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ミュゲの小箱から始まる、茶箱の旅
グリーンのナチュラルな色合い、
優雅なミュゲのモチーフ、
しっくりと手に馴染む風合い。そんな個人的で優雅な愉しみが、
この愛らしい小箱から始まりました。Papier-Mache パピエマシェとは、
18世紀の初めに建築装飾パーツを作る為に
フランスで考案された技術だそう。ジャポニズムの影響を受けた、
フランス流の漆工芸は、南部鉄器のティーポットや、
有田焼のカップとの親和性もよく、
これからの新茶の季節を彩ってくれるはず。 -
猫はメトロノーム、最高の調律師
猫と暮らして25年。
実家の猫から始まり3代目になります。
猫がいなくては自分らしく生きられない、その理由を考えたとき、
猫のリズムが暮らしのメトロノームに
なっているからだと気づきました。ゆったり、のんびり、静かに、
音もなく近づいたり、離れたり。鳴き声は楽器のように愛らしい響き。自由だけど、繊細。
優雅だけど、強か。
好奇心と警戒心のバランスの妙。
すべての動きがしなやかで、
〝雑な無駄〟がなく、
すべてが無意識に習熟し、
身についている。人間は、社会に揉まれて
〝雑〟になったり、〝不自由〟になったり、
自分のリズムに、
他者の影響を受けてしまいがちですが、そんな混沌とした感覚を、
心地好くチューニングをしてくれるのが、
猫というメトロノーム。最高の調律師が傍にいてくれるから、
いつも一定のリズムで暮らせている。ゴルフ中継と、猫のリズムは、なんだか似ていますね✨ -
人生に、夢やビジョンは必要ですか?
明確な夢やビジョンがないことで、
自分に軸がないように感じる人も
いるかもしれない。でも、人は誰もが、
【 自分の人生をしあわせにする 】という、絶対的な使命もって生まれている。夢やビジョンすら、その手段であり、
いたってシンプルなこと。【 自分の人生をしあわせにする 】
それを、利己的と捉える、短絡的な人もなかには、いるけれど、人は自分1人ではしあわせにはなれない。
大切な人を愛する訓練を積み重ね、
誰かが喜んでくれたときに、
人はしあわせに充たされる。年齢を重ねるごとにますます、
誰かの役に立つことや、
社会の役に立つことこそが、
自分をしあわせにしてくれる場合が多くなる。『愉しさ』を手にするのは簡単だけど、
『しあわせ』は努力が必要なのです。だからこそ、
自分をもっとしあわせにするために、
楽(ラク)じゃないことにも挑み、
もっと質の高いしあわせのステージに
向かおうと努力する。しかし、時として人生には矛盾もある。
例えば、
『一時の喜びはあるけれど、しあわせを感じないこと』喜びのあとに、
虚しさや、罪悪感が押し寄せると、わかっていながら、止められないこと。それは、ギャンブルの享楽であったり、男女間の欲望であったり、喫煙や過食、朝寝坊といった類いの、ひととき小さな快感をもたらす、怠惰な日常習慣であったり。だって人間だもの。。
そんなときこそ、
『考える機会』と捉え、『小さなひとときの快楽』を、
『大きな絶対的なしあわせ』に、
に変換する方法を思索する。すべての『経験』『思考』は、
かけがえのないもの。『ダメな自分』と感じるひとときもまた、自分の人生をしあわせにするための、一種のスパイス。程よい塩梅であれば、しあわせを引き立たせてくれるものであり、多すぎれば人生を台無しにするものでもある。 -
コスパで選ばない、大人の経済活動
健康的な消費活動とは、『適正価格重視』であって、『コスパ重視』であってはならない。『あの店は、コスパがいい』という価値観は、世間の風潮であり、営業努力という言い方もできますが、市場の『コスパのよさ』の向こう側には、生産者や、関係会社が、見えないところで身を削っていたり、お店の人そのものが、不必要なほどに無理をしている可能性が高い。なかには戦略として、レストランと物販を同じ店舗で行っている場合などもあり、食事のあとに販売にも繋げる仕組みで、食事の価格を抑えることもあるでしょうが、コスパ重視のお客様は、自分が得することに価値基準があるから、お買い物も別のコスパの良い店舗で、されるはず。『うちはコスパのよさが自慢です』というお店には、それ以外に自慢がないように聞こえるし、『あの店は、コスパがよくて最高!』という価値観のお客様は、適正価格だったら、きっと行かない。『適正価格』で、どれだけ独自性を発揮し、満足度を高めるかを競うほうが、健康的だと思わずにはいられない。お店の人が、生産者さんが、職人さんが、人生を愉しめるだけの適正収入を得て、余裕ある心で、クリエイションに取り組める社会をつくるのは、消費者側にも責任がある。ゴールデンウィークには、いろんなキャンペーンとか、お店独自のイベントがあるでしょうが、お得だけを手にして、得した気分になっているひとは、気づかないうちに、確実に別の大切なものを失っています。