• 印象派から その先へ 吉野石膏コレクション

    2019年最後の東京出張、充実した一週間。

    快晴でもビル風は冷たく、coccinelle.の
    カシミアコートがぴったりでした。

    滞在最終日は、吉野石膏コレクション
    「印象派から その先へ」を鑑賞し、
    シャガールやマティス、ピカソ、ユトリロの作品に
    今までになく新鮮に感動しました。
    魅力を受けとる扉は、
    共通点を残しながらも、
    その時々でうつろいゆくもの。

    ミステリアスな美しさをたたえながら、
    澄んだエネルギーを感じるものに
    今は惹かれてしまうようです。

    仕事面では、今年の始めに立てた
    大目標を達成したので、帰りの新幹線は、
    新しい景色を眺める経験を愉しんでみる。

    快適すぎてびっくりしています。

    #永遠のヴァカンス
    #感動する時間をつくる
    #新しい景色を眺める経験
    #北陸新幹線
    #グランクラス @ 三菱一号館美術館

  • ゴッホ展

    東京出張の合間に、上野のゴッホ展へ。

    ゴッホは画家として活動していた
    10年ほどの間に、弟テオに600通以上の
    手紙を送っていたそうです。

    その書簡をもとにした
    音声ガイダンスで知るゴッホは、
    想像していた「気難しい狂人」ではなく、
    心惹かれるものに対して忠実に、
    必死に生きたひとだった。
    自身を「裏通りの印象派」と名付けるほど、
    存命中は評価されなかった兄ゴッホの才能を、
    誰よりも信じてサポートし続けた弟テオへ
    晩年、送った手紙のメッセージが
    とても心に響きました。
    #ゴッホ
    #映画永遠の門を観るまえに
    #気分を高めてました @ 上野の森美術館

  • ぼんち ~ 京マチ子映画祭

    ◼️ わきまえの美学 ◼️

    原作は山崎豊子。
    監督は市川崑。
    脚本は和田夏十。
    撮影は宮川一夫、美術は西岡善信。

    面白くないわけがない。

    戦前戦後の大阪船場商人の、
    女性遍歴と商魂を描き出した文芸作です。

    ぼんちとは、賢いボンボンのことを
    さすらしい。

    主演の市川雷蔵は歌舞伎役者ならではの、
    優雅に浮世離れした軽妙な若旦那 
    喜久治役を演じ、

    京マチ子、若尾文子、中村玉緒、草笛光子、
    越路吹雪など、彼を取り巻く女優陣扮する
    華やかな魅力溢れる女性たちと、
    数奇な半生を送る物語。

    放蕩の限りを尽くしても、
    仕事も遊びもうまく帳尻をあわせて
    誰からも恨まれない。

    そんな、ボンボンならではの、
    天然の「育ちのよさ」や「いい旦那ぶり」という、

    今はもう歴史上でしか知る由無ない感覚に
    引き込まれました。

    また、下働きの女中にいたるまで所作が美しく、
    座布団を差し出す、無駄のない動きや、

    妾が本宅にご挨拶伺いする際の、
    立派だと評価される正しい立ち振る舞いなど、

    現代の常識に照らし合わせると、
    おかしな文化や、非道な習慣だらけですが、

    その人間くささに、
    どこかしら品性が滲むのは、
    登場人物すべてが、自分の立場を
    わきまえて生きているからだろう。

    戦争や没落の悲哀さえも、
    あっけらかんと描かれていて、

    「人生とは長い夢なのか、、、」

    そんな後味を残す名作です。

    #シネモンド
    #京マチ子映画祭
    #ぼんち
    #最高
    #キャスト
    喜久治/市川雷蔵 ぽん太/若尾文子 弘子/中村玉緒 幾子/草笛光子

