手は、人生を告白する名刺 


初対面時に他人が見ている5つのポイントは、

目元、口元、首元、手元、足元

特に女性の場合、
職業、年齢、美意識、センス、経済力まで、
あらわしてしまうパーツが手。

完璧なネイルを施した白魚の手が
誰にとっても素晴らしいかというとそうではなく、

飲食業なら、
きれいに爪を切り揃えた清潔な手が
運ぶお料理まで美味しく見せるだろう。

職人さんなら、職業タコがある手が
信頼の証だろう。

美容師さんなら、シャンプーで荒れた手に、
強い信念と努力を感じる。

先日、靴磨きをしていただいた、

羽田空港のお店の職人さんは、
クロスを挟んで力をいれる指2本が、
外反母趾のように曲がっていた。

「1日50人の靴を磨き続けると、こうなるんですよ」

と、答える職人さんの笑顔はとても誇らしげだった。

私たちの手は、顔と同様、
雄弁に人生と価値観を語る。

そして私は、自分の手に
生活感はないが、華美でない印象をまといたい。

雪かきや、炊事、洗濯、掃除する姿が
手に表れないように、荒れてきたな。と思ったら、
夜は手専用のパック・ハンドマスクをたっぷり塗って、
オーガニックコットンの手袋をはめて寝る。

手は、他人と同じ目線、
自分の肉眼で見ることができる、
唯一のパーツ。

つまり、
手は、自分の人生を告白する名刺である。