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  • 2014.05.04

    ハレと、ケと、ケガレ

    垣根の剪定、雑草と格闘。

    それは地味な地味な日常(ケ)

    でも、これを放置して出掛けても、
    心はいつまでも見えない蔦に縛られる。

    絡み合いギュウギュウに生い茂る草木は、
    家人の心の風通しも塞い(ふさい)で、
    憂鬱な澱(おり)が溜まるように気を重くする。

    その絡まり(からまり)をほどくことは、
    「憂鬱な心」というケガレを浄めること。

    だから作業を終えたあとは、心が軽く、
    清々しくなるのだろう。

    作業のあとは、ゆっくりお風呂に入って、

    本を読み、夜は映画に行こう。

    ささやかなハレの時間。

    ハレ(晴れ)と、ケ(日常)と、

    ケガレ(気枯れ)の浄化

    その繰り返しがあってこその充実。

    ゴールデンウィーク中は、
    あちこちで地元の祭り(ハレ)が
    あるけれど、昔の人のハレは、
    本当に一年にほんの数回だったのだろう。

    そして、その時間は、
    とてつもなく愉しかったのだろうな。

    その高低差のリズムがあってこそ、
    人は、メリハリの充実を味わえるのですね。

  • 2014.04.29

    ことばによる薫陶(くんとう) ~ 祝婚歌 / 吉野弘

    『 祝 婚 歌 』

    二人が睦まじくいるためには
    愚かでいるほうがいい
    立派過ぎないほうがいい

    立派過ぎることは
    長持ちしないことだと
    気づいているほうがいい

    完璧をめざさないほうがいい
    完璧なんて不自然なことだと
    うそぶいているほうがいい

    二人のうち どちらかが
    ふざけているほうがいい
    ずっこけているほうがいい

    互いに非難することがあっても
    非難できる資格が自分にあったかどうか
    あとで疑わしくなるほうがいい

    正しいことを言うときは
    少しひかえめにするほうがいい

    正しいことを言うときは
    相手を傷つけやすいものだと
    気づいているほうがいい

    立派でありたいとか
    正しくありたいとかいう
    無理な緊張には色目を使わず

    ゆったりゆたかに
    光を浴びているほうがいい

    健康で風に吹かれながら
    生きていることのなつかしさに
    ふと胸が熱くなる
    そんな日があってもいい

    そしてなぜ 胸が熱くなるのか
    黙っていてもふたりには
    わかるのであってほしい。

  • 2014.04.22

    丁寧は未来への贈り物

    そろそろ夏物の寝具に変えようと思いたち、

    きちんと手入れされた麻のシーツや、

    枕カバー、肌布団が
    手の届く場所に整えられていて、
    すぐに気持ちよく使えるとき、

    一年前の自分に
    『本当にありがとう!』と、
    お礼を言いたくなる。

    最近、面倒くさい気持ちに疲れていたので、
    過去の自分から、

    『 丁寧は未来の自分のためだよ 』

    と、教えられた朝。

  • 2014.04.14

    さくら色の涙を誘う、贈り物

    卯辰山で今年最後のお花見

    お昼ごはんのあとは、
    ふらりと上生菓子を買って、
    友達とドライブがてら野点でゆっくり。

    青空に映える桜吹雪がきれいな午後。

    金沢に生まれて良かったねぇ。。と、
    語り合い、

    その友達から、
    心がこもりすぎのプレゼントを贈られ、
    思わずベンチでお茶を頂きながら、
    泣いてしまった。

    よくもまあ、こんなにそっくりなのを
    見つけてくれたものだと感心しきり。

    なんだか、天国のだるちゃんも一緒に
    お花見にきたみたい。

    友達ってありがたいものですね。

  • 2014.04.01

    おとな美女、その共通点


    2013年8月27日にスタートした
    『WORDROBE おとな美女レッスン』

    知的な話し方教室や、魅せ方レッスン、
    イメージブランディング講座、
    コミュニケーション能力2級認定講座など、

    WORDROBEレッスンに参加してくださる女性には、
    共通点があります。

    ① 自立している女性である。

    自立とは経済的なものもあるけれど、
    精神的自立こそ、おとなの証ではないかと思う。
    つらいことがあっても、
    笑顔でパフォーマンスを上げて、
    自分で心のマネージメントができる女性。

    ② 謙虚な女性である。

    自身が、未熟で未完成であることを認め、
    誠実に学ぶ姿勢を持っている女性。

    ③ 相手に信頼を示せる女性である。

    コミュニケーションも、話し方も、
    自分から心を開くというのが最初の一歩。
    まずは自分から進んで相手を信頼する。
    それができる女性は、人からも愛される。

    ④ 自分を大切に扱える女性である。

    女性としての美しさも、人としての成長も、
    自分を愛することからスタートする。

    私なんか・・・と、自分で軽んじれば、
    あなたなんか・・・と、人からも軽んじられる。
    私ならば・・・と、自分を大切にすれば、
    あなたならば・・・と、人も大切にしてくれる。

