暮らしのなかの、小さな誇り

特別なチョコレートケーキを
お気に入りのお皿に載せて、
朝のおめざに少しだけ、
熱いコーヒーと一緒に。
27才で独り暮らしを始めた頃は、
部屋にあるスプーン一本に至るまで、
すべて、自分で働いて選んだことに、
小さな誇りを感じていました。
あれから20余年。
いまは、20年以上の長きにわたり、
変わらず愛し続けているものたちと、
ずっと、なかよく暮らしていることや、
ずっと、新鮮に感動できていることに、
小さな誇りを感じています。