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印象派から その先へ 吉野石膏コレクション
2019年最後の東京出張、充実した一週間。
快晴でもビル風は冷たく、coccinelle.の
カシミアコートがぴったりでした。 -
ゴッホ展
東京出張の合間に、上野のゴッホ展へ。
ゴッホは画家として活動していた
10年ほどの間に、弟テオに600通以上の
手紙を送っていたそうです。その書簡をもとにした
音声ガイダンスで知るゴッホは、
想像していた「気難しい狂人」ではなく、
心惹かれるものに対して忠実に、
必死に生きたひとだった。自身を「裏通りの印象派」と名付けるほど、
存命中は評価されなかった兄ゴッホの才能を、
誰よりも信じてサポートし続けた弟テオへ
晩年、送った手紙のメッセージが
とても心に響きました。#ゴッホ
#映画永遠の門を観るまえに
#気分を高めてました @ 上野の森美術館 -
ぼんち ~ 京マチ子映画祭
◼️ わきまえの美学 ◼️
原作は山崎豊子。
監督は市川崑。
脚本は和田夏十。
撮影は宮川一夫、美術は西岡善信。面白くないわけがない。
戦前戦後の大阪船場商人の、
女性遍歴と商魂を描き出した文芸作です。ぼんちとは、賢いボンボンのことを
さすらしい。主演の市川雷蔵は歌舞伎役者ならではの、
優雅に浮世離れした軽妙な若旦那
喜久治役を演じ、京マチ子、若尾文子、中村玉緒、草笛光子、
越路吹雪など、彼を取り巻く女優陣扮する
華やかな魅力溢れる女性たちと、
数奇な半生を送る物語。放蕩の限りを尽くしても、
仕事も遊びもうまく帳尻をあわせて
誰からも恨まれない。そんな、ボンボンならではの、
天然の「育ちのよさ」や「いい旦那ぶり」という、今はもう歴史上でしか知る由無ない感覚に引き込まれました。また、下働きの女中にいたるまで所作が美しく、
座布団を差し出す、無駄のない動きや、妾が本宅にご挨拶伺いする際の、
立派だと評価される正しい立ち振る舞いなど、現代の常識に照らし合わせると、
おかしな文化や、非道な習慣だらけですが、その人間くささに、
どこかしら品性が滲むのは、
登場人物すべてが、自分の立場を
わきまえて生きているからだろう。戦争や没落の悲哀さえも、
あっけらかんと描かれていて、「人生とは長い夢なのか、、、」
そんな後味を残す名作です。
#シネモンド
#京マチ子映画祭
#ぼんち
#最高
#キャスト
喜久治/市川雷蔵 ぽん太/若尾文子 弘子/中村玉緒 幾子/草笛光子比佐子/越路吹雪 勢以/山田五十鈴 喜兵衛/船越英二春団子/中村鴈治郎 お福/京マチ子 -
4世代を旅するcinema
セリフは殆どない。心情を風景の描写によって語らせる演出が
印象派の絵画のように美しい映画。舞台は19世紀の北ベトナム
絹の里の富豪のもとに嫁いできた、
14才の妻を主人公とする物語。アッシュメイヤー監督の曾祖母の
リアルヒストリーを題材にしています。一夫多妻制、父権主義の時代、
女性は繭のなかの蚕の如く、
生まれたときから居場所も役割も決められて、
男子を生む道具としてのみ存在していました。それは遥か昔のことではなく、
たった4世代前の女性たちの現実。一方で、曾孫のアッシュメイヤー監督は、
14才までベトナムで暮らし、
ニューヨークで映画制作を学び、
世界で活躍するという自由を手にしている。3世代前の女性たちの現実。様々な事情をかかえて「赤線」と呼ばれる、
公認の売春地域で働く女性たちの生きざまを
リアルに描いた社会派娯楽作品。哀しみを内包したバイタリティ、
偏見との戦い、
したたかに蓄財する女、
貧困から抜け出せない女、女性性を活かす職業の選択肢は至極少ない。
でも、同調圧力に屈しなければ、
人生の主導権を持てるようになった時代。100年という年月のなかで、
世界中の女性たちが自分にできることで、
生きる環境を少しずつ変えてきた結果を
私たちは今、受け取っている。その事実にもっと感謝すべきだし、
私たちもまた、次の世代がより幸せに生きられるように、自分にできることで環境を整える役割を持っている。