    私は自己投資に値する人

    そう考えられる女性は、
    最も堅実なお金の遣い方を知っている、
    理知的な女性。

    自分の力で人生を切り開いていける、
    勇敢な女性。
    心地好い環境や必要な学びを自ら選択できる、
    美学を持つ女性。

  • 2014.03.28

    春の贈り物~名入れの小風呂敷

    小風呂敷を2枚かいました。

    一つは、新年度を心新たに迎えるため、
    自分へ贈るもの。

    もう一つは、
    最近おめでたいことがあった方へ
    のお祝い用のもの。

    その方のラッキーカラーで
    色違いを名入れ注文。

    小風呂敷は、贈り物や御礼など、
    自分の気持ちを包んでお相手に届けるもの。

    届けることは、
    受けとることより嬉しい。

    そんなふうに生きている方なので、
    この桜の小箱に入った小風呂敷は、
    きっと、しあわせなお役目を
    いっぱい担うだろう。

  • 2014.03.22

    琉球ガラスの贈り物

    心優しき名護んちゅから届いた琉球ガラス。

    深みのある色合い、
    明暗のコントラスト、
    やわらかいフォルムの表現が
    なんとも美しい。

    飾って愛でるだけでなく、
    普段使いで愛着を感じられる器を
    選んでくださったことがまた嬉しい。

    まずはフルーツを入れてみた。

    太陽の自然光が似合うコンビネーション。

    琉球ガラスは沖縄に留まらず、
    ベトナム琉球ガラス文化工芸村を構えて、
    世界に発信しているとのこと。

    ガラスという涼しげな印象の中に、
    ハンドメイドの温もり。

    今日から仲良く一緒に暮らしていこう。

  • 2014.03.08

    祝福と感謝のなかに生きること

    雪景色なのに、ほのかに春を感じる。

    人前式のバージンロードで
    新婦の父が、娘の手を新郎に委ねた。

    金沢城下に舞う名残雪は、
    父の想いを絵にしたようだった。

    清らかで、せつなく、
    それでいて、
    春を迎える希望がそこにはある。

    今年初めてのブライダル。

    この空気の中に、久しぶりに
    身を置いてみると、
    やっぱり私はこの仕事が大好きなのだと、
    改めて感じずにはいられない。

    祝福と感謝。

    それは人間だけに与えられた高尚な感情。

  • 2014.01.28

    30年前の懐かしい想い出


    高校時代の3年間、
    毎週土曜日の午後は、
    お茶のお稽古に通っていました。

    きっかけは、
    憧れていた国語の先生が

    『僕はお茶をたしなむような女性が好きです』

    と、授業で言ったから。

    『わたし、お茶、習いたい』

    暴れん坊の娘が、

    本来言うはずもないことを
    突然、言い出したものだから、
    父親は有頂天。

    気が変わらないうちにと、
    翌週には茶道の先生へのご挨拶を済ませ、
    持ち物も、練習道具も、全部準備して、
    笑顔で送り出してくれた。

    その教室と、
    国語の先生のご実家が近くて、
    いつもお稽古のあと、わざわざ遠回り。

    『もし先生に会ったらどうしよう!』

    と、ドキドキしながら帰るのが
    お稽古の一番の楽しみだったとは、
    今も父は知らない。

    『すてきな大人の女性になりたい』

    と願うような想いで始めた茶道を、

    30年の時を経て、
    今年から改めてきちんと学び直す。

    『すてきな大人の女性になりたい』

    という気持ちのベースは同じだけど、

    当時は照れくさいばかりだった、
    様々な決まり事や所作。

    目に留まらず見過ごした情緒を、
    今の私はどう感じるのだろう?

    30年前に使っていた
    扇子やふくさのお稽古セットを見ると、

    娘時代の自分の想い、
    当時、今のわたしと同年齢だった
    親の想いを交互に感じて、
    なんとも不思議な気持ちになるのです。

  • 2014.01.27

    女性が満たされるとき

    昨日は半年ぶりに会う女友達と、
    6時間半ノンストップで喋りっぱなし。

    深夜0時に閉店解散したけれど、
    あのままだったら、朝まででも
    話しつづけていただろう。

    話の中身は極めて他愛もないこと。

    テーマもなければ、結論もない。

    話はあっちこっち飛び飛びで、

    未来の夢も、老後年金も、美容も、
    介護も、グルメも、病気も、過去の懺悔も、
    全部笑って話し合う。

    笑い泣きし過ぎて、
    アイメイクが流れ落ち、
    お互い、目がシジミ状態。

    6時間も話していても、
    そこには何一つ解決はない。

    あるのは、
    話した!聴いてもらった!ありがとう!
    という、満たされた気持ち。

    男性にとっては、
    自分の悩みごとにたいし、
    3分で論理的な解決方法を
    示してくれる友人は貴重だと思う。

    でも多くの女性は、解決などしなくとも、
    3時間、心に寄り添い、
    話を聴いてくれる友人がとても貴重なのです。

    帰りがけ、その彼女が、
    去年旅立った我が家の愛猫へのお供えにと、

    きれいなバラの花束を贈ってくれた。

    16年連れ添った猫よりも長い年月、
    お付き合いしてくれている彼女の
    優しい心遣いが、とてもうれしい。

    女性が満たされるのは、
    こころ、時間、安心、笑顔

    そう、それはお金では買えないものばかり。

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