• 執着心という深いご縁 

    人間関係における「執着」とは、
    手放すべき悪のように
    世間では語られがちだけど、

    「執着」せずにはいられないほど、
    深いご縁に巡り会えたことは、
    人生レベルで考えると、
    とても豊かなこと。

    愛情が拗れて(こじれて)、
    執着になり、
    時には嫌忌(けんき)に、
    時には悲憤(ひふん)に変化したとしても、

    繊細な感情に苦しむときほど、
    人は学び、心は鍛えられて成長する。

    「執着を手放す」とは、
    ご縁を断ち切ることではなく、

    あなたが私の気持ちを、
    理解してくれても、
    理解してくれなくても、
    どちらであっても私は幸せ。
    という事実に気づくこと。

    #うお座の満月
    #白山さん詣
    #20年通って
    #初めての大吉
    #感情知能指数
    #EQ
    #執着心もこころの財産
    #すべてにありがとう

  • 大切なことは目に見えない

    建物の中から、外は見えるけれど、
    建物の外から、中は見えない。

    それと同じように、
    「やり方」は見えるけれど、
    「考え方」は見えない。

    「やり方」だけを覚えて、
    すべてを知った気になっても、

    「考え方」を覚えなければ、
    「やり方」を機能させることはできない。

    早めに気づくひとは、

    身の程をわきまえ、謙虚に学びを深める

    いつまでも気づかないひとは、
    何度も同じ失敗を繰り返し、

    苦悩が絶えない。

    とはいえ、
    どちらも与わった人生での学びなんだと
    いろんなひとと出会って感じること。

  • ユニマットコレクション  フランス近代絵画と珠玉のラリック ~やすらぎの美を求めて


    自然への憧憬
    ~フォンテーヌブローの森、
    苔むす森の詩情豊かな風景もあれば、

    暮らしに息づく水の景色、
    光と闇の戦慄もある。

    とかく、森はロマンティックである。

    お盆最終日は、
    「ユニマットコレクション 
    フランス近代絵画と珠玉のラリック
    ~やすらぎの美を求めて」
    を観覧しに石川県立美術館へ

    ルネ・ラリックのガラス工芸が
    お目当てでしたが、
    何故だろう、
    森の景色にひどく魅了されてしまいました。

    一巡して図録を求め、
    ゆっくり目を通したあとの2巡目は、
    展示会場の中央ソファでしばし森林浴。

    ラリックの天使のモチーフがまとう衣装の
    豊かなドレープと柔和な表情にも
    インスピレーションがかきたてられ、
    図録の裏表紙がそれであることに
    ひとり、感激しました。

    昨年の「美の力」展でも、
    展示されていた作品のなかに点在していた
    ユニマットコレクションは
    非常に好みなものばかりで、

    今日もまた、
    「わたくしたち、感性が合いますね✨」
    と、図々しくも一方的な親愛の情を
    ユニマットコレクションに感じるのでした(笑)

    ルノアール、ドガ、デュフィ、
    モディリアーニ、藤田嗣治など、
    都会では日曜日入場制限がかかりそうな
    ラインナップ。

    ゆっくり観覧したあとは、
    オフクの白桃かき氷という、
    五感美のフルコースを味わい、
    まことにしあわせな時間を堪能しました。


    #ユニマットコレクション
    #石川県立美術館
    #ルネラリック
    #金沢市

  • 第2期 8月 印象美な大人の表現力教室

     

    酷暑のお盆休みにも関わらず、
    今月も開催しました。

    1ヶ月という月日は、幸せなことも、
    モヤモヤすることも、悔しいことも、
    嬉しいこともあるものですが、

    一旦すべてを俯瞰し、
    自分のセンターポジションに戻れる時間。

    今回は、
    ⚪関係性のレッテルについて「例えば、友」
    ⚪自由を保証するために必要なこと
    ⚪自分を見失わないための出処進退
    ⚪謙虚さとユーモアに宿る知性とは

    そのほか、
    香りが効果的に使われる源氏物語の
    別れのシーンや、
    方程式の伝記についてなど、
    多彩な内容でした。

    回を重ねるたびに、
    安心な環境で自由度が高まり、
    想いが溢れて涙がでたり、
    自己嫌悪の共有に安堵したりと、
    アルコールがなくとも
    どんどん会話が深まっていきます。

