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岡山の夜 @ ターブル・ハラダ – Table Harada
御案内いただいた地域の人気店にて、
たまきさんとの愉しい会話とお食事。オーダーしたのは、地元産食材を使ったメニューを中心とした
アラカルト。黒毛和牛のステーキ
フォアグラのブリュレ アップルソース添えブッラータチーズと苺のサラダ淡路島の玉ねぎスープ ユリ根チップス添え広島産 牡蛎のフリッター
これらは一人分に取り分けてくださったポーション。お味はもちろん、量もたっぷり、
温かいサービスも感動的な上に、
良心的な料金設定にさらに驚きました。金沢から来た私が驚くのだから、
東京の人々はさらに驚嘆するだろうなぁ、、平日の夜に満席である理由が
よくわかります。岡山市の商店街は、
魅力的な個人商店が多く、
画一化に毒されない気概を感じました。今日のきれいな月夜と、お店の方々の朗らかな笑顔は忘れない。 -
箱根仙石原 The Hiramatsu Hotel&resorts
こころ、ときめくもの、「白い霧」「雫石しずく」「湯気」
すべては「水」がもたらす自然界の演出で、地球上の美しいものは、
「水」から生まれていることを
今更ながら実感した、晩秋の小さな旅。今年、研修を担当させていただいた際に、
株式会社ひらまつのフィロソフィーに
感銘を受けて、
仙石原のHiramatsuに初訪問。その実践の場を体験した贅沢な一日。
働く人々は、
極めて丁寧でありながらも、
旧くからの知人のように親しみやすく温かい。お食事は、
創意工夫をこらしながらも、
奇をてらったものとは一線を画し、
プライオリティは「おいしさ」に軸がある。こうした贅沢の探求を、
たゆみなく継続し、
感動を創りだすためには、日々どれほどの、
挑戦と改善を繰り返しているのだろうか。尊敬と感謝があふれます。
『ひらまつ』のフィロソフィーも芸術的↓【 芸術とやさしさ 】レストランとは、
料理という瞬間芸術を通して、
自分の感性を発表する場でもあります。
だから、レストランに従事する者は、
まず芸術家、職人でなければならないのです。同時に、レストランとは、
己のやさしさを対価に代える
生業―サービス業です。
だから何より、
やさしくなければならないのです。お客様に対して、仲間に対して、
あるいは素材に対して、
自分が触れているもの、感じているもの、
すべてに対して
やさしくなければならないのです。芸術とは、エゴイスティックなものであり、
やさしさとは、寛容なものです。
その一見相反するものが同居する空間こそが、
レストランなのです。私達は、
レストランを生業とすることに誇りを持ち、
日々お客様をお迎えし続けてまいります。 -
箱根 芦ノ湖を眺める朝
霧に包まれた芦ノ湖。雨の日の冷え込んだ静けさに
ぼんやりと包まれた紅葉もとてもいい。 -
箱根 芦ノ湖の夕暮れ
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火、土、水、気 万物の起源
炭が小さくパチパチと音をたて、
岩魚がゆっくりと遠火で炙られていく。たった二尾の焼き魚のために、
板前さんが付きっきりで
囲炉裏という四角い世界と
言葉を使わない会話をしている風景。「火」という「神の道具」がもたらす
香りや温もり。原始の記憶が呼び覚まされ、
このうえなき多幸感に包まれました。暖炉や焚き火にも共通する、
火の「安らぎ」は、
オール電化という時代の進化が手放したもの。「現実的に安全」なはずのに、
「本能的な安らぎ」から遠のくのは
なぜだろう。そして、滋味豊かな薬膳のスープの、優しい味わいたるや、、、人間界の上にあり、
最上の果報を受ける者が住む清浄な世界を
天上(てんじょう)と呼ぶならば、この感覚はまさに「天上の平和」。
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神様から一年のご褒美を授かる
