一番に開封したくなるメールの書き方


社内研修を担当させていただいた企業に、
お礼メールをお送りしたところ、
今日、こんな返信を頂き、とても嬉しかった。

本日、午前に頂きましたメールの文章が
とてもステキで感動しました。
あのような文面のメールは
今まで頂いたことがないので、
とっても印象に残りました。
ありがとうございます。

メールのやり取りはこの時代、
だれもが日常的に行っていること。

一日に何十通と届くメールを処理するのは
ときには苦痛や疲労を伴うものですが、

そのなかで、差出名を見たら、
一番に開封したくなるメールを送るにはどうすればよいのか。

わたしが普段、意識していることは3つだけ。

①色や香りをイメージさせる言葉


②感情を乗せた言葉

③相手の立場を思いやる言葉

①色や香りとは、

街路樹の紅葉や桜、青空、夕焼け、
花の香りなど、五感の情緒を
刺激する言葉。

②感情とは、

嬉しかった、楽しかった、感動した
など、自分が感じたことを伝える言葉
『心から感謝申し上げます』といった
定型文ではない、素直で本心の感情

③相手の立場を思いやる言葉とは、

お風邪めされませんように、
お大事に、お疲れが出ませんように、
など、その人の今の状態を理解し
寄り添う言葉。

どれも簡単なことだけど、
オフィシャルなメールばかりの環境にいるひとは、

楽しみにしてくださったり、

ご自身の日常やプライベートを
少しメールに添えてくださるようになったりと、
お互いの気持ちが一歩近づく感じがします。

失礼ではない範囲で、
長々としない範囲で、
ほんの少しだけ心を届ける。

メールというツールは忙しいときには
ビジネスライクになりがちだからこそ。

以前、映像を専門とする男性から
頂いたメールが私のお手本です。

メールを開いた瞬間、
心地よいフォントや
絶妙な行間、漢字の美しさ、

目に飛び込んできたのは、
『しあわせなお知らせという絵』

読む前から心地よい余韻を与える

そんなメールを送れるようになりたいと、
日常の気ぜわしさに
押しつぶされそうなとき、
ふと、思い出すのです。