ことばによる薫陶(くんとう) ~ 教育勅語


京都の下鴨神社の河合神社で
美人になる“かりん水”をいただき、
手渡された『教育勅語』の口語文訳を
読んでみた。

それは美しい日本人の生き方そのもので、
まさに真理だと感じ、
読み進めるだけで清らかな気持ちに
なりました。

≪ 抜 粋 ≫

国民の皆さんは、子は親に孝養をつくし、
兄弟・姉妹は互いに力を合わせて助け合い、

夫婦は仲睦まじく解け合い、
友人は胸襟を開いて信じ合い、

そして、自分の言動をつつしみ、
すべての人々に愛の手をさしのべ、

学問を怠らず、職業に専念し、
知識を養い、人格をみがき、さらに進んで、

社会公共のために貢献し、
また法律や、秩序を守ることは勿論のこと、

非常事態の発生の場合は真心をささげて、
国の平和と、安全に奉仕しなければなりません。

そしてこれらのことは善良な国民としての
当然の勤めであるばかりでなく、

また、私たちの祖先の教訓として、
私たち子孫の守らなければならないところで
あるとともに、

この教えは昔も今も変わらぬ正しい道であり、
また日本ばかりでなく、外国で行っても、
間違いのない道でありますから、

私もまた国民の皆さんとともに、
父祖の教えを胸に抱いて立派な日本人となるように
心から念願するものであります。

~大正9年、
小学4年生の教科書からの転載。