    お楽しみのティータイムは、

    葡萄3種をつかった、
    マスカルポーネ&
    パッションフルーツのデザート
    ~山ピンク、藤稔、雄宝

    #印象美な大人の表現力教室
    #固有のことばを持つ魅力
    #思考をまとめる
    #自分のことばで想いを伝える
    #自分なりの結論に着地する
    #誰も否定しない安心感
    #WORDROBE

  • そのうちなんとかなるだろう ~ 内田 樹

    あっという間に読了。

    武道家でフランス文学思想家の、
    内田樹(うちだたつる)さんの自叙伝。

    日比谷高校中退、家出、
    大検で東大入学するも大学院3浪、
    8年で32大学の教員公募に不合格、
    男として全否定され離婚、
    仕事より家事を優先した父子家庭歴12年。

    研究者として全く注目されず、
    評価されない時期も長く、

    それでも内田さんは、
    いつも愉しげで明るく、

    娘さんと二人ぼっち、
    誰も知り合いのいない街での
    親子ひしと抱き合うような暮らしにも
    静かなしあわせが漂う。

    結局は、
    自分の信じているものが現実を創る。

    記憶に残ったフレーズはいくつもありますが、

    「自分らしさ」が際立つのは、
    「なんとなく」を選択した場合においてです。
    とくに計画もなく、計算もなく、
    意図もなくしたことにおいて、
    「自分らしさ」は鮮やかな輪郭を刻む。

    「なんとなく」

    そのくらいの気楽さがあるから、

    理想に向かって、決して諦めることなく、
    歩を進めらるのだろう。

    #そのうちなんとかなるだろう
    #内田樹
    #自叙伝
    #心と直感に従う勇気

  • 第2期 4月 印象美な大人の表現力教室


    冬季のお休みをへて、
    今週から、第二期が始まりました。

    一期からのメンバーに、
    新しいお仲間が加わった9ヶ月コース。
    建築士、字幕翻訳家、音楽の専門家、
    モノづくり、看護士、接客業、士業、
    デザイン、等々、、、
    20代から50代まで、12名+わたし。
    様々な業種の利害なき人々が集う場所。

    定期的な表現の機会を持つということは、
    『自己を探究せずにはいられない状態』
    をつくるということ。

    もっとほんとうのこと、
    もっとほんとうの自分を私たちは知りたいのです。
    そして、思考や価値観の正直な開示は、
    安心できる環境があってこそ実現するもの。

    読書会のようであり、読書会ではない。

    忖度や遠慮や虚栄の必要がない、
    大人にこそ必要な『表現の場』を、
    ゆっくり涵養(かんよう)する旅が
    また始まりました。
    今日、わたしは、ピーター・メイルの「贅沢の探求」
    「手作りのホテル」の章にある、
    英国のホテル「コノート」と、
    金沢のレジェンド「小松弥助」の共通点を
    自分のことばで表現しました。
    つまり、最大の贅沢を提供してくれるのは、
    「働くひと」なんだということ。
    誰もがあたかも私たちが現れるのを
    生涯待ち続けていたかのようにやさしく、親切なのだ。
    ただの優秀な給仕頭やボーイではなく、
    まるで友人のように気さくに振る舞ってくれる。
    一流に徹するのに忙しいほかの一流ホテルの大半が
    忘れてしまった親しみやすさが、ここにある。
    「贅沢の探求」より抜粋

    お愉しみのプチデザート、
    今日は西山シェフ手作りのカヌレでした。
    名残の桜を思わせる春色のドレス。
    #印象美な大人の表現力教室
    #第二期スタート
    #人生に影響を与えた一冊
    #WORDROBE
    #印象美

  • 自然が生み出す「漆芸」と「精油」の展覧会

    ■ 感じる庭 ■


    漆芸作家 鶴田明子さんと、
    香りのデザイナー石川綾子さんの、
    春の柔らかな庭をイメージした
    コラボレーション。
    アトリエ&ギャラリーcreavaの
    オープニングパーティーにお邪魔しました。
    鶴田さんの愉しげな挑戦が感じられる、
    チャーミングな漆芸作品たち。

    空間にはオリジナルフレグランス『ひそか』が、
    ふわりと香る。
    「密か」 「秘か」
    受け手の自由な発想を止めないように、
    「ひそか」という、ひらがなで表現されたそう。
    控えめだけど確かな色香を放つ香りが
    漆芸作品の数々に、
    物語をそっと、ささやく。
    心惹かれた帯留め

