• 交換したのは“お菓子”ではなく“想い”

    女友達とのお昼ごはん。

    彼女は私に、吉はしさんの上生菓子『霜月』を。

    私は彼女に、今日から販売が開始された
    月天心さんの豆大福を。

    お互いが自然に手土産として用意していて、
    なんだかほっこり(*^^*)

    それぞれが要予約の東山の和菓子店

    急拵えではなく、

    『今日会えることをずっと楽しみにしてたよ』

    という想いを交換したような気がして、
    なんだか嬉しい雨の午後です。

  • 大切な友人のご尊父が旅立った日

    今日の富山県は、
    立山連邦が際立つ美しさでした。

    大切な友人のご尊父が旅立った日。

    この世で十分に役目を終えた身体を
    静かに置いて、魂が自然に還った日。

    鮮やかな紅葉と、すみわたる青空と、
    優しげな雲と、爽やかな秋風が

    両手を広げて魂の帰還を祝福し、
    この世での功績を
    褒め称えているかのよう。

    山形県人でありながら、
    最期は仕事場である富山県に
    想いを馳せていた方だから、

    立山連邦もまた、
    ご尊父の旅立ちを凛とした表情で、
    姿勢をただし、
    優しく敬礼しながら見送っているように
    私は見えた。

    一人っ子の彼女は立派に喪主を勤め、
    残された母を労り、周囲に配慮していた。

    物語のように温かく心に響く、
    喪主の挨拶を聴きながら、

    ご尊父はどんなに安堵し、
    誇らしい気持ちで、我が娘を
    見守っていたことだろう。

    いつの日か必ず訪れるその日までに、
    私もキチンと大人になろう。

  • 先代猫だるちゃんの納骨日

    今日は義父の10回忌のお墓参り後、
    先代猫のだるちゃんの納骨を
    1年越しで行いました。

    だるちゃんが旅立ったのは去年の10月16日。

    お骨を手放すことも、新しい猫を迎えることも、

    哀しみに忠実でないようで
    ずっと気が進まなかったけど、

    いざ、チビ猫ハルモニアを迎えてみると、
    『だるちゃんもこんな仕草したなぁ』とか、

    『だるちゃんもこの場所好きだったね』とか、

    共に過ごした幸せな思い出を振り返る時間が増えて、
    より一層だるちゃんを身近に感じるようになりました。
    大事な友人・八木勢津子ちゃんが
    死に物狂いで探してくれた(笑)
    だるちゃんそっくりなイラスト入り缶が
    我が家の日常風景に溶け込み、

    お気に入りのコーヒーやココアを淹れるたびに、
    心で語りかけ、一緒にいるかのような
    温かい気持ちになることも大きな救いになりました。

    贈り物が上手な人って、
    相手の心に寄り添える人なのですね。

    私もそんな女性になりたいな。

    人もペットも、愛するものの旅立ちの時に、
    『ありがとう』と心から言えるように。

    『ごめんね』と泣かずにいられるように、

    きちんと愛をもって関わり、接していこう。

    そう心新たにした秋の1日でした。

  • おしゃれの幸福論 ~ 光野 桃

    光野桃さんといえば、
    私が20代の頃の愛読誌『ヴァンテーヌ』で
    コラムを書いていらっしゃって、
    きれいな文章と夢のようなファッションの世界に
    地方都市に住むOLの私は、
    心酔し、憧れていたものです。

    久しぶりに手にして読んだ新刊

    『おしゃれの幸福論』

    光野さんにも45歳から55歳までの10年間、

    おしゃれから遠ざかっていた
    暗黒時代があったことを知りました。

    人生は山あり谷あり、子育てや療養中、
    介護やリストラ、
    おしゃれどころではない時が
    女性にはあるもの。

    そんななかでも、
    最低限の矜持を持っていれば
    最後のおしゃれの聖霊が
    自分にとどまってくれる。

    そんな言葉に心惹かれました。

    矜持とは、
    自分の能力を優れたものとして誇る気持ち
    自負、プライド

    光野さんの最低限の矜持はパールピアス。

    光野さんのおしゃれの師匠である
    ジュエリーサロンのオーナーが
    『朝起きて、顔を洗ったら
    すぐこのピアスをつけてね』
    と言って手渡してくれたピアス

