真逆の分岐点
セザンヌやミレーといった
多くの画家が描いているモチーフだからか、
武骨なフォルムの洋梨は、
正統派な球を描く和梨よりも
佇まいが絵になり洒落てみえる不思議。
真珠で言えば、いびつなバロックパールが、
お行儀のいい真円の花珠よりも
洗練していて貴重に感じることにも似ている。
その程度の差が
“気持ちよい いびつ加減”であることも大事で、
その加減や程度は、
ちょっと変わったひとは面白いけど、
変わりすぎは厄介だとか、
女性を評する“小悪魔”と“悪魔”という、
確実に存在するけど説明のつかない、
なのに真逆を決定づける分岐点みたいだ
写真の洋梨は
国産の新品種 “カリフォルニア“”
山形生まれなのにカリフォルニア。
横文字ネームのセンスもまた、
真逆の分岐点がある(^.^)