人生の〝お花見日和〟は必ず巡りくる

日々の雑感。
個人的な回想。

私の母は80才で、8人兄弟の3番目です。
昨日は、入院した1番目の93才の姉を
見舞うため、8番目の72才の弟と一緒に、
お見舞いに行きたいとのことで、
私は運転手を任命されました。

姉も、妹も、いつしか94歳で旅立った、
お婆ちゃんそっくりになり、
弟は、お爺ちゃんそっくりになってきた。

DNAは、人生の後半に特徴を表すことを
微笑ましく眺めていると、

1番目の姉の次男70才の甥がやってきて、
流れのなかで婚約者を紹介されました。

推定50代半ばの〝チハルさん〟
とても優しく艶っぽい綺麗なかたです。

思い起こせば、
その甥の1回目の結婚式で(苦笑)、
5才の私は花嫁のお手ひきしたのですが、
今、当時の写真をみても花嫁はとても綺麗。

人はいくつになっても、
基本的な外見の好みは変わらないことと(笑)、

人はいくつになっても、
求めていればロマンスが訪れるということを、
仲睦まじい恋人たちの姿に確信しました。

かえりがけ、年老いた姉と弟が兼六園で
水入らずのお花見をするとのことで、
入園口で、お見送りしましたが、

〝姉ちゃん〟〝マサオ〟と呼びあい、
朗らかな笑顔で歩く二人の後ろ姿には、
昨年、伴侶をなくした姉と、
大病を患った弟の、
労りながら、お互いを慈しみ、
人生を懐かしむ、穏やかな愛が、
木漏れ日のように静かに溢れていました。

人生には色々ドラマはあるけれど、
こんなお花見日和が必ず巡ってくることを、
いつも信じて生きていたい。

そう感じる1日でした。