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司会者が万が一に備えてすべきこと
祝賀会、結婚式 、式典の当日、
依頼していた司会者が、
移動中の交通事故や、急病で倒れ、
突然、緊急交代になることが、ごく稀にあります。私は交代してもらったことはありませんが、
20年間で3回、ピンチヒッターになりました。本番1時間前に、
まともな打ち合わせもなく、
司会台につかざるを得ない人間の助けになるのは、本来の司会者が事前準備していた
資料や台本です。進行表に自分だけがわかる書き込みしかなく、
情報がすべてその人の脳内におさまっていたら、
ピンチヒッターはホトホト困ってしまう。人は自分が当日、
事故に遭うなどとは考えないので、
つい自分本意な資料準備をしてしまいがちですが、万が一のことが起きたときに、
多大なご迷惑をおかけするのはお客様です。だから第三者が見ても迷うことなく、
すぐに司会ができる台本や資料を事前準備しておく。それが、万が一に備えて司会者がすべきこと。
その事に気づいて、
ひと手間かけるようになったのは、
司会をしていた後期の7~8年だった。もっと早く、その事に気づき、
準備する習慣が私にできていたら、もっと注意深く、
広い視野でお客様に寄り添い、
物事を見ることができる -
金沢から発信するモノづくりに彩りを
商品企画のためのカラー&デザイン
連続講座 2日目が終了。色彩を分析するワークを繰り返し、
世界のトレンドカラーの配色を学び、
従来の加賀五彩の新しい表現を考える一日は、
10時~17時までの7時間があっという間でした。次回は11月。
それまでにしっかりとおさらいし、
商品企画を考え、勉強会を開催します。コミュニケーション、
ビジネスコーチング、
カラー&デザイン、どれも大事で、全てが同時進行。
『ヒトづくり』と『モノづくり』で
ささやかでも日本の印象美へ貢献できるように、
好きなことを磨く学びの日々。 -
手紙の神様から与えられた使命
人は一生のなかで、忘れられない手紙を
何通受けとり、何通送ることができるのだろう。 -
誰にも相談しないという選択肢
独立して仕事をしていらっしゃる女性と
最近セッションする中で
よく質問されることの一つに『自分らしい仕事の進め方とは?』
があります。集客方法や、SNSの使い方、商品の作り方、
コンテンツの選び方など。。。。訊かれて初めて気が付いたのですが、
私の自分らしい進め方は、
誰にも相談せず、
王道のやり方も訊かず、調べず、
黙々と独自で模索し、
トライ&エラーで取捨選択。誰からも影響されないように、
自分の声だけを聴いて進む。多分、物凄い遠回りです。
すでにできている人に訊けば、
答えがすぐもらえて、
遠回りすることなく目的地に
たどり着きそうそれはきっと賢い方法に違いない。
但し、王道は公道でもある。
一般に公開されている道は、
安全で便利で確実で間違いないけど、それはみんなが歩いている道。
目指す目的地は同じでも、
自分が歩きたい道を、
自分なりの方法で、
人の目を気にせず黙々と歩けば、それは固有の歩き方として、
『あの人らしい仕事の進め方』
に、なるのだろうし
うまく成功すれば『ブランディング』
になるのではないかと思う。誰にも相談しなければ、
誰にも振り回されない。自分に徹底的に振り回されたあとなら、
自分にとって必要なアドバイスだけが
心に染み入るだろうし、公道の歩き方さえも、
自分だけの王道になるのではないだろうか。 -
あなたの人生の賞味期限
コミュニケーションを学ぶようになり、『 Aもあるけど、Bもあるよね 』
という、他者の価値観を否定しない思考や、『 すべては捉え方次第だよね 』
『 正解も不正解もないよね 』という、一見、自由度の高い思考が身について、とても楽に生きられるようになったし、
他者との摩擦も激減しました。それを、寛容・成長と思っていたけれど、
あるクリエイティブな業種の女性と
仕事でご一緒したとき、『自分の常識』
『自分の美意識』という、揺るがない頑固な枠組みを持つ、
彼女の生き方、考え方に触れ、大層、苦しそうな生き様だけど、
だからこそクリエイターとしての個性を、
貫き、研くことができるんだ。と、更に魅力を感じたことを、
この〝 若き靴磨き職人のお話 〟で思い出しました。人生の賞味期限は、年齢ではなく、自分の正義を貫くエネルギーが、切れてしまったとき。『自分が成長と思っていたことは、同時に失ったものでもある』この一文に揺さぶられました↓↓↓ -
