• 素敵な不意うち

    気配を消してスッと近づき、
    サッと撮った一枚の写真。
    背景の男性まで、絵になっている奇跡。

    プロのカメラマンの、
    練度の高い計画的偶発性を
    感じずにはいられない。

    #ワタナベアニさん
    #偶然を計画的に引き起こす力
    #さすがです
    #ミーティング
    #広尾のスタバ
    #歩き疲れて足が痛い
    #通りすがりで買った靴
    #10800円税抜
    #不思議な価格設定
    #意外と馴染んでる

  • 加賀百万石は菓子処

    米麹の温かい甘酒に練り酒粕を少し。

    加賀百万石は、豊穣な米という資源を
    兵糧とせず、戦意がないというアピールを
    するため、

    米を粉にしてお菓子をつくったことから、
    金沢は菓子処になったとききました。

    なにしろ、お茶の時間が大好きで、
    きれいなお菓子が大好きです。

    なかでも菓子木型の“用の美”には
    惚れ惚れする。

    この“稲穂”の落雁に出逢ったときは、
    ときめき心酔して、
    作り手に会いに香川まで行きました。

    #静邨陶房 せいそんとうぼう 
    #森山焼
    #赤焼
    #金沢市
    #落雁
    #菓子木型
    #酒粕
    #自家製甘酒
    #香川県伝統工芸士
    #市原吉博さん
    #和三盆ガール

  • 朝倉彫塑館~谷中ぶらり散策

    はじめて訪れた谷中で小さな散策。

    まずは天皇陛下御在位30年を慶祝し
    無料観覧日だった朝倉彫塑館。

    普請道楽でもあった彫刻家・朝倉文夫の
    アトリエは、庭園の美しさもさることながら、
    室内の採光や調度品のセレクションにも、
    個人のこだわりが感じられ、
    隅々に至る温もりがありました。

    『素心の間』ではお庭を眺めながら、
    初春の風に吹かれ、心地好いひととき。

    ご近所の古書店や、薬膳カレーのお店、

    土日のみ開店しているコッペパンのお店に
    フラフラ寄り道していると、

    肩の力がスゥーと抜けていくのが
    感じられました。


    月曜日から、また頑張れます。

    #朝倉彫塑館
    #猫ずき
    #天皇陛下御在位30年
    #谷中
    #台東区立朝倉彫塑館

  • 鈴木大拙館 企画展 ~ 寮長報告

    うっすらと雪化粧した立春間近のお朔日(ついたち)。
    2月1日(金)、今日から始まった鈴木大拙館の
    企画展『 寮長報告 』に行きました。
    私自身が目指すリーダー像のイメージに
    『寮長』というポジションが何故かあてはまり、
    そのひらめきの理由を探しにやってきました。
    学芸員の方に伺ったところ、
    鈴木大拙先生が、学習院の寮長になったのは46才。
    当時の学習院は華族など、
    特権階級の子息たちの集まりで、
    その男子学生たち(ジェントルマン)に
    『個人主義』『自主自律』を説いた言葉や、
    自らの心構えなどが書かれた資料が展示されています。
    資料室で文章を読み耽るなか、
    心に響いた文章は、
    寮長という役割を担うにあたり、
    鈴木大拙先生自らの考えを語った文中の一節。

    これが御役所の仕組み、又は軍隊式なら知らず、

    即ち単に官位が高いからとか、
    佐官であり将官であるからと云ふので、
    其下のものを統率して行くのなら知らず、

    『 家族的趣味を以て諸君を訓育す 』
    と標榜している寮の生活では、
    何と云うても先立つものは 徳 である。

    此徳と云うは、
    其人の性格から流れ出る一種の真気、
    『セラソフィ』などで云う
    一種の『オーラ』であって、
    決して外からくっつけられたものではなく、
    また一時に造りつけられたものでもない。

    修養の効能で、
    其人の内心より
    自然に放射し出る光明である。


    『寮にはいるときの覚悟』より 1916 講演


    『 家族的趣味を以て諸君を訓育す 』
    という暖かい言葉のニュアンスは、
    理想とするイメージそのものでありながら、
    『徳』というエベレスト級の敷居の高さ、
    万里の長城並の長距離に涙がにじむ、、、、
    一方で、はるか遠いものを追い求めながら、
    手が届かないと嘆いていたのだな、、と知り、
    すこし気が楽になりました。
    迷走したときに足を運び、
    思索できる場所が身近にあるしあわせ。
    見ず知らずの紳士たちにも
    それぞれの悩みや思索があるだろうと思うと、
    すべての人々が愛しい仲間に思えてくる。
    帰りはオフクさんで、
    最高に美味しいスイーツと、熱いコーヒーで読書。
    メンターとは、
    『一生、探究せずにはいられない答え』を
    与えられるひととビジネスコーチングの恩師が
    仰っていました。
    鈴木大拙先生は、まさに時を越え、
    万人のメンターとなる偉人だと改めて感じました。
    とく
    〗 (トク
    1. 1.

