• 岡山の夜 @ ターブル・ハラダ – Table Harada

    御案内いただいた地域の人気店にて、
    たまきさんとの愉しい会話とお食事。

    オーダーしたのは、
    地元産食材を使ったメニューを中心とした
    アラカルト。

    黒毛和牛のステーキ

    フォアグラのブリュレ アップルソース添え
    ブッラータチーズと苺のサラダ
    ブルーチーズと胡桃のサラダ
    淡路島の玉ねぎスープ ユリ根チップス添え

    広島産 牡蛎のフリッター


    これらは一人分に取り分けてくださったポーション。

    お味はもちろん、量もたっぷり、
    温かいサービスも感動的な上に、
    良心的な料金設定にさらに驚きました。

    金沢から来た私が驚くのだから、
    東京の人々はさらに驚嘆するだろうなぁ、、

    平日の夜に満席である理由が
    よくわかります。

    岡山市の商店街は、
    魅力的な個人商店が多く、
    画一化に毒されない気概を感じました。

    今日のきれいな月夜と、
    お店の方々の朗らかな笑顔は忘れない。

  • 旅の追憶 岡山倉敷

    昨日から桃太郎の國にお邪魔しています。
    岡山は朝、強烈な暴風でしたが、
    カフェのなかは別世界の静けさ。

    @the coffee bar

    素敵なお店。

    午後は『美ことばを愛する学友』が
    岡山市で主催している表現力の教室に
    飛び入り参加予定。

    その前にミーティングしながら、バナナのパウンドケーキ。
    しっとりと手作り感が伝わる、やさしい味。

    昨日から、地元の美容室でヘッドスパしたり、
    参鶏湯(サムゲタン)食べたり、
    使命感を持って頑張っていらっしゃるお店で
    お茶したり。

    地方都市の魅力的な在りかたや、
    観光客の感じかたを体感中。

    講師が受講者であり続けることが大切なように、

    観光地に住むものは、旅人であり続けることで、
    謙虚さを学ぶ。

  • 生き方を表し、こころを伝える

    歴史的偉人や著名ではなくとも、

    私たちの周囲には、見習うべき人々が大勢存在する。

    この年末年始は、いろんな方々から、
    「素敵な気づき」を手渡されました。

    《想いまで香る手紙の所作》
    隅々まで美しく、
    語りかけるように暖かい文章、
    なにも語らずとも二人にはわかり合える
    暗号のようなものが存在する手紙。
    人はそんな手紙を一生のうちに、
    何度受け取り、送ることができるだろう。



    《純度の高い贈り物》
    おいしいものを、いつもご提供くださるご店主が、
    「僕の好きなもの」とおっしゃって、
    手渡してくださった焼き海苔。
    おいしいものを創るひとの「僕が好き」ほど
    純度の高い信頼があるだろうか。
    焼き餅にして美味しく食す。



    《生き方を届けるお節料理》
    豪華な伊勢海老や鮑、ローストビーフが
    主役をはる、わかりやすいお節ではなく、
    山の幸を中心とした力のある食材たちが、
    一つ一つ極めて丁寧に調理され、
    誠実で洗練された創意工夫が、箸袋や熨斗、
    飾り切りにも散りばめられている。
    商品を通じて、店主の「生き方」を手渡し、
    食を通じて「肯定的な影響」を与える仕事に
    心から敬意を感じました。


    《個人ができる最高の地域貢献》
    いつも会うたびに手土産を下さるかたがいる。
    能登のお店の、生牡蠣やお菓子を次々と。
    そして「能登にいらしてくださいね」と、
    にこやかに言葉を添えられる。
    只、地域の自慢を手渡す。
    「地域貢献」の最も素朴で効果的なカタチ。
    写真は香遊さんいちご大福。
    #コミュニケーション
    #WORDROBE
    #他業種から得る学び
    #人は感動するために生きている

  • 【開催レポート】WORDROBE勉強会 新しき習慣へのdebut 2020

    1月3日は、すでに1年の122分の1、
    週明けの月曜日には61分の1、
    来週の今日は37分の1が終わる計算です。

    砂時計が落ちるように過ぎていく命の時間を、
    いかに有意義に、大切に、
    意図をもって慈しめるかは「習慣次第」


    今日は毎年恒例のWORDROBE新年勉強会
    「新しき習慣へのデビュー」を開催しました。

    1年の行動計画を立てるワークをし、
    お仲間とともに達成感覚を落とし込み、

    歴史的詩人や哲学者たちの
    「洗練された言の葉」をとおして、
    潜在意識にアクセスする2時間。

    今年のテーマはヘルマン・ヘッセ。

    私の選んだメッセージは、

    「 もしあなたが人を憎むなら、
    あなたは、あなたの一部でもある
    彼の中の何かを憎んでいるのだ。
    我々の一部でないようなものは、
    我々の心をかきみださない。 」