2つの映画で4世代を旅して感じたことは、「No more 他力本願」#シネモンド
#京マチ子映画祭
#三枚綴りチケットを購入
#細雪
#ぼんち
#赤線地帯
#若尾文子lover
#第三婦人と髪飾り
#映画の合間はアシルワード @ シネモンド -
第2期 印象美な大人の表現力教室 final
9ヶ月の連続講座の最終回は、
昼夜の参加者合同でのプレゼンテーション。2019年を締めくくる大切な一冊から
それぞれが受け取ったメッセージを
全員に共有しました。終了後には、アペリティフから始まり、
クリスマスディナーの懇親会。 -
人生の最終章をともに紡ぐ
すべての人間が例外なく、
「人生の最終章」に向かって今を生きている。ニューヨークで30年以上もの間、
終末期の患者さんと向き合い、
人生の最終章をともに紡ぐ仕事をしている
スピリチュアルケアカウンセラー
岡田 圭さんと、西田幾多郎記念哲学館 館長の
浅見 洋さんの対談を聴講しました。スピリチュアルケアカウンセラーは、
問題を見つけて解決するのではなく、
患者さんが「自分の命に対する所有権」を
取り戻せるよう励ましたり、その人が「患者」と呼ばれる前に体験した
「その人の物語」を理解しながら、
「その人の定義」でケアやサービスを作っていく仕事。それには「即興のダンス」という
すてきな名前がついているそう。日本の美意識には二種類あり、一つ目は、
日本料理のように一品一品独立して、
綺麗に盛り付けられ、
境界線があることで成立する美しさ。二つ目は、
日本庭園のように、
苔も岩も境界線なく溶け込み、
全体が一つになることで生まれる美しさ。 .「生きる過程の物語」には
境界線はないのだから、
「患者と呼ばれる前」から紡いでいた、
その人にしか見えない光景から見ることが
いかに大切かということ。そしてそれを招きだす作業や所作、
話しやすいような時間と空間を
提供することが「対話~dialogue」
なのだということ。「自分の物語」と「相手の物語」
両方に目を向け、理解を深め、
互いに影響を与え合う感性をもつことが
心の目をひらくことに繋がるのだと感じました。 -
犬神家の一族 1976年
1976年の「犬神家の一族」をAmazon primeで観た。
アヘン、男色、恩人の妻との密通、戦争、
腹違いの姉妹、妾、親子怨恨、遺産相続、、 .血縁の複雑な関係性を把握するに従い、
人々の心に横たわる深遠の苦しみに引き込まれてしまった。正義と悪ではなく、
愛情と憎悪という、
相反する感情が共存し、引き起こした悲劇。本当に怖いのは、たたりでもなければ、心霊でもなく、ごく普通の人間たちですよ。そんな message が伝わりました。BGMに流れる大野雄二作曲の
<愛のバラード>の威力は、
子供心の記憶にも楔をうったけれど、
大人心の記憶にも新たな響きとして
今も困るほどリフレインし続けている。#お友達の投稿に影響されて
#犬神家の一族
#1976年
#高峰秀子の貫禄
#島田陽子の聖女感
#愛のバラード
#怖すぎるレコードジャケット
#柳原白蓮がモデルらしい -
【満席】第3期 印象美な大人の表現力教室 全9回コース
理知が薫り、花のように美しく、現代に寄り添う、情緒豊かな表現力を
仲間とともに考え、学び合う。良き問いを立て、その答えを探求し、人生のテーマを成熟させる。この講座は、自学自習・自己探究の場です。
< OVER VIEW >
ひとの印象は、見た目、話し方、身体動作、
そして『ことば』で
形成されます。
『ことば』は、その人の知性、教養であり、
一朝一夕で身につくものではありません。
大人の女性の印象美な言語表現を、
『論理性』と『感受性』の両面から、
時間をかけて涵養(かんよう)することを目的とし、
毎月1回開催、少人数制のオリジナル連続講座です。
本の中から、日々、心に響く言葉を探し、実際に使う習慣から「自分のことば」を育てます。
< PLACE >
レストランNエンヌ 2階
プライベートルーム
