鈴木大拙と禅語の書
世界にZENの思想を広めた鈴木大拙は
石川県の出身です。
今日は、書家 国分佳代さんの
禅語をテーマにした個展にちなみ開催された、
禅語をテーマにした個展にちなみ開催された、
鈴木大拙館の学芸員・猪谷 聡氏の
ギャラリートークを聴いてきました。
猪谷さんの声、話し方は、いつ聴いても、
鈴木大拙の世界観にピタリと合っているなぁ。
と、沁沁(しみじみ)思う。
まるで空間のために誂えた家具のような、
心地よい声にいつも惚れ惚れしてしまいます。
心地よい声にいつも惚れ惚れしてしまいます。
心に響いた禅語は、
『明珠在掌~みょうじゅたなごころにあり』
『明珠在掌~みょうじゅたなごころにあり』
~意味~
明珠(宝物)は手のなかにちゃんとあり、
誰でも光輝く存在を確実に持っている~
明珠(宝物)は手のなかにちゃんとあり、
誰でも光輝く存在を確実に持っている~
国分さんの書に添えられた、
●の中にある光が、
明珠の存在を訴えかけるように感じました。
明珠の存在を訴えかけるように感じました。
猪谷さんのお話のなかで興味深かったのは、
鈴木大拙は、小説『海賊と呼ばれた男』の
モデルとなった出光興産創業者・出光佐三氏の、
今でいう、コーチ、メンターのような
存在だったこと。
鈴木大拙は、小説『海賊と呼ばれた男』の
モデルとなった出光興産創業者・出光佐三氏の、
今でいう、コーチ、メンターのような
存在だったこと。
出光氏の語る言葉を受けて、鈴木大拙先生が、
『そうか、君はそんな問題を抱えているんだね』
と仰った、たった一言で、
出光氏の道筋を拓かれることもあったそうです。
二人の間に通じ合った歴史のワンシーンに、
思いを馳せる静かな空間。
思いを馳せる静かな空間。
日曜日の素敵な午後を過ごしました。