白山比咩神社境内に立つ、
創業150年の料理旅館でありオーベルジュの
『和田屋』が主催する催し。一年の穢れを払うために白山比咩神社に
昇殿参拝し、和婚のスペシャリスト 小谷由美子さんから
神事について学び、和田屋さんの広間にて、
春の恵みの野草や山菜、
川魚たっぷりのお料理を食しました。五代目主人の年季の入った謡、
地のエネルギーが溢れるお料理の数々。東京からご参加の初対面の隣人との会話が
弾み、すべてが素晴らしい時間は
極楽のごとく過ぎゆくのでした。白山さんのおみくじは、
18年間、末吉続きで厳しいのですが(笑)、今日は、
“ まあまあ頑張ったね。一息つきなさい ”
と神様から褒められたような気がして、
春の雨が温かく感じました。力強く根を張る山菜や山野草にも励まされ、
新しい一年が待ち遠しいほど
元気をもらいました。#和田屋
#オーベルジュ
#白山比咩神社
#婚礼屋
#小谷由美子さん
#フードコーディネーター
#つぐまたかこさん
#素敵すぎるイベント
#毎月あったらいいのに -
真なる、おもてなしの街
今週末のコミュニケーション講座にて、
20代の、若い受講者の男性が、
三つ揃えの美しいスーツ姿でお越しになり、“ふくさ”に丁寧に包まれた受講料を、
茶道の先生にお月謝をお渡しになるのと
同じ所作で私にお渡しくださいました。過去に、お渡しした経験はあれど、
受け取った経験ははじめてで、
オタオタと戸惑う自分に苦笑い(笑)学びの空間を丁寧に整えてくださった、
その男性のご職業は大工さん。
芸術・文化を、庶民や職人層にも広め、
加賀藩を治めた前田家の立国精神を
そのかたの振る舞いから感じました。文化や風土を継承していくというのは、
住民一人一人の意識であり、決して他人任せにすることではない。
当日、私はさくらの季節に先駆けて、
衣装を選び、登壇しました。視覚もまた、おもてなし。それは、職業云々ではなく、
人として、自分にできる、ささやかなことで、
自分も、周囲も、もてなす気持ちが
住民のこころに宿っている場所が、
真なる『おもてなしのまち』ではないだろうか。ましてや、金沢。
武家文化、町人文化の街なのだから。 -
心の茶会
盲導犬と視覚障害者の方々を支援する、
チャリティー・コンサートの前に、
視覚障害者の方々をお迎えしてのお茶会が
催されました。釜やお茶杓などをお一人お一人に
触れていただきながら、
大樋長左衛門さんが自らご説明され、湯返しや、茶筅が奏でる音を愉しみ、
お茶を喫っしていただくひとときでした。コンサートでは、
オーケストラアンサンブル金沢の
弦楽四重奏の優雅な調べを。生で聴く〝なごり雪〟に会場中が感涙。。。1000人もの観客が、ひとつの名曲を介して、
それぞれの懐かしい記憶が想起され、
一緒に感動できるって素敵なこと。久しぶりの司会をしながら、
生きていることに感謝する一日でした。金沢香林坊ロータリークラブのみなさま、
ありがとうございました✨ -
交換したのは“お菓子”ではなく“想い”
女友達とのお昼ごはん。
彼女は私に、吉はしさんの上生菓子『霜月』を。
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旅人に余韻を贈る
ルコントのパウンドケーキ昨日、出張先の東京で従妹と食事した帰り際、
彼女がさりげなく手渡してくれた東京土産クリスマス・カラーのドライフルーツ
宝石箱のような華やかさ驚くほど上質な素材がぎっしりの豊かな味、
視覚と味覚,
両方を考えた素敵な贈り物ガラスのツリーと並べると気持ちが華やぎ、
東京のキラキラした空気を思い出すのです旅人に余韻を贈る。
質の高い甘みとともに、ふと考える。
帰る客人に対し、
半紙に包んだお菓子を渡す金沢の風習も、
そんな余韻の贈り物なのかもしれない。この楽しい時間をお菓子とともにお持ち帰りください。
大事にしなければならない風習を、
静岡育ちの従妹に思い出させて貰う。そういえば、彼女の父母は金沢の人だ。
親の美しい行動とDNAは
子にも連綿と伝わるのですね。