金沢市本町2-1-2
< DATE >
① 金曜日・夜コース
19時~21時 <定員6名>
4/24、 5/ 22、 6/ 26、 7/ 17、 8/21、 9/ 25、 10/23、 11/27
② 日曜日・昼コース
14時~16時 <定員6名>
4/26、 5/24、 6/28、 7/19、 8/23、 9/ 27、 10/25、 11/29
*12月12日(土)に①②合同の勉強会と、希望者(実費有料)のX’mas食事会を、レストランNにて予定しています。
*ご都合の悪い回は、①②の範囲で日程変更可能です。
< 受講料 ・一括前納>全9回 60,000円(税別)
※再受講 40,000円(税別)< お支払方法 >〇 クレジットカード (VISA、MASTER) キャッシュレス5%還元対応有〇 銀行振込
< 講 師 >
(株)WORDROBE 代表取締役
印象美プロデューサー
小西 敦子
■ お申し込み方法 ■
ホームページのお申込みフォーム をご利用ください。
項目は『その他』を、お選び頂き、お問い合わせ・お申し込み欄に -
【告知/勉強会】新しき習慣へのデビュー 新年勉強会2020
真の発見の旅とは、
新しい景色を探すことではない。
新しい目で見ることなのだ。マルセル・プルースト
The real voyage of discovery consists not in seeking new landscapes, but in having new eyes
~ Marcel Proust
私たちは自分の人生のテーマを
いつも探しています。素晴らしいものは遠くにあるのではなく、
実は自分のすぐそばにもあり、
それを見つけるための「新しい目」を
持つことが何よりも大切です。毎年恒例となりました、
自らが、自分の最良の支援者となるための
新年勉強会を今年も企画いたしました。2020年の目標を設定し、
優先順位をつけ、
シンプルで美しい空間のなか、
真摯なお仲間たちのエネルギーを感じ、
脳内にしっかりイメージするための
2時間です。人生を愛する者は、時間を愛します。
「 新しき習慣へのデビュー2020 」
皆様のご参加、お待ちしております。
■日時:
2020年1月3日(木) 10時00分~12時00分
■場所:レストラン・エンヌ 2階 (貸切)
■参加費:3,000円 (当日お支払下さい)
※別途 restaurant N の、
コーヒー&スイーツ代1000円は
当日実費を別途お申し受けいたします。■募集人数: 10名~15名程度
■講師:
印象美®プロデューサー小西敦子
(株)WORDROBE 代表取締役◎日本教育推進財団 認定上級トレーナー
◎PHP研究所認定ビジネスコーチ
◎シックスセカンズジャパンEQプラクティショナー
◎ビジネスイメージコンサルタント■お申込み方法:
HP お申し込みフォームをご利用ください。備考欄には「新年」とお書き添えください。今年1月の様子はInstagramでもご紹介しています。 -
印象美なまちづくりについて講演しました
今日は地質調査など土木事業の専門家が集まる、
男性のみの真面目な研究会で
「印象美なまちづくり」について講演しました。地質事業は「五感」を大切にする仕事で、
現場を見て、音を聴き、匂いをかいで、
土に触れ、時にはなめたりもするそう。感覚を研ぎ澄まし、
経験と論理で思考する。そんな仕事を日々なさっている方々に、
目に見えない「印象美の概念」が
果たして伝わったかはわからないけれど、こうして「伝える機会」を頂いている現実を
まずは褒めよう。会場は元繊維会館だった場所で、
建築士・谷口吉郎さんが手掛けた建物だとか。折り鶴をかたちどった照明器具が
印象的なエントランスで、
当時のモダニズムを感じました。#sensuouscity
#官能都市
#金沢市
#ひとと風景がアートになる印象美なまちづくり
#いま私は風景のよき参加者だろうか
#そんな問いを持つ感性
#WORDROBE
#印象美 @ 金沢大学サテライト・プラザ