客から贈る、お礼の気持ち
今日、大好きな料理屋さんにおせち料理を取りに行きました。寒い店内でご主人がせっせと鯖寿司を作る年末の光景。
お釣り用の新札を置いたサイドテーブルには、
小さな菓子折りや、お年賀のお菓子がいっぱい。
おせち料理を取りに来たお客さんたちが、
『 今年も美味しい料理とお節をありがとう 』
その想いをお店に伝えるために持参した気持ちの数々。
客側が一年の感謝を形にしてお店に贈る、
その光景がとても温かく美しいと思った。お客様を愛し大事にすれば、
お客様からも愛され大事にされる。
すると、もっと愛し大事にしたいと思う。その幸せな社会の循環を年末に感じることができて
本当によかった。お店の手伝いをしていた3人のお子さんたちは
父がお客様から大事にされる姿を
きっと誇らしい気持ちで見ていただろう。若い大きな声で「ありがとございました!」と
見送られ、とても清々しい気持ちになった。来年は私もお礼を込めてお菓子を持参せねば・笑。。。 -
タオルも年末準備
タオルも年末準備。
年に2回、タオルを総入替えする。
今治タオルのメゾンドサンホーキン。
届いたときは薄っぺらいけれど、
予洗いすると、ふんわりふっくら膨らみます。柔らかく、吸水性があり、
ワッフル織の縁仕上げが可愛らしく、
まとめ買いしやすい価格帯。もう、何年も前からこればかりになった。
時々、浮気しながら落ち着いた港(笑)
まだまだ使えるタオルを総入れ替えするのは、
お風呂上がりのしあわせな肌触りも
さることながら、
お洗濯のストレスをなくすため。くたびれたタオルを洗い、
くたびれたタオルを干していると、
自分の心もくだびれ、
生活もくたびれる。煩雑にしまいこまれた引き出しからは、
タオルたちの哀れな自己主張を感じて、
こちらまで悲しくなる。一方、きれいな色の新しいタオルは
風になびく姿が生き生きと凛々しく、乾燥機で回転する姿が躍るように軽やかで、
引き出しに並ぶ姿には、
穏やかな調和と融合を感じる。なんという美しく平和な光景だろう。
毎回入れ替え時には、
その時の気分で2色を選びますが、
その色選びは自分の感情を反映する。今回は、キャメルイエロー×ソリッドグレー
少し個性的に生きたい気分らしい。
外食を2回我慢すれば、
実現する半年のしあわせ。しあわせの価値基準は人それぞれ。
今この瞬間の楽しみもよし、
ゆっくり味わう楽しみに価値をおくもよし。年末準備はその人の価値基準がでやすい。
『ありのまま』の自分ってなんなのか?
向き合ってみる時間でもある。
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紅型~びんがたを探して
チャンプルーの國は、伝統文化もまた
友好的で、混沌と新しさを育む。読谷村の工房で、
琉球ガラスや、やむちん焼、伝統工芸館で、人間国宝の紅型の着物や首里織、
琉球漆器などを見学。どんなものも「真に良きもの」に至れば、
そこには無類の美しさが宿る。紅型(びんがた)の着物と言えば、
去年の今ごろ、こんな思い出があります。しいのき迎賓館のポールボキューズでの
結婚式に参列されていた着物姿の女性が
私の目には、一際輝いて見えた。年の頃は30代、黒髪のショートボブ。
金沢城の紅葉を一望する、
大きな一面ガラスのテラス、これまで見たこともない
新鮮な存在感を放っていたのです。加賀友禅が、金沢の自然に寄り添う、
風のように優雅な美しさだとしたら、
その着物は、金沢の自然を抱きしめる、
大地のように悠々とした美しさだった。門外漢の私はその参列者の女性に
「この着物はどちらのものなんですか?」
と、伺ったら、「これは沖縄の紅型・びんがたです」
と、その人は仰った。晩秋のない國で生まれ育った着物が
こんなにも紅葉に映えるということ。青空と真紅のデイゴの咲く亜熱帯の
明るく鮮やかなイメージの紅型に、こんなにも落ち着いた、
胸打つ不思議な魅力があるなんて。装う人とのマッチングも然り。無意味に華美に流れず、
景観の一部として、
真の存在感を放つその人から
私は目が離せず、
好奇心が抑えられなかった。その好奇心は1年後も続いていて、
今日は紅型との心踊る再会を探す1日でした。残念ながら、今日はあの日の感嘆には
出会えなかったけれど、
いつの日か紅型の着物で
晩秋の金沢を歩きたいという楽しい夢は
これからもずっと続く。 -
一番に開封したくなるメールの書き方
社内研修を担当させていただいた企業に、
