• 【開催レポート】WORDROBE勉強会 新しき習慣へのdebut 2020

    1月3日は、すでに1年の122分の1、
    週明けの月曜日には61分の1、
    来週の今日は37分の1が終わる計算です。

    砂時計が落ちるように過ぎていく命の時間を、
    いかに有意義に、大切に、
    意図をもって慈しめるかは「習慣次第」


    今日は毎年恒例のWORDROBE新年勉強会
    「新しき習慣へのデビュー」を開催しました。

    1年の行動計画を立てるワークをし、
    お仲間とともに達成感覚を落とし込み、

    歴史的詩人や哲学者たちの
    「洗練された言の葉」をとおして、
    潜在意識にアクセスする2時間。

    今年のテーマはヘルマン・ヘッセ。

    私の選んだメッセージは、

    「 もしあなたが人を憎むなら、
    あなたは、あなたの一部でもある
    彼の中の何かを憎んでいるのだ。
    我々の一部でないようなものは、
    我々の心をかきみださない。 」

    日常のなか、誰かに批判的になったとき、
    そのトリガーとなる源(みなもと)は、
    自分の映し鏡。

    つまり、自分の一部を批判し、
    憎んでいることになる。

    それはさぞかし、つらいことだろう、、、
    わたしも、あなたも。

    2020年の大切な箴言をまたひとつ納めました。

    親愛なる学友の皆さま、
    今年も清々しい時間を、そして愛らしいお年賀をありがとう。

    #新年勉強会
    #WORDROBE
    #コミュニケーション
    #新しき習慣へのデビュー

  • 好きなものを何度も愛する

    カシミヤブラシで、
    ニットやストールの毛流れを整える。

    パールのネックレスやピアスを磨く。

    ちょっとしたことだけど、
    日常の愛用品が姿勢をただして、
    よそゆき顔になる。

    30代の頃は、新鮮な自分を求めて
    トレンドの服に自分を合わせていたけど、
    居心地が悪いし、しっくりこなかった。

    モダンな服と、コンサバな自分の相対で、
    ますます自分が旧品に見える誤算。

    失敗を繰り返した結果、
    好きなものを、お手入れしながら、
    何度も着続けることが、
    100%の自分に近づく、
    私に合った方法だと気づきました。
    「挑戦」だけが正しいわけではなく、
    その塩梅が大事。

    #明日は仕事始め
    #世間が休んでいる休日に飽きる私
    #年始早めに働き
    #年末早めに休む
    #ダイヤよりパールが好み
    #シルク
    #ウール
    #カシミヤ
    #人間も天然素材
    #ウェルビーイング

  • 簡素でありながら、贅沢 

    金沢のお雑煮は日本一シンプル。

    丁寧にとったおだしと、角餅。
    我が家は柚子とセリを少し添えますが、
    鰹節だけをチラリも好き。

    一昨年は東京の有名店で
    お正月のお餅を注文してみました。

    真っ白で柔らかい。絹のような美しさ。

    でも、出汁のなかで煮溶けるため、
    金沢のお雑煮には合いませんでした。

    濁りのない澄んだお出汁が信条だから、
    コシが強く、粘りのある良質なお餅でなければ
    このシンプルなお雑煮は成立しないのです。
    .
    「 簡素でありながら、贅沢 」

    そんな金沢のお雑煮がしみじみ好きです。

    我が家のお雑煮に、もうひとつ欠かせないのは、
    羅臼の昆布。

    私の実家は紳士服テーラーでしたが、
    父が生地問屋にいた頃の赴任先が北海道で、
    そこで羅臼の昆布の美味しさに驚き、
    我が家のお歳暮は半世紀変わらず
    「羅臼の昆布」でした。

    大きな段ボールに入った昆布が
    北海道の問屋から11月に届いたら、

    家族総動員で、母が1枚1枚包装紙に包み、
    兄が熨斗にお歳暮の判子を押して、
    私が段ボールに仕分けし、
    父がライトバンにいっぱい昆布を積んで、
    お世話になった方々の家を一軒一軒、
    朝から夜まで挨拶回りしていました。

    年末に昆布を配ると、お節やお雑煮の
    準備をしている奥様方にも大層喜ばれ、

    「ちょっと上がって一杯どうぞ」

    というコミュニケーションもよくあり、
    父は本当に愉しそうでした。
    (飲酒運転にたいして世間がおおらかな時代)

    私も年頃になると知恵がつき、 .
    「もう少し良質な包装紙にしたら?」 .
    「昆布の稀少性がわかる説明書つけたら?」
    などと、わかったようなことを言いましたが、

    父は頑として .
    「簡素な包装紙で、説明書がなくても、
     わかる人にはちゃんとわかる。
     本質を見抜くお客さんが誰なのか、
     昆布を配ればよくわかる」

