アートと親族という関係性
金沢21世紀美術館が開館する際に、
メキシコ在住の石彫刻家である従兄の作品の
所蔵が決まり、親戚中が喜び湧きたち、
誇らしい気持ちで皆が展示を観覧しに行きました。
「さて? この石はなんなんだ?」と、
現代アートの見方がわからない門外漢たちは
首をかしげながらも、自慢げだったものです。
まるで我らがDNAそのものに
社会から承認を得たかのように。
あれから15年。
今では世界で活躍し、銀座でも個展を
ひらくようになった従兄の作品が、
![](https://wordrobe.co.jp/wp-content/uploads/blog_import_5f28269a4abaf.jpg)
![](https://wordrobe.co.jp/wp-content/uploads/blog_import_5f28269a84a1d.jpg)
21美15周年の企画展で展示されていると聞き、
今日、再び会いに行きました。
今日、再び会いに行きました。
ダイナミックに活躍できる空間との出会いを、
待っているようにも見えました。
待っているようにも見えました。
創り手が、広い世界を求めて
金沢からメキシコに旅立ったように、
メキシコからやってきた作品たちもまた、
自由な世界に憧れる魂をもち、
籠の外に希望を抱いているのかもしれない。
そして、この15年の間に旅立った
親戚の叔父伯母の顔を思いだしながら、
心で対話する一日でした。
美術館に展示されている作品にはすべて
作者がいて、その向こう側にはかならず
家族や親族の誇らしさがあると思うと、
この美術館という場の体温が、
ふんわりと高くなった気がしました。
#金沢21世紀美術館
#hiroyukiokumura
#現代アート
#メキシコ
#ハラパ
#アトリエ @ 金沢21世紀美術館
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