お礼メールをお送りしたところ、
今日、こんな返信を頂き、とても嬉しかった。本日、午前に頂きましたメールの文章が
とてもステキで感動しました。
あのような文面のメールは
今まで頂いたことがないので、
とっても印象に残りました。
ありがとうございます。メールのやり取りはこの時代、
だれもが日常的に行っていること。一日に何十通と届くメールを処理するのは
ときには苦痛や疲労を伴うものですが、そのなかで、差出名を見たら、
一番に開封したくなるメールを送るにはどうすればよいのか。わたしが普段、意識していることは3つだけ。
①色や香りをイメージさせる言葉
②感情を乗せた言葉③相手の立場を思いやる言葉①色や香りとは、
街路樹の紅葉や桜、青空、夕焼け、
花の香りなど、五感の情緒を
刺激する言葉。②感情とは、
嬉しかった、楽しかった、感動した
など、自分が感じたことを伝える言葉
『心から感謝申し上げます』といった
定型文ではない、素直で本心の感情③相手の立場を思いやる言葉とは、
お風邪めされませんように、
お大事に、お疲れが出ませんように、
など、その人の今の状態を理解し
寄り添う言葉。どれも簡単なことだけど、
オフィシャルなメールばかりの環境にいるひとは、楽しみにしてくださったり、ご自身の日常やプライベートを
少しメールに添えてくださるようになったりと、
お互いの気持ちが一歩近づく感じがします。失礼ではない範囲で、
長々としない範囲で、
ほんの少しだけ心を届ける。メールというツールは忙しいときには
ビジネスライクになりがちだからこそ。以前、映像を専門とする男性から
頂いたメールが私のお手本です。メールを開いた瞬間、
心地よいフォントや
絶妙な行間、漢字の美しさ、目に飛び込んできたのは、
『しあわせなお知らせという絵』読む前から心地よい余韻を与える
そんなメールを送れるようになりたいと、
日常の気ぜわしさに
押しつぶされそうなとき、
ふと、思い出すのです。 -
あなたは羨ましいほどの資源をすでに持っている
あなたは、羨ましいほどの資源をもうすでに持っているよ。それは、ある日のコーチングで、
コーチから言われた言葉『ええ???! 私は何も持っていません』と言いながら、
ああ、そういえば、私はずっとこんな風に
『私には何もない』と思いこんでいたなぁ。そんな過去を、ふと思い返した。
これまでの人生で、
仕事上で抜擢されることが何度かあった。評価されるのはとても嬉しいけれど、
あなたが期待しているもの、私は持っていませんよ。
と、いつも思っていた。例えば、100の能力が必要な仕事に対し、
クライアントは、私の既存の70と、潜在能力の+30↑を見込んで
依頼してくださっていたように思う。ところが私の自己評価は、
70ではなく、20くらい。
だから必死に努力し、がんばって40を積み重ねた。つまり、現実は70+40で110。クライアントは期待以上だと褒めて、
よろこんでくれたとしても、
私は20+40で60だと思っているので、
内心は穏やかではなかった。今回は巧く誤魔化せたけど、次は誤魔化せない。
偽物だと見つからないうちに逃げてしまおう。そんな風に心中思っていた。今、考えると、百戦錬磨のクライアントが、
20を70だと見誤るわけはない。見誤っていたのは私。自分をずっと信じてあげることができず、
偽物だと決めつけ、傷つけて、蔑んでいた。
誰でもない、私が、私を。過去の自分を抱きしめ、謝りたい気持ちになり、
一人になったとき、ポロポロと涙が出てしまった。わたしは、ひとが羨ましがるほどの資源をもうすでに持っている
そう信じて生きることに決めた途端、頭上にあった、
重いマンホールのふたがようやく開き、外の世界に飛び出す時が、
今まさにやってきた。そんな予感やイメージが湧いたのです。自分というのは、こんなに身近でありながら
一生、肉眼で実物を見ることすらできない存在。鏡やカメラというツールが
真実を伝えてくれるように、自分の内面や頭の中も、
自分ではひも解くことは出来ず、
他人を介して真実を知るものなのかもしれない。そのプロフェッショナルがコーチなのであれば、その思考を手に入れ、自分と他者に役立てたい。そう考えたことが、コーチングを学んだ理由。今はその技術のおかげで、
自分の思考の上限を超えられるようになり、
他者をもまた、
超えさせるサポートができるようになった。足枷を繋ぐのは、
誰でもなく自分だということに、
気づいた瞬間から、人生は動き出す。ビジネスコーチングのご相談はこちらまで