    と、自信満々に言っていました。
    あれは父なりの実践マーケティングで、

    「 簡素でありながら、贅沢 」

    そんな価値観を共有できる人を、
    半世紀かけて探していたのかもしれない。

    生まれ育った町の文化と、
    生まれ育った家の文化、
    生きてきた歴史、人の縁によって、
    人それぞれの価値観は創られる。

    人生をかけたクリエイションであり、
    唯一無二の芸術が、価値観。

    私はその「価値観」という個人芸術を
    言語化、可視化する
    コミュニケーション・サポートを
    生業としていますが、

    そこにはいつも 「簡素でありながら、贅沢」を
    最上とする、私固有のフィルターがあることを
    忘れてはいけない。

    #WORDROBE
    #簡素でありながら贅沢

  • 無意志的記憶 2019


    「無意志的記憶」とは、
    突然向こうからやってくる記憶のことで、
    知性の働きによって振り返るものではなく、
    感覚を引き金として「もう一度見つけるもの」

    この写真の洋服はすべて、紳士服地で仕立てた服。
    本来、女性は身につけないものに、
    3年前、初めて袖を通したとき、
    忘れていた感覚的記憶が引き起こされ、
    本能的に熱狂してしまいました。

    わたしの祖父は戦前戦後、
    父は高度成長期から平成にかけて、
    金沢で紳士服テーラーを営み、
    兄は銀座の老舗テーラーで、
    30年余り勤めあげた紳士服一家。

    少女時代、威風堂々とした高級紳士服に
    囲まれて暮らしていたけれど、
    ショーウィンドに飾られたそれらは、
    女である私とは無関係のもの。

    そんな過去の寂しさや欠乏が埋められていく、
    得も言われぬ多幸感。

    紳士服地は「仕立て映え」がよく、
    丈夫で、品質が高い。

    働く女性たちが、
    女性らしさを薫らせながら、
    社会で仲間として迎えられる服が作れる。


    私の父は「大量生産・大量消費」
    既製服の波に乗りきれませんでしたが、

    これからはコミュニケーションと
    個性の時代。

    長年愛用できる上質で美しい服を、
    無駄なく必要な量だけ作り、

    個性を活かした美しい洋服を通して、
    日々、美意識を鍛え、
    自己探求する人々が増えたとき、

    まちの景観も、人々の思考も、
    ともに成熟すると信じている。

    印象美コミュニケーションが向かうべき、
    2020年の行方。


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    #印象美コミュニケーション
    #WORDROBE
    #coccinelle.
    #コクシネル
    #紳士服地で仕立てるドレス
    #無意志的記憶
    #プルースト

  • 小西家の歴史的な一日 

    今年一年を振り返る、母娘ふたり食事会。

    香箱ガニのパスタと、
    炭火焼き和牛サーロインステーキという、
    我々のDNAが心底愛する二大好物。

    後期高齢者 母・由美子81才が、
    手加減なしの量のパスタを旺盛に食しながら、
    この一年の体調不良について熱く語る、
    健やかな昼下がり。

    帰りに我が家に立ち寄り、
    お茶をのみながら、ハルモニアさんと
    したたか交流したあと、

    手作りのかぶらずし、味噌、
    作りたての甘糀を包んで母に持たせました。

    これまでは、貰うのが当たり前だった
    家庭の伝統的発酵食材を、
    娘が母に持たせるなんて歴史的な出来事。

    小西家に後世語り継がれる1230事件です。

    そして、母を実家へ送り届け、
    だいこん寿司、お正月のお餅を貰って帰る
    平和な年末。

    「あと何回、母とこんな時間が過ごせるだろう」

    そんなことを考えると、子供のころ、

    「ママがおばあさんになりませんように💧」
    と、神様にお願いしたときと同じ気持ちを思い出す。

    オバサンも、オジサンも、親の前では一生コドモですね。

    #年末の母娘時間
    #生涯コドモ

    @ イル プント
    (Ristorante Il PUNTO 金沢国際ホテル別館)

  • 設定を合わせる

    「今年最後の出逢い」
    「新年最初の出逢い」
    どちらにしましょうか?

    はじめてお目にかかる女性との
    ランチのお約束日時を決める際に、
    メールで訊ねしたところ、

    「今年最後の出逢いがいいです!」

    とのことで、年末最後のアポイントは、
    フリーモデルとして東京~Parisで活躍され、
    今年から金沢に拠点を置かれた真理さんと、
    アシルワードでのランチになりました。

    「今年最後の出逢い」
    という設定を事前に共有すると、


    「お互いにとって大切な1日にしよう」
    というドラマティックな感情が
    双方に生まれます。

    おしゃべりが止まらないランチのあとは、
    大森慶宣さんの個展で作品を鑑賞し、
    中乃波木さんも一緒に記念撮影。

    大森さんのピュアな作品と、
    ご夫妻の穏やかな波動に癒されて、
    まるで教会の礼拝に参加しているような
    平和な気分になりました。

    今日という日のご縁を繋いでくださった
    京都の恩人の似顔絵を大森画伯に
    一筆描して頂く。

    来年も「愉しいこと」を「快く」

    「愉快」に生きていきたいものです。

    つくづく、人生をおもしろくするのは
    「人との出逢い」に他ならない。

    #人生をおもしろく
    #自由に生きる
    #楽しいこととは楽なことではない
    #今年最後の出逢い
    #まりさん身長180センチ
    #わたしだけ縮小加工したみたい @ 片町きらら

