人生の最終章をともに紡ぐ

すべての人間が例外なく、
「人生の最終章」に向かって今を生きている。

ニューヨークで30年以上もの間、
終末期の患者さんと向き合い、
人生の最終章をともに紡ぐ仕事をしている
スピリチュアルケアカウンセラー
岡田 圭さんと、

西田幾多郎記念哲学館 館長の
浅見 洋さんの対談を聴講しました。

スピリチュアルケアカウンセラーは、
問題を見つけて解決するのではなく、
患者さんが「自分の命に対する所有権」を
取り戻せるよう励ましたり、

その人が「患者」と呼ばれる前に体験した
「その人の物語」を理解しながら、
「その人の定義」でケアやサービスを作っていく仕事。

それには「即興のダンス」という

すてきな名前がついているそう。
日本の美意識には二種類あり、

一つ目は、
日本料理のように一品一品独立して、
綺麗に盛り付けられ、
境界線があることで成立する美しさ。

二つ目は、
日本庭園のように、
苔も岩も境界線なく溶け込み、
全体が一つになることで生まれる美しさ。 .

「生きる過程の物語」には
境界線はないのだから、
「患者と呼ばれる前」から紡いでいた、
その人にしか見えない光景から見ることが
いかに大切かということ。
そしてそれを招きだす作業や所作、
話しやすいような時間と空間を
提供することが「対話~dialogue」
なのだということ。

「自分の物語」と「相手の物語」
両方に目を向け、理解を深め、
互いに影響を与え合う感性をもつことが
心の目をひらくことに繋がるのだと感じました。

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