それは〝印象〟という見えないベールで、『コスパ重視』の人を引き寄せ、自分の首を絞めることでもあるかもしれない。○その価格設定ならドリンクは追加しよう。○event以外の日も足を運ぼう。○ランチに2回来たから、次はディナーにしよう。お気に入りのお店であればなおさらのこと、お店側の行動の意図を汲んで行動できるひとが、『客ぶりのよさ』であり、『大人の経済活動』ができるひと。もちろん、それは飲食店以外でも言わずもがな。WORDROBEのお客様には、コスパ重視のかたは絶対にお越しにならない。ある意味、偏った付加価値に対する理解者がセミナーをご受講くださり、商品をお買い上げくださることには、もはや、感謝しかありません。。 -
『したいこと』よりも 『したくないこと』に本心が現れる
人は、『したいこと』よりも、『したくないこと』に本心が現れるもの。気持ちの赴くままに、正直に書き綴ってみると、●意に沿わない仕事はしたくない
●根底から苦手なひととは関わりたくない●尊敬できない人の指示に従いたくない●世界観の合わない場所には居たくない●お付き合いだけの無駄な経費はかけたくない
エトセトラ…湧き水のように出てくる、
『したくないこと』を肯定に変えると、
○意志をもって仕事をしたい○大切だと思うひとたちと関わりたい○世界観の合う場所を積極的につくりたい○尊敬するひとから学びたい○価値ある代償は喜んで支払いたい何十個も書き綴ってみると、
望んでいるとおりの人生を、ちゃんと選んで生きていることにも気づく。そして『したい』という目的地に、『したくない』を経由しないと辿り着かない自分は、自由な気分になっているわりに、まだまだ不自由だと認めずにはいられない。そして『したくないこと』があまりにも多いことを、むしろアッパレにも思う(苦笑) -
好きなものは変わらない
ロンドンのファッションサイトで
一目惚れしたバングル。10年以上経っても、
いまでも変わらず、ずっと好き。
デザイナーは違っても、
ウォレットも、
ネックレスも、
ピアスも、
ドレスの裾レースも、
似たモチーフが集まってくる。クールでゴージャスな
デザインだけど、よくみると、
レース・モチーフが
デイジーであるという、
素朴な愛らしさを
内包した感じがたまらない。#印象美
#WORDROBE -
ユニセックスにいだく疑問
日本では、なぜ大人も子供も男女も構わず、
外国映画の女優は、老いも、若きも、自宅できれいなナイトローブや、チャーミングなナイトウェアを着ているのに。それは少女の頃からの疑問だった。『 お腹を冷やさないように、パジャマの裾をズボンのなかに仕舞って、毛糸の腹巻きをしなさい。』と、母親から手編みの腹巻きを強要され、アイデンティティが崩壊しそうになり、激しく拒絶した少女時代を思い出す(笑)『 Kimono Robe 』って、日本の日常言語ではありませんが、ナイティやラウンジウェアを扱うインポートショップでは、時折、表示されている呼称。いわゆる『 湯上り浴衣 』の西洋version。インテリアも、ライフスタイルも和洋融合が定着している日本なのに、なぜ、こうしたものは、あまり一般化しないのだろう。↑これは私物雰囲気のあるホテルの備品も、厚手のバスローブか、病院の介護服みたいなスキッパーばかり。東洋の織物の影響をさりげなく受けた、ヴィンテージ感のあるプリント柄や、イギリスのリバティプリントで作る『 Kimono Robe 』って、シャワー後のラウンジウェアとしても機能的で、日本女性にきっと似合うはず。(淡くシックな小紋柄のイメージ)ユニセックスのパシャマは、家庭内の関係性まで、男女兼用化してしまう要因のひとつ。日本における、大人文化の偏り(かたより)を象徴している。オードリーとメル、出産後のワンシーン。女性と母性が融合した神聖な美しさも、男女兼用パジャマでは成り立たない。#KimonoRobe
#美しい部屋着
#WORDROBE
#印象美 -
花のある暮らし、時々ハルモニア
朝も夜も美しすぎるバラは、リメンブランス花言葉は『 恋の誓い 』何気なくドレッサーに置かれている名著、〝椿姫〟を彷彿とさせますね。カナリア色のバラを活けたフラワーベースは、チェコのアンティーク。経年した透明感が、植物の輝きにナチュラルになじむ、一番のお気に入り。日々、花が開き、活けなおし、
朝夕の光の加減で見えかたが変わるお花は、
いつだって優雅なエネルギーを放っている。切り花になっても、
朝陽を浴びるとうれしそう。薔薇の名前は、ヤギパープル静岡県の八木バラ園から、石川県にお嫁入りした娘たち。鏡に映りこむように、花を活けるのは、風水的にもいいらしい。本当?ミモザをハムハムして、このあと叱られたハルモニアかくれんぼしても、まん丸お目目がきらきらして、すぐに見つかっちゃいますよ。ブルーミルフィーユというエレガントな薔薇。去年の同じ時期も、同じ花を選んでいました。褪せた色彩がクラシックで、しとやかに上品。朝陽にも、夜の照明にも、美しく佇み、そこに在るだけで、いつも優雅な波動を発して、暮らしのなかに、しあわせなエネルギーをもたらしてくれる。お花も、ハルモニアも、いつも傍で。あ、おいしいお菓子とお茶も、欠かすことなく、いつも傍で(笑) -