    花冷えが続く金沢に、
    一足はやく新緑の日だまりが
    小さく存在するような静かな空間でした。

    #鶴田明子さん
    #漆芸作家
    #石川綾子さん
    #香りのデザイナー
    #感じる庭
    #香水ひそか
    #爽やかに薫りたつ
    #creava

  • めぐる~職人という生き方

    『 職人はつくったもの、
    出来上がったものがすべて。
    いかに人様に満足してもらえるか。
    名前は残らなくても、木版染めを残したい 』

    そんな言葉が心に残りました。

    今日は、江戸時代に一度廃れてしまった
    『木版染め』という染色技法に
    魅せられた職人 藤本義和さんの
    「職人という生き方」を見つめた
    ドキュメンタリーを、
    金沢市内で、かつて染色工房だった場で
    上映し、主人公 藤本さん、
    監督 石井かほりさんを迎えて
    開催されたトークイベントに参加しました。
    60年に渡り、染色職人として生きてきた
    藤本さんだからこそ、
    一つ一つの何気ない言葉が、
    水紋のように胸に広がりました。

    プロデュースは、フードコーディネーターで
    料理教室を金沢で母娘代々主宰する
    谷口直子さん。

    ハンドメイドの桜のアフタヌーンティーに、
    会場は温かい木漏れ日のように
    笑顔があふれました。



    石井かほり監督が上映冒頭に挨拶された、

    『ネットではなく、
    ご縁ある人たちと、この場に集まり、
    身体がここにあることを体験しながら
    ご覧下さい』というメッセージと、

    イベントのサブタイトル
    『ご縁の化学反応』に、
    心地好く漂う午後でした。


    #めぐる
    #職人という生き方
    #藤本義和さん
    #石井かほり監督
    #木版染め着物
    #素晴らしい伝統文化
    #纏い手が最後の演出家
    #金沢市

  • 神様から一年のご褒美を授かる


    『神様のコトと白山麓の春を食べる会』
    に参加しました。

    白山比咩神社境内に立つ、
    創業150年の料理旅館でありオーベルジュの
    『和田屋』が主催する催し。

    一年の穢れを払うために白山比咩神社に
    昇殿参拝し、

    和婚のスペシャリスト 小谷由美子さんから
    神事について学び、

    和田屋さんの広間にて、
    春の恵みの野草や山菜、
    川魚たっぷりのお料理を食しました。

    フードコーディネーターは、
    つぐまたかこさん。

    和田屋女将 和田智子さんが活けられた
    山の花の伸びやかな美しさ、

    五代目主人の年季の入った謡、

    地のエネルギーが溢れるお料理の数々。

    東京からご参加の初対面の隣人との会話が
    弾み、すべてが素晴らしい時間は
    極楽のごとく過ぎゆくのでした。

    白山さんのおみくじは、
    18年間、末吉続きで厳しいのですが(笑)、

    今日は、
    “ まあまあ頑張ったね。一息つきなさい ”
    と神様から褒められたような気がして、
    春の雨が温かく感じました。

    力強く根を張る山菜や山野草にも励まされ、
    新しい一年が待ち遠しいほど
    元気をもらいました。

    #和田屋
    #オーベルジュ
    #白山比咩神社
    #婚礼屋
    #小谷由美子さん
    #フードコーディネーター
    #つぐまたかこさん
    #素敵すぎるイベント
    #毎月あったらいいのに

  • 岡上淑子 フォトコラージュ 沈黙の奇蹟

    桜ほころぶ浅香宮邸。


    見たかった企画展に間に合いました。
    瀧口修造とマックス・エルンストに
    影響を受け、迷いや苦悩のなか、
    彼女は作品を製作していたのだろう、、
    と感じられる書簡などの文献をみながら、

    どの時代も、そして誰もが、
    多かれ少なかれ、自分を信じたい気持ちと、
    押し寄せる不安のせめぎあいのなか、
    生きているんだと、
    一方的なシンパシーを感じました。

    #第一部マチネ
    #第二部ソワレ
    #フォトコラージュ
    #岡上淑子
    #東京都庭園美術館で暮らしたい

    @ 東京都庭園美術館