東山魁夷のスケッチ

欧州のふるき町を描いた東山魁夷の展覧会。


午前中に観た映画は、
第二次世界大戦直後の哀しい歴史をもつ
イギリスの島が舞台でしたが、

午後に作品を観覧した東山魁夷もまた、
第二次世界大戦後に活躍した日本画家であり、
戦争で家族をなくした経験を持っていました。

映画の主人公ジュリエットは、
ガーンジー島で制作意欲を
掻き立てられる経験をしますが、

東山魁夷もまた、1969年の
ザルツブルクを最終拠点とした旅のなかで、
驚くほど多くの作品を残しました。

この二人に共通していたことは、
潜在意識下で題材を探し求め、
辿り着いた場所で無我夢中になり、
溢れるほどの意欲を
作品に反映させたということ。

インスピレーションを求め、
日々なにかを探し続けているのは、
想いの強さや才能の差はあれど、
時代をこえて、誰しも同じなんだと、
自分勝手にシンパシーを感じ、
素朴に共感した一日。

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