〝 販路 〟はクリエイションである
『 ネイルパフュームオイルBenedictionf 』という商品を作ったとき、今の自分にとって『 最高の販路開拓 』って、なんだろう?と、迷ってしまいました。そのときに、尊敬するかたから頂いたのが、『〝販路〟は、クリエイションだよ 』という、メッセージでした。クリエイションであるからには、コンセプトが大事。〝理想とする販路〟と、〝ネイルパフュームオイルBenedictionf〟の共通コンセプトを考えて行き着いたのは、● 豊かさの本質を求めるひと● ブランド名や肩書に惑わされないひと● いつの時代も変わらぬ価値を見いだせるひと● 人生の時間を愛するひとそんなお客様へ、〝商品〟を通じて〝人生の豊かさ〟を提案すること。レオナール・フジタの美しい絵も、映える場所に飾られなくては、命が宿らない。ならば、その絵が最も映えるように、工夫を凝らして展示してくれるgalleryと、映えるように飾ってこそ、〝空間美という価値〟が生まれることを、理解して、迎えてくださるお客様が必要です。『 販路は、クリエイションだよ 』いい商品を作っただけでは未完成。販路と、その先のお客様、すべてが大切なクリエイションであることに気づかせていただいた大切な一言でした。『 静かに、確かに、広めていく 』焦ることなく、大切に、一歩ずつ、きらめくような場所で、お取り扱いいただけることを、ただ願うだけではく、自ら働きかけていこう。【 ネイルパフュームオイルBenedictionf 】≪金沢市≫
●Atelier & Gallery Creava
TEL 076-231-4756
〒920-0865石川県金沢市長町2-6-51●石田屋 Gamadan
TEL 076-298-4800
〒921-8154石川県金沢市高尾三丁目4-1●L’INTERNO BY YAMAGISHI
TEL 076-252-7583
〒920-0805石川県金沢市小金町3-31≪東京都≫
●ホテル椿山荘東京TEL 03-3943-1111(代表)
〒112-8680 東京都文京区関口 2-10-8
●銀座の金沢 dining・galleryTEL 03-6228-7733東京都中央区銀座1丁目8-19キラリトギンザ以上のお店で、お取り扱い頂いています。ショップ、ショールームの情報はこちら↓ -
自信がない、と言えるしあわせ
ここ数年『自信がないんです』
と、言葉に出して言う人に、
よく会うようになりました。それ以前は、聴いたことのない台詞。
私も言葉にしたことがないし、
声にしている人に会ったこともない。自信があるから言わないのではなく、
仕事で『自信がない』と言ってしまったら、
金輪際、仕事が来なくなるからです。自信がない大工さんに
家を建ててもらいたい施主はおらず、自信がない美容師に
髪を切って貰いたい顧客はおらず、自信がない司会者に、
大切な披露宴を任せたい新郎新婦も
いません。自信がなくとも、あるように振る舞い、
依頼主の想像を上回るクリエイションを、生み出すひとが、プロフェッショナルだから。『自信がない』と言えば、
誰かが『大丈夫!』と言ってくれるだろうけど、それは鎮痛剤みたいなもので、
一時的には効くけど根治はしない。鎮痛剤に依存すると、身近なひとからの
承認では効かなくなり、遠路はるばる高名で強力な鎮痛剤を求めて
大枚をはたく羽目に陥ることも。大人は根拠なき自信は持てないものです。
自信がなくても自信があるように振る舞い、
実績と成果をコツコツ重ねて、
自信を確信に変えるしか方法はない。『自信がない』と言葉にしたら、
誰よりも自分自身がその言葉に反応し、『自信がない』刷り込みが、
振る舞いや、表情まで、言葉どおりに
なってしまいます。だから、自信がなくて
気持ちが折れそうになったら、
鏡に向かって言って欲しい。『 まだ自信はないけど、私は大丈夫!』
潜在意識は後半の言葉をとらえて、
『大丈夫!』に導いてくれるはず。何よりも考えてみて欲しい。
『自信がない』と率直に言葉にしても、
許される環境で生きてきた幸せを。守ってくれる人や、
信じてくれる人や、
承認してくれる人がいたから、『自信がない』と、心のままに、
素直に言葉にできるのではないですか。『自信がない』と、声にだせる人は
守られて幸せに生きてきた、
運のいい人なんだな。と私は思う。だけど、もし今、
守らねばならない側にいるのなら、
『 自信がない 』を封印し、自信があるように振る舞う生き方を
身につける時期なのではないでしょうか。