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【開催レポート】金沢を旅するパーソナルコーチング
旅情という新鮮な心の環境のなかで、
自分を内観し、金沢を旅するコーチング。はるばる香川県からビジネス・コーチングを
受けに通ってくださっているクライアントと
午後はホテルのティールームで、ゆっくりセッション。彼女は金沢で、仏教哲学の思索の場である
『鈴木大拙館』へ行き、涙が溢れて止まらなくなったそうです。でも今日のセッションのなかで、
その涙の理由、
深い部分の自分の声に気づけたとのこと。わたしも人生を分かち合って頂いた充足感で
胸がいっぱいになりました。『山田屋』の生うどん(香川県)と、
『諸江屋』の宝三盆(石川県)のお土産を交換。また会う日までさらに思考を深め合い、お互い大人のイイ女に磨きをかけて、
進化する人生を旅しましょう。今週は岡山県から、新たな受講者様もいらっしゃいます。全国から、ようこそ金沢へ。ようこそ、官能のSensuous Cityへ。 -
気まぐれこそ天から得た美質
ジャズ・ピアニスト
故・世良譲さんとの想い出。金沢では毎年冬になると、
『フードピア金沢』というイベントが開催され、各界文化人と金沢市民が、料亭やレストランで食談するという、恒例人気企画があります。当時30代だった私が、
その年の司会を担当したのは、デビュー50周年を迎えられた、ジャズピアニストの世良譲さんでした。フレンチレストランでの食事の合間に、30分ほどトークタイムを設けて、世良さんと司会者が参加者を前に、ステージで対談するという、ごく一般的な台本でしたが、世良さんは、ご自分の主賓席のお隣に、
私の席を急遽用意して、司会者も一緒に食事しながら、会場の方々と自由に話すスタイルにしたい。という前代未聞の提案を決行。予定外のシナリオに混乱するスタッフや、私を尻目に、飄々と食事し、お酒を愉しみ、参加者のリクエストに応えて、即興でピアノを演奏し、くだけた質問にも笑いを交えて答え、明るく華やかな最高に愉しい夜を演出されました。その夜のフィナーレに演奏された曲は、
『Days of wine & roses 酒とバラの日々』今でもこの曲を聴くたびに、
ダンディで、セクシーなあの日の紳士を想い出します。周囲からは『気まぐれ』
と捉えられる行動というのは、実は空気を柔軟に読み、動物的な感覚に従ったほうが、結果的にall rightになるよ。という、練度の高い大人の成功体験がなせる技なのだと知りました。““気まぐれこそ天から得た美質”“
三島由紀夫の小説の言葉通りに生きられたかた。あの日にプレゼントしていただいたCDを、
何故か無性に聴きたくなった夜。 -
愛するdress、そのピリオドの向こう側
何組もの、しあわせなブライダルシーンを
共に祝福したお気に入りのドレス。私の役割が変わり、
ドレスもその役目を終えました。そのままお別れするには偲びがたいほど、
一緒に重ねた想い出が多すぎる衣装を、大好きなお花屋さんが、
母の日直前の忙しいなか、
旅行用の衣類ケースとアクセサリーポーチに
ご厚意で仕立ててくださいました。ピリオドの向こうの新しいステージは、
旅のパートナー。ポーチのファスナーを開けると、
dress時代のタグがついていて、
なんだか泣けてしまった。しあわせな再会を、
本当に、本当にありがとうございます✨ -
牡丹の逸話
二四節気七二候で今日は、
牡丹華~ボタンハナサク
と、表現される美しい日です。この季節になると思い出すのが
市川海老蔵さんと麻央さんの
ご結婚披露宴。市川家家紋の牡丹をあしらった
打掛が当時、話題になりましたが、
会場装花も牡丹を中心とした
大変に豪奢なものだったそう。でも、結婚披露宴は7月29日 真夏。
牡丹を栽培している日本中の花農家は
その日に合わせて牡丹を咲かせるために
神経をすり減らす日々だったとか。ちなみに花言葉は、
王者の風格。風格あるふるまい。真夏に牡丹を咲かせる浮世離れした贅沢は、
なんだかとても歌舞伎らしい。この季節になると思い出す牡丹の逸話です。
牡丹の聖霊も、きっと麻央さんを見守っているはず。
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ノエチカ 古美術の会 北欧編
ヴィンテージの家具や陶器の、