    日常のなか、誰かに批判的になったとき、
    そのトリガーとなる源(みなもと)は、
    自分の映し鏡。

    つまり、自分の一部を批判し、
    憎んでいることになる。

    それはさぞかし、つらいことだろう、、、
    わたしも、あなたも。

    2020年の大切な箴言をまたひとつ納めました。

    親愛なる学友の皆さま、
    今年も清々しい時間を、そして愛らしいお年賀をありがとう。

    #新年勉強会
    #WORDROBE
    #コミュニケーション
    #新しき習慣へのデビュー

  • 好きなものを何度も愛する

    カシミヤブラシで、
    ニットやストールの毛流れを整える。

    パールのネックレスやピアスを磨く。

    ちょっとしたことだけど、
    日常の愛用品が姿勢をただして、
    よそゆき顔になる。

    30代の頃は、新鮮な自分を求めて
    トレンドの服に自分を合わせていたけど、
    居心地が悪いし、しっくりこなかった。

    モダンな服と、コンサバな自分の相対で、
    ますます自分が旧品に見える誤算。

    失敗を繰り返した結果、
    好きなものを、お手入れしながら、
    何度も着続けることが、
    100%の自分に近づく、
    私に合った方法だと気づきました。
    「挑戦」だけが正しいわけではなく、
    その塩梅が大事。

    #明日は仕事始め
    #世間が休んでいる休日に飽きる私
    #年始早めに働き
    #年末早めに休む
    #ダイヤよりパールが好み
    #シルク
    #ウール
    #カシミヤ
    #人間も天然素材
    #ウェルビーイング

  • 簡素でありながら、贅沢 

    金沢のお雑煮は日本一シンプル。

    丁寧にとったおだしと、角餅。
    我が家は柚子とセリを少し添えますが、
    鰹節だけをチラリも好き。

    一昨年は東京の有名店で
    お正月のお餅を注文してみました。

    真っ白で柔らかい。絹のような美しさ。

    でも、出汁のなかで煮溶けるため、
    金沢のお雑煮には合いませんでした。

    濁りのない澄んだお出汁が信条だから、
    コシが強く、粘りのある良質なお餅でなければ
    このシンプルなお雑煮は成立しないのです。
    .
    「 簡素でありながら、贅沢 」

    そんな金沢のお雑煮がしみじみ好きです。

    我が家のお雑煮に、もうひとつ欠かせないのは、
    羅臼の昆布。

    私の実家は紳士服テーラーでしたが、
    父が生地問屋にいた頃の赴任先が北海道で、
    そこで羅臼の昆布の美味しさに驚き、
    我が家のお歳暮は半世紀変わらず
    「羅臼の昆布」でした。

    大きな段ボールに入った昆布が
    北海道の問屋から11月に届いたら、

    家族総動員で、母が1枚1枚包装紙に包み、
    兄が熨斗にお歳暮の判子を押して、
    私が段ボールに仕分けし、
    父がライトバンにいっぱい昆布を積んで、
    お世話になった方々の家を一軒一軒、
    朝から夜まで挨拶回りしていました。

    年末に昆布を配ると、お節やお雑煮の
    準備をしている奥様方にも大層喜ばれ、

    「ちょっと上がって一杯どうぞ」

    というコミュニケーションもよくあり、
    父は本当に愉しそうでした。
    (飲酒運転にたいして世間がおおらかな時代)

    私も年頃になると知恵がつき、 .
    「もう少し良質な包装紙にしたら?」 .
    「昆布の稀少性がわかる説明書つけたら?」
    などと、わかったようなことを言いましたが、

    父は頑として .
    「簡素な包装紙で、説明書がなくても、
     わかる人にはちゃんとわかる。
     本質を見抜くお客さんが誰なのか、
     昆布を配ればよくわかる」

    と、自信満々に言っていました。
    あれは父なりの実践マーケティングで、

    「 簡素でありながら、贅沢 」

    そんな価値観を共有できる人を、
    半世紀かけて探していたのかもしれない。

    生まれ育った町の文化と、
    生まれ育った家の文化、
    生きてきた歴史、人の縁によって、
    人それぞれの価値観は創られる。

    人生をかけたクリエイションであり、
    唯一無二の芸術が、価値観。

    私はその「価値観」という個人芸術を
    言語化、可視化する
    コミュニケーション・サポートを
    生業としていますが、

    そこにはいつも 「簡素でありながら、贅沢」を
    最上とする、私固有のフィルターがあることを
    忘れてはいけない。

    #WORDROBE
    #簡素でありながら贅沢