    化粧もせず、
    美容院に行く時間も気力もなく、
    汚くてつらかったときも、
    パールピアスだけは外さない。

    それが女性としての最低限の矜持。

    よそ行きの時よりも、
    毎日の暮らしのなかでこそ
    おしゃれは大事なのだと信じて行う心がけ。

    私にとっての最低限の矜持は何だろう。
    と考えた。

    46年間の人生で、わたしにも
    おしゃれどころではない、
    本当に余裕のない時期が確かにあった。

    その中でもずっと続けていたのは、
    ネイルとハイヒールだろうか。

    80歳になっても、
    ネイルとヒールパンプスが
    最低限の矜持と思えたら、
    それはそれはすてきなこと。

    そんな女性に、自信の女神は
    温かく微笑みかけるのだろうな。

  • 金沢ジュエリーdodo

    金沢のジュエリーデザイナー
    藤田圭子さんのdodoシリーズ

    今秋に新しくワードローブに加えた
    お気に入りネックレスです。

    ワンピースはドイツのデザイナーの
    シンプルな一着。

    金沢とBerlinのコラボレーションは、
    意外にシックリ。

  • 香川県高松にて印象美セミナー

    午後からの講演会に向けて美容室へ。


    人前に立つ前日はサロンでへアセットして、
    気持ちの切り替えをするのがいつもの習慣。

    今日は見知らぬ土地ゆえ、
    地元の友人に紹介していただき、
    女性オーナーが一人で経営している
    素敵なサロンへ。

    オーナーのルミさんとは
    年齢が近いこともあり、
    話に花が咲き、いっぱい笑って、
    すごくリラックス。
    そして、講演後に夕食のお約束をしました。
    こうして全国に広がるご縁が愉しい。

  • あなたは羨ましいほどの資源をすでに持っている


    あなたは、羨ましいほどの資源をもうすでに持っているよ。

    それは、ある日のコーチングで、
    コーチから言われた言葉

    『ええ???! 私は何も持っていません』

    と言いながら、
    ああ、そういえば、私はずっとこんな風に
    『私には何もない』と思いこんでいたなぁ。

    そんな過去を、ふと思い返した。

    これまでの人生で、
    仕事上で抜擢されることが何度かあった。

    評価されるのはとても嬉しいけれど、
    あなたが期待しているもの、私は持っていませんよ。

    と、いつも思っていた。

    例えば、100の能力が必要な仕事に対し、
    クライアントは、私の既存の70と、

    潜在能力の+30↑を見込んで
    依頼してくださっていたように思う。

    ところが私の自己評価は、
    70ではなく、20くらい。
    だから必死に努力し、がんばって40を積み重ねた。

    つまり、現実は70+40で110。
    クライアントは期待以上だと褒めて、
    よろこんでくれたとしても、
    私は20+40で60だと思っているので、
    内心は穏やかではなかった。

    今回は巧く誤魔化せたけど、次は誤魔化せない。
    偽物だと見つからないうちに逃げてしまおう。

    そんな風に心中思っていた。

    今、考えると、百戦錬磨のクライアントが、

    20を70だと見誤るわけはない。
    見誤っていたのは私。 

    自分をずっと信じてあげることができず、
    偽物だと決めつけ、傷つけて、蔑んでいた。 
    誰でもない、私が、私を。

    過去の自分を抱きしめ、謝りたい気持ちになり、
    一人になったとき、ポロポロと涙が出てしまった。

    わたしは、ひとが羨ましがるほどの資源をもうすでに持っている

    そう信じて生きることに決めた途端、

    頭上にあった、
    重いマンホールのふたがようやく開き、

    外の世界に飛び出す時が、
    今まさにやってきた。
    そんな予感やイメージが湧いたのです。

    自分というのは、こんなに身近でありながら
    一生、肉眼で実物を見ることすらできない存在。

    鏡やカメラというツールが
    真実を伝えてくれるように、

    自分の内面や頭の中も、
    自分ではひも解くことは出来ず、
    他人を介して真実を知るものなのかもしれない。
    そのプロフェッショナルがコーチなのであれば、
    その思考を手に入れ、自分と他者に役立てたい。
    そう考えたことが、コーチングを学んだ理由。