    比佐子/越路吹雪 勢以/山田五十鈴 喜兵衛/船越英二
    春団子/中村鴈治郎 お福/京マチ子

  • 4世代を旅するcinema 



    ~ 第三夫人と髪飾り ~

    セリフは殆どない。

    心情を風景の描写によって語らせる演出が
    印象派の絵画のように美しい映画。

    舞台は19世紀の北ベトナム 
    絹の里の富豪のもとに嫁いできた、
    14才の妻を主人公とする物語。

    アッシュメイヤー監督の曾祖母の
    リアルヒストリーを題材にしています。

    一夫多妻制、父権主義の時代、
    女性は繭のなかの蚕の如く、
    生まれたときから居場所も役割も決められて、
    男子を生む道具としてのみ存在していました。

    それは遥か昔のことではなく、
    たった4世代前の女性たちの現実。

    一方で、曾孫のアッシュメイヤー監督は、
    14才までベトナムで暮らし、
    ニューヨークで映画制作を学び、
    世界で活躍するという自由を手にしている。


    ~ 赤線地帯 4Kデジタル復元版 ~
    巨匠 溝口健二監督の遺作で、
    売春防止法施行直前の日本が舞台。

    3世代前の女性たちの現実。
    様々な事情をかかえて「赤線」と呼ばれる、
    公認の売春地域で働く女性たちの生きざまを
    リアルに描いた社会派娯楽作品。

    哀しみを内包したバイタリティ、
    偏見との戦い、
    したたかに蓄財する女、
    貧困から抜け出せない女、

    女性性を活かす職業の選択肢は至極少ない。

    でも、同調圧力に屈しなければ、
    人生の主導権を持てるようになった時代。

    100年という年月のなかで、
    世界中の女性たちが自分にできることで、
    生きる環境を少しずつ変えてきた結果を
    私たちは今、受け取っている。

    その事実にもっと感謝すべきだし、

    私たちもまた、
    次の世代がより幸せに生きられるように、
    自分にできることで環境を整える役割を持っている。

    2つの映画で4世代を旅して感じたことは、
    「No more 他力本願」
    #シネモンド
    #京マチ子映画祭
    #三枚綴りチケットを購入
    #細雪
    #ぼんち
    #赤線地帯
    #若尾文子lover
    #第三婦人と髪飾り
    #映画の合間はアシルワード @ シネモンド

  • 第2期 印象美な大人の表現力教室 final

    9ヶ月の連続講座の最終回は、
    昼夜の参加者合同でのプレゼンテーション。

    2019年を締めくくる大切な一冊から
    それぞれが受け取ったメッセージを
    全員に共有しました。

    終了後には、アペリティフから始まり、
    クリスマスディナーの懇親会。

    いつもの会場には、
    「warm winter wishes」 の幸せな香り。

    装花は、深紅の薔薇「サムライ」

    いつもよりおめかしした皆さんの笑顔。

    わたしからは、小さなX’masプレゼント。

    みなさんからは、きれいな花束のプレゼント。

    そういえば、今日のプレゼンテーションで、
    「美味しいは、速効性のあるしあわせ」
    と、語った人がいましたね。

    赤ちゃんは、
    泣くことで気持ちを表現するけれど、

    大人は、
    細分化された、丁寧な、適切な、
    でも手垢のついていない、
    自分の言葉で表現したいもの。

    それは、自分を心地好く納得させることも、
    他者を助けることもできる「魅力」となる。

    そんな一人ひとりから放たれる
    「印象美」こそが、
    この街の印象を創るのだと私は信じています。

    #印象美な大人の表現力教室
    #第二期修了
    #第三期は
    #2020年4月からスタート
    #参加者募集は明日から
    #お礼参り
    #尾山神社
    #女おみくじ
    #素敵な香りのプレゼントをありがとう!

