3分の1は、自分でコントロールできるということ。 -
日常をドラマタイズする習慣
春一番に出逢いたい花
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アマリリスは一番好きな花。
スッとまっすぐに伸びた茎と、
花芯の奥のグラデーションまで絵心がある。傷つきやすい花びらや、
折れやすい空洞の茎も、
繊細でいじらしい。エアリーフローラは、
7色を盛大に生けた‘’春の迫力‘’も素敵だけど、
数本だけでも、風が吹くと
ふわりと花の香りが春風を誘い込む。ああ、エアリーて、そういうことか。
と、どなたか存じ上げない命名者に、
石川県の片隅で敬意を感じた。そして、ドレッサーの鏡の前には、
お正月花の蘭が今も現役で咲いている。#今日は新しい春のお誕生日
#立春大吉
#花のある暮らし
#エアリーフローラ
#アマリリス -
手元も、声も、狭い範囲が美しい
今日、一緒に食事をした人は、
手元の所作がきれいだった。仕事柄、爪は短く切り揃えられている。
レモンを絞るときも、
パンをちぎるときも、狭い範囲で手元をゆっくり動かすから、
視界のなかでの存在が静かで優雅なのです。 -
いまの感情に向き合いナビゲートしよう
「いま、私はどんな感情なのかな?」
自分に問いかける習慣をもつ。エイブラハムの感情の22段階私たちは本来
1番の「喜び、自由、愛、感謝」の
無限の豊かさのなかに生きていて、
赤ちゃんの頃はみんな自由で愛に溢れてる。それが本来の状態なのに、
生きていく過程のなかで、
観念や価値観を経験から身につけ、
知らぬうちに段階を下げがちです。かといって、それが悪いのではなく、
たとえば「苛立ち」を感じたときは、
「いま、苛立ちを感じているんだね」と、まずは、気づいてあげる。その苛立ちの種類は、「焦燥」「葛藤」「不満」「怒り」
「ストレス」「フラストレーション」それとも???と、感情に対して、丁寧にラベルをつけてあげるだけで
客観的になるもの。ゆっくり感情を紐解いていけば、いつも「苛立ち」を感じるパターンが
同じであったり、複雑な出来事が重なって
感情が生まれていたり、「なるほど、苛立って当たり前だよね」
と、その感情を許可すると。
自分が愛おしく、
優しい気持ちになってくる。
下層段階の感情 (恐怖、苦悩、絶望、罪悪感、嫉妬、憎しみ、復讐心等々、、、)に、
脳がハイジャックされてしまわないように、
感情のナビゲートで自分を深める。感情には、ネガティブもポジティブもないし、良し悪しも、善悪もない。その感情を、私たちがどう受け止め、行動に結びつけたかによって、社会的視点からみたネガティブ、ポジティブ、良し悪し、善悪が生まれる。感情はすべて、天からのメッセージ。今日も、明日も、晴れ晴れとした一日を✨#感情のナビゲート
#EQ感情知能
#感情開発
#感情は神様からの贈り物
#エイブラハム
#knowyourself
#WORDROBE
#印象美コミュニケーション -
文化継承のまち・持続可能な世界創造
文化風習とは、
そこに暮らすひとの、
日常のふるまいが織り成すもの。丹精こめて作られた
美しさのバトンを受けとり、
暮らしのなかで育てるというのは、
しあわせな責任を伴う。創り手たちの、
温かで人間らしいストーリーを
持つものだとしたら、たくさんは要らなくて、
少数精鋭、時々、愛らしい無駄があり、
豊かでしあわせな気分に充たされることが、
職人文化への貢献や
在庫廃棄への警鐘に繋がる。