  • 海月(くらげ)納め

    今年もあとわずか。

    お昼は、大好きな「海月が雲になる日」へ

    いつも滋養豊かな美味しいお食事と、
    美意識が統合された心地好いしつらえ、
    大好きな人たちと過ごす安堵の時間を
    ありがとうございました。

    金沢文香メンバーと今年を振り返りながら
    愉しく和やかにお食事し、
    お隣のGallery&Atelier Creavaで、
    3人仲良くお揃いで干支の飾り物を購入。

    陶芸家・竹村友里さんの作品で、
    チーズの板に乗ったネズミさんが
    チャーミングなのです。

    お陰様でいい年末を過ごしています。


    ありがとう、ありがとう。
    #タイ料理
    #おいしいを超える価値
    #豊かな年末
    #今年もありがとう
    #昨日は東山で夜中3時までたこ焼きパーティー

  • 永遠の門 ゴッホの見た未来 

    「 どこまでも澄みわたった狂気 」
    シュナーベルによって描かれたゴッホを、
    そんなふうに表現したくなりました。

    30代の若さで生涯の幕をひいた天才画家
    ファン・ゴッホを演じたのは、
    60代の名優ウィリアム・デフォー。

    社会での生き辛い苦悩や、
    南フランスの自然のなかでの光に満ちた解放。

    複雑な感情を持つ人物が、
    泣けるほど魅力的で愛しい存在として
    胸に迫りました。

    心に残ったシーンは、
    普段、何日も風呂に入らず
    家政婦から異臭を指摘されるゴッホが、
    美術館に行くときには正装すること。

    ゴヤ、ベラスケス、ドラクロワといった、
    偉大な芸術家に対しての敬意の現れは、
    牧師の息子として生まれたゴッホの
    人間性の根源を見るようでした。

    年の瀬、2019年最後に観た映画は、
    「芸術家とはどんな存在なのか」
    という問いとともに、 .
    .
    「未来の人々のために生きることとは」
    を考えるものでした。


    #永遠の門
    #ゴッホ
    #上野の森
    #弟タオが病室に訪ねてきたとき
    #狭いベッドの隣で添い寝を求めるシーン
    #信じてくれるひとがこの世に存在する幸せ
    #もう一度ゴッホ展に行きたいな @ シネモンド

  • Try & Errorで上達しよう

    自宅でかぶら寿司を作りました。

    「かぶら寿司」は北陸の冬の味覚で、
    かぶらの中に、鰤や鮭、サバなどの切り身を
    入れて、麹(こうじ)で漬け込んだ高級発酵食。

    世界中に様々な発酵食はありますが、
    植物性と動物性のものを一緒に漬けて、
    新しい旨味のマリアージュを作り出すのは
    「かぶら寿司」だけだとか。

    わたしの大好物のひとつで、
    これまでは、実家から貰うものか、
    お店屋さんで買うものという認識でしたが、

    美人FOODの菊地先生のワークショップに
    今年参加してみて、
    「自分で作れるようになる大切さ」を実感。

    作ってみると、
    シンプルな食材の組み合わせなのに、
    とても手間がかかる。

    食べる日から逆算し、かぶらを塩漬けし、
    魚を塩漬けし、合わせて麹に漬け込む。

    気温によって発酵の速度は変わるので、
    寒い場所に移動させることも必要。

    ああ、食べ物て生きているんだなぁ、、、
    と、改めて気づくのです。

    そしてきっと今年は、
    市販のかぶら寿司を頂くときに、

    かぶらの厚みや、切り込みの入れ方、
    お魚の削ぎ方、麹の味わいなど、
    いろんなところに目が向き、感動し、
    感謝が湧くだろう。

    「家庭ではTry&Errorで上達すればいい」
    という、菊地先生のことばにも、
    errorの多い私は励まされました。

    一方で、「石黒種麹店」で使用している
    立派な白かぶらと、かぶら寿司専用甘酒という
    最高の材料を用意してくださるのは、

    .
    「成功体験」から、Tryする愉しさに
    目覚めさせたいという優しさであり、
    食材にこだわる矜持なのだと思う。

    #かぶら寿司
    #自家製
    #北陸の味覚
    #冬の風物詩
    #金沢

  • ことばによる薫陶(くんとう) シャガール




    Love is my only interest,
    so I’m concerned
    just with the things surrounding love.

    愛だけが私の興味を引くものだから,
    愛を取り巻くものとしか
    私はかかわりを持たない。
    ~ シャガールの名言

    「印象派から その先へ」で鑑賞した、
    シャガールへの新鮮な感動が今も続いていて、
    お土産で頂いた画集を改めてひらく日曜日。
    冬の澄んだ青空、
    褪せゆく木々の神秘的なコントラスト、

    シンプルなサラダのおいしさ、
    感動の記憶とともに増える本棚の仲間たち、


    「愛を取り巻くものとしか、私はかかわりを持たない」
    2019年を締めくくり、
    2020年に向かう指針となる言葉との出逢い。

    #マルクシャガール
    #ユダヤ人画家
    #恋人たちと花束
    #吉野石膏コレクション
    #今の感覚に最適なラベルを見つけた喜び