  • 人生の最終章をともに紡ぐ

    すべての人間が例外なく、
    「人生の最終章」に向かって今を生きている。

    ニューヨークで30年以上もの間、
    終末期の患者さんと向き合い、
    人生の最終章をともに紡ぐ仕事をしている
    スピリチュアルケアカウンセラー
    岡田 圭さんと、

    西田幾多郎記念哲学館 館長の
    浅見 洋さんの対談を聴講しました。

    スピリチュアルケアカウンセラーは、
    問題を見つけて解決するのではなく、
    患者さんが「自分の命に対する所有権」を
    取り戻せるよう励ましたり、

    その人が「患者」と呼ばれる前に体験した
    「その人の物語」を理解しながら、
    「その人の定義」でケアやサービスを作っていく仕事。

    それには「即興のダンス」という

    すてきな名前がついているそう。
    日本の美意識には二種類あり、

    一つ目は、
    日本料理のように一品一品独立して、
    綺麗に盛り付けられ、
    境界線があることで成立する美しさ。

    二つ目は、
    日本庭園のように、
    苔も岩も境界線なく溶け込み、
    全体が一つになることで生まれる美しさ。 .

    「生きる過程の物語」には
    境界線はないのだから、
    「患者と呼ばれる前」から紡いでいた、
    その人にしか見えない光景から見ることが
    いかに大切かということ。
    そしてそれを招きだす作業や所作、
    話しやすいような時間と空間を
    提供することが「対話~dialogue」
    なのだということ。

    「自分の物語」と「相手の物語」
    両方に目を向け、理解を深め、
    互いに影響を与え合う感性をもつことが
    心の目をひらくことに繋がるのだと感じました。

    #人生の最終章をともに紡ぐ
    #スピリチュアルケアカウンセラー
    #西田幾多郎
    #哲学
    #チャプレン
    #chaplain
    #ダイアローグ
    #ナラティブ
    #岡田圭さん
    #浅見洋さん

  • 犬神家の一族 1976年

    1976年の「犬神家の一族」をAmazon primeで観た。

    子供の頃に観たときは、スケキヨさんのマスクや、
    殺人スタイルのインパクトが大きすぎて、
    ストーリーまで記憶になかったけれど、

    アヘン、男色、恩人の妻との密通、戦争、
    腹違いの姉妹、妾、親子怨恨、遺産相続、、 .

    血縁の複雑な関係性を把握するに従い、
    人々の心に横たわる深遠の苦しみに
    引き込まれてしまった。

    正義と悪ではなく、

    愛情と憎悪という、
    相反する感情が共存し、
    引き起こした悲劇。

    それは決してお伽噺などではなく、
    私たちのお祖母さん世代の
    多少裕福な階級のなかには、
    意外と此処彼処に確かに存在していた人生。

    本当に怖いのは、たたりでもなければ、
    心霊でもなく、ごく普通の人間たちですよ。
    そんな message が伝わりました。
    BGMに流れる大野雄二作曲の
    <愛のバラード>の威力は、
    子供心の記憶にも楔をうったけれど、
    大人心の記憶にも新たな響きとして
    今も困るほどリフレインし続けている。

    #お友達の投稿に影響されて
    #犬神家の一族
    #1976年
    #高峰秀子の貫禄
    #島田陽子の聖女感
    #愛のバラード
    #怖すぎるレコードジャケット
    #柳原白蓮がモデルらしい

  • 【満席】第3期 印象美な大人の表現力教室 全9回コース


    理知が薫り、花のように美しく、

    現代に寄り添う、情緒豊かな表現力を

    仲間とともに考え、学び合う。

    良き問いを立て、その答えを探求し、
    人生のテーマを成熟させる。

    この講座は、自学自習・自己探究の場です。



    < OVER VIEW >

    ひとの印象は、見た目、話し方、身体動作、
    そして『ことば』で
    形成されます。 

    『ことば』は、その人の知性、教養であり、
    一朝一夕で身につくものではありません。  

    大人の女性の印象美な言語表現を、
    『論理性』と『感受性』の両面から、
    時間をかけて涵養(かんよう)することを目的とし、
    毎月1回開催、少人数制のオリジナル連続講座です。


