和文化・水引を遊びゴコロで彩る 


『カワイイ!』は最強の感覚だと私は思っている。

『美しい』には副詞がなければ伝わりにくい。

静寧の美、伝統の美、優艶の美、彩光の美・・・

感情の後に「どんなふうに?」
という冷静な分析がある。

でも『カワイイ!』は、本能と直結した感情。

誰が何と言おうが、カワイイものはカワイイ。
問答無用の感覚、
説明不要の感覚こそが『カワイイ』

心底おいしいものを食べたときには
『オイシイ』という言葉しか出てこないのと同じ。

では、和の伝統工芸・水引を見て、
『カワイイーー!!!』
と、叫んでもらうにはどうすればいい??

そこで、私たち女性が『カワイイ』
と思うモチーフをいろいろ列挙したところ、
キーワードとして出てきたのが、

『小さい』『単独より集団』
『グラデーション』『季節感』

結果、いきついたのは、

『フランスの伝統カラーの春配色』で
『小さな水引』をいっぱい作る。

ということ。

現実的に『文香』を水引で楽しもうとすると、
洋風のレターセットに『和の配色の水引』は
全然合わないことを感じていた。

でも『フランス配色の水引』に変えた途端、
欧米のブランドのレターセットにも
しっくり馴染むようになったのです。

現代の生活様式にあわないものは、
日常生活には馴染まない。

ローズ・ルノワール × ブルー・ポルスレーヌ

ブルジョン × ジョーヌ・ミモザ

ボンボン × グリ・ローランサン

ヴェール・プランタン × エリオトロープ

ブルー・ドゥ・プロヴァンス × ジョンキーユ

ヴェール・ピスタッシュ × グリ・ダルジャン

ムタルド × ローズ・ローランサン

ミヨゾティス × グリ・シエル

名前からして魅惑的な8色の水引は、
きっと手にした途端に『カワイイ―』しか出ない。

冷静な分析不要の本能を、
『金澤文香』は、色で表現しています。