扱い方や選び方、見分け方、魅力などを、金沢市広坂のNOWのオーナー梨野雅揮さんの解説で学ぶセミナーに参加してきました。梨野さんの選ぶ北欧の家具や小物は、ノルディックの素朴で温かいイメージに囚われず、クラシック、モダン、シンプル、エレガント。値段や評価といった、他者が決めた既存の価値観に頼るのではなく、自分自身が『好き』である感覚が一番大事。
という、梨野さんのメッセージから、日々、好きな家具を見て、触れて、
愛でる時間の積み重ねは、
人生の時間の質を積み上げることだと
しみじみ感じました。後半はノルウェーのコーヒーをいただきながら、参加者同士の懇親タイム。普段お会いすることのない方々との
他愛もないお喋りも新鮮で、初夏の風に吹かれながら、ふんわりと心地好い時間を愉しみました。 -
能美市プチ・バカンス ~ 北陸の小さな旅
月末の事務作業から解き放たれ、
ご近所の能美市にて、GW気分を満喫。まずはガリビエさんで、ソーセージや、レバーパテ、ハムなどを買い込みます。ゴールデンウィーク中の食卓が愉しく、家事が楽になるように(笑)ドイツの紅茶ブランド・ロンネフェルトの
アイリッシュモルトフレーバーのジェラートを
買い食いし、可愛い山羊さんたちと戯れる。能美市バカンスに酔いしれ、調子に乗って気持ちよくなっていたら、
初めて袖を通したシルクのワンピースに
アイスをこぼすという、幼児並みの粗相。。それも含め、気持ちよすぎるGWのはじまり。
最後は、Hearty Bread Cyunaでバケットを購入。今夜のチーズフォンデュ用です。バッグがすでに、仕事を放棄した仕様になっています。Hearty Bread Cyuna(ハーティブレッド チュナ)石川県能美市湯屋町カ4-2
TEL 0761-51-2435 7:00~19:00 火曜休 -
ふらり寄り道~西田幾多郎哲学記念館
かほく市まで打ち合わせにきたので、
大好きな場所に、ふらり寄り道。ゆっくり常設展示室を閲覧し、
西田幾多郎の生涯を紹介するビデオも、全編観覧。しかもビデオのナレーターを後追いしながら、
一緒にナレーションすること20分余り。自宅並みの気持ちの入り込みぶりで、
不審者感満載のわたし(苦笑)西田幾多郎という人の、
病苦、両親の離散、我が子との死別など、不遇な人生の歩みを知ると、【 哲学の動機は、「驚き」ではなくして、
深い人生の「悲哀」でなくてはならない 】という言葉に、より一層の重みを感じました。
また、よき教育者だった西田幾多郎は、
手紙をよく書くひとだったそうで、たくさんの書簡の展示から、
生きたその人の、人となりが滲んでいました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~わたしの生涯は極めて簡単なものであった。
その前半は黒板を前にして坐し、
その後半は黒板を後ろにして立った。
黒板に向かって一回転をなしたといえば、
それで私の伝記は尽きるのである。~続思索と体験より~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~まことに「知ることを愛する」人物だったのだと、
この言葉からも感じ入ります。 -
暮らしのなかの、小さな誇り
特別なチョコレートケーキをお気に入りのお皿に載せて、
朝のおめざに少しだけ、
熱いコーヒーと一緒に。27才で独り暮らしを始めた頃は、部屋にあるスプーン一本に至るまで、すべて、自分で働いて選んだことに、小さな誇りを感じていました。あれから20余年。いまは、20年以上の長きにわたり、変わらず愛し続けているものたちと、ずっと、なかよく暮らしていることや、ずっと、新鮮に感動できていることに、小さな誇りを感じています。 -
土地の器と金沢の暮らし
たけのこづくしの朝
大きな筍を2本、実家からもらい、
筍の煮物、筍の味噌汁、筍ごはんこんな地味色の食事を視覚的に
助けてくれるのが、
華やかな九谷焼と漆塗り。いまほど食材が色彩豊かではなかった時代、曇天の金沢の食卓は、 -
ことばによる薫陶(くんとう) ~ シーモア・バーンスタイン
音楽家としての自分と、
普段の自分を、深いレベルで一致させることができると、やがて音楽と人生は相互に作用して、果てしない充実感に満たされる【シーモアさんと大人のための人生入門】監督 イーサン・ホーク
出演 シーモア・バーンスタイン
2014年 アメリカ#シーモアさんと大人のための人生入門
#ことばによる薫陶
#WORDROBEことばの衣装部屋
#印象美コミュニケーション