    今はその技術のおかげで、
    自分の思考の上限を超えられるようになり、
    他者をもまた、
    超えさせるサポートができるようになった。

    足枷を繋ぐのは、
    誰でもなく自分だということに、
    気づいた瞬間から、人生は動き出す。

    ビジネスコーチングのご相談はこちらまで

  • 極悪がんぼ ~ 大衆に迎合しない、稀有な月9

    視聴率が非常に残念だと評判の
    フジ月9ドラマ『極悪がんぼ』

    品性は高くないけど、
    キャスティングの質は高いドラマ。

    私は録画してまで観ております。

    ストーリーにはあまり興味ないのですが、
    このドラマに出演している、
    椎名桔平&オダギリジョーの
    ワルイ感じが、とてもイイ感じ。

    映像の世界のワルイ色男は、
    非現実的なファンタジーなのだろう。

    表情、座り方、目線、たばこの吸い方、
    言葉以外でワルイを表現する俳優ってすごい。

    オダギリジョーのどこの方言かわからない
    イントネーションもすごくイイ。

    来週、最終回です。

    大衆に迎合しない稀有な月9。

    豪華出演俳優陣の演技力が凄いので
    一見の価値あり。

    神崎薫:尾野真千子
    冬月啓:椎名桔平
    茸本和磨:三浦翔平
    真矢樫キリコ:仲里依紗
    夏目大作:竹内力
    抜道琢己:板尾創路
    巻上輝男:宇梶剛士
    小清水元:小林薫
    豊臣嫌太郎:宮藤官九郎
    伊集院保:オダギリジョー
    金子千秋:三浦友和

    全員悪いひとの役です。

  • 下請け職人とクリエイターの違い

    私は長年、フリーアナウンサーという、
    『話す職人』として、
    いわゆる下請けの仕事をたくさんしてきました。

    下請け職人というのは、永遠の形態ではなく、
    自立型経営、独自企業になるまでの我慢の期間、
    勉強の期間だと私は思っている。

    嫌なことも、つらいことも、苦手なことも、
    薄利なことも、面倒なことも、恥ずかしいことも、
    一人前になるまでは、とにかく何でもやってみる。

    とにかく数をこなす。

    数をこなしても、磨かれない質もあるが、

    数をこなさずして、磨かれる質はない。

    私はそんな奉公を20年続けて、
    ふと、年季が明けたな。と思った。

    今は自分にできるささやかなことで
    誰かの役に立つ喜びを感じているし、

    もっともっとできることがあるはず。という
    自分の潜在能力の奥深さにも期待している。

    でも、とうに年季が明けた職人の中には
    自由になる扉がわからず、
    ずっと奉公を続けている人もいる。

    私も下請け職人だったからよくわかりますが、
    職人の望むものは、シンプルに2つです。

    ①お客様に喜ばれたい。

    ②自分の能力を認めてもらい、評価されたい。


    つまり、原価を割り込むような値付けをされたり、
    理不尽な扱いを受けたとき、
    下請け職人のマインドは、

    日雇い労働者になる。

    そのコストカットは、
    本来得られるはずの質をも落とす。

    一方で、こころも経済も満たされた場では、
    職人たちは潜在能力を発揮し、
    顧客満足に全力を注ごうと努力する。
    そのときのマインドは、
    矜持をもったクリエイターになる。
    その結果、質を高めた価値を
    提供することができるのです。
    それが、下請け職人と、クリエイターの違い。
    ずっと重ねてきた努力や経験を活かして、
    人に喜ばれ、お金を得て、
    社会に経済を循環させることこそ、
    仕事の醍醐味であり、生きている実感に繋がる。

    社名であるWORDROBEワードローブは、
    ことばの衣裳部屋であるとともに、

    才能あるクリエイターたちが、
    自由な組み合わせで輝くことができる場所。
    素晴らしきクリエイターを
    適材適所にご案内することもまた、
    印象美プロデューサーの仕事です。
    ☆写真の絵は大森慶宣さんの作品です。

  • タケノコの故郷 ~ 別所町

    金沢の筍の産地・別所で、
    友人たちと気楽にタケノコのフルコース


    こちらのお店、祖母の実家という、
    ちょっと遠い親戚です。

    高校時代、生まれて初めて
    アルバイトしたのもこちら。

    ゴールデンウィークの繁忙期に
    三日間、泊まりがけでお運びしたら、
    筋肉痛で大変だったことを思い出しました。

    霧島ツツジの鮮やかさはあの頃のまま、
    なんだか思い出を旅するような気分。

    朝掘りのタケノコのお刺身は柔らかく、
    季節の滋味でお腹いっぱい。

    お目当てのコーヒー店はお休みで、
    自宅でお抹茶と干菓子。

    これもまたよし。