    本の中から、日々、心に響く言葉を探し、

    実際に使う習慣から「自分のことば」を育てます。



    < PLACE > 

    レストランNエンヌ 2階 
    プライベートルーム     

    金沢市本町2-1-2


    < DATE >

    ① 金曜日・夜コース  
    19時~21時 <定員6名>


    4/24、 5/ 22、 6/ 26、 7/ 17、 8/21、 9/ 25、 10/23、 11/27


    ② 日曜日・昼コース  
    14時~16時 <定員6名>


    4/26、 5/24、 6/28、 7/19、 8/23、 9/ 27、 10/25、 11/29



    *12月12日(土)に①②合同の勉強会と、希望者(実費有料)の
    X’mas食事会を、レストランNにて予定しています。


    *ご都合の悪い回は、①②の範囲で日程変更可能です。


    < 受講料 ・一括前納>

     全9回  60,000円(税別)   

    ※再受講 40,000円(税別)  

    < お支払方法 >

    〇 クレジットカード (VISA、MASTER) キャッシュレス5%還元対応有
    〇 銀行振込





    < 講 師 > 
    (株)WORDROBE 代表取締役 
    印象美プロデューサー 
    小西 敦子




    ■ お申し込み方法 ■ 

    ホームページのお申込みフォーム をご利用ください。

    項目は『その他』を、お選び頂き、

    お問い合わせ・お申し込み欄に
    『金曜夜コース』または『日曜昼コース』とお書き添えください。





  • 【告知/勉強会】新しき習慣へのデビュー 新年勉強会2020

    真の発見の旅とは、
    新しい景色を探すことではない。
    新しい目で見ることなのだ。

    マルセル・プルースト

    The real voyage of discovery consists not in seeking new landscapes, but in having new eyes

    ~ Marcel Proust

    私たちは自分の人生のテーマを
    いつも探しています。

    素晴らしいものは遠くにあるのではなく、
    実は自分のすぐそばにもあり、
    それを見つけるための「新しい目」を
    持つことが何よりも大切です。

    毎年恒例となりました、
    自らが、自分の最良の支援者となるための
    新年勉強会を今年も企画いたしました。

    2020年の目標を設定し、
    優先順位をつけ、
    シンプルで美しい空間のなか、
    真摯なお仲間たちのエネルギーを感じ、
    脳内にしっかりイメージするための
    2時間です。

    人生を愛する者は、時間を愛します。

    「 新しき習慣へのデビュー2020 」

    皆様のご参加、お待ちしております。

    ■日時:

    2020年1月3日(木) 10時00分~12時00分

    ■場所:レストラン・エンヌ 2階 (貸切)

    ■参加費:3,000円 (当日お支払下さい)
    ※別途 restaurant N の、
    コーヒー&スイーツ代1000円は
    当日実費を別途お申し受けいたします。

    ■募集人数: 10名~15名程度

    ■講師:

    印象美®プロデューサー小西敦子
    (株)WORDROBE 代表取締役

    ◎日本教育推進財団 認定上級トレーナー
    ◎PHP研究所認定ビジネスコーチ
    ◎シックスセカンズジャパンEQプラクティショナー
    ◎ビジネスイメージコンサルタント

    ■お申込み方法:
    HP お申し込みフォームをご利用ください。

    備考欄には「新年」とお書き添えください。
    今年1月の様子はInstagramでもご紹介しています。

  • 印象美なまちづくりについて講演しました

    今日は地質調査など土木事業の専門家が集まる、
    男性のみの真面目な研究会で
    「印象美なまちづくり」について講演しました。

    地質事業は「五感」を大切にする仕事で、
    現場を見て、音を聴き、匂いをかいで、
    土に触れ、時にはなめたりもするそう。

    感覚を研ぎ澄まし、
    経験と論理で思考する。

    そんな仕事を日々なさっている方々に、
    目に見えない「印象美の概念」が
    果たして伝わったかはわからないけれど、

    こうして「伝える機会」を頂いている現実を
    まずは褒めよう。

    会場は元繊維会館だった場所で、
    建築士・谷口吉郎さんが手掛けた建物だとか。

    折り鶴をかたちどった照明器具が
    印象的なエントランスで、
    当時のモダニズムを感じました。

    #sensuouscity
    #官能都市
    #金沢市
    #ひとと風景がアートになる印象美なまちづくり
    #いま私は風景のよき参加者だろうか
    #そんな問いを持つ感性
    #WORDROBE
    #印象美 @ 金沢大学サテライト・プラザ