      身についた品性。社会的に価値のある性質。善や正義にしたがう人格的能力。

    2. 2.

      広く他に影響を及ぼす望ましい態度。のり。おしえる。めぐむ。




  • アサヒビール大山崎山荘美術館

    初めて訪れた大山崎山荘美術館。
    澄んだ冬の空気のなかを散策。

    送迎バスの運転手さんと、
    ご近所の方、スタッフの方が、
    次々とにこやかに挨拶を交わし合う姿に、
    仲よきことの麗しさを感じました。

    モネの睡蓮や、ルノアールを間近で鑑賞し、

    期間催事の澤乃井 櫛かんざし美術館所蔵の
    芸術的な簪(かんざし)コレクションで
    眼福したあとは、

    カフェのベランダで熱いコーヒーと、
    鷺(さぎ)を型どったフロランタン。
    関西の実業家・故加賀正太郎氏が
    大正から昭和初期にかけ建設した
    豪奢な山荘も、
    いまは翳りゆく落ち着きをたたえ、

    古(いにしえ)の西洋への憧憬と情熱を、
    静かに語りかけるよう。
    #アサヒビール
    #大山崎山荘美術館
    #澤乃井かんざし美術館
    #西洋への憧れ

  • ピエール・ボナール 大規模回顧展

    ■ 芸術はcompositeがすべて ■

    19世紀末のフランスで活躍した画家

    ピエール・ボナールの大規模回顧展。

    当時のブルジョワたちの暮らしぶり。

    ボナールの絵画を彩ったミューズ・マルト。

    好んで描いた白猫や犬たち。

    南フランスの自然美 ル・カネの風景。

    色褪せぬ“色彩の魅力”に心が弾みました。

    会期に間に合ってよかった。

    会期:2018年9月26日~12月17日

    会場:国立新美術館

  • 自然の一部になる意識


    上野の森美術館。

    フェルメール展に行って来ました。

    フェルメールの描く絵は、
    ラピスラズリのdramaticな青を除くと、
    黒・茶、黄などシックな色彩が多いのですが、
    自然光を緻密に描くことで
    そこにあたたかい輝き、明るさが宿ります。
    そして、ひとも自然の一部。

    春になれば淡い桜に、

    夏になれば蒼い海に、
    秋になれば枯紅葉に憧れます。
    自らが自然の一部と
    美しく調和したときに、
    自分にも、周囲にも、
    “居心地のよさ”を届けることができる。
    四季を通じて自然界に存在するのは、
    光と影。
    仕立てのよい黒のドレスは、
    質の高い影になれる。
    ドレスは上質な影、
    ロングカーディガンは落ち葉の一部。
    パンプスは紅葉。

    この前日、外苑前にオープンした富山県高岡市発

    NAGAE+のコンセプトショップにうかがいました。
    デザイナーの鶴本さんとコペルさん。
    モノづくりについて、熱い想いを共有しました。
    『憧れを生きている人』同士は、
    初対面であっても意気投合し、
    美しい未来を描きあい、語りあえるもの。
    そして、わたしが選んだピアスはコチラ。
    ブランドコンセプトは、
    『 美という光で世界を輝かせる 』
    まさに、金色の朝陽のような自然の光を、
    小さく静かにまとうことができます。
    東京で過ごす休日。

    北陸と東京、
    親和性のある晩秋の装い。

    夜の戸張のなかでも、光と影。
    #上質な影で景観をアートにする
    #美という光で世界を輝かせる
    #印象美
    #WORDROBE @ 上野の森美術館

  • 本能が引き起こすセレンディピティ

    何気なくふらりと足を向けた東京のアート展


    『季節の宝箱』の光琳図案の愛らしさに

    目を奪われ、
    『いのちの時間Ⅱ』の手のひらで感じる
    ハッとするほどリアリティーのある鼓動に
    涙が溢れました。

    何気なくふらりと。。

    この気ままな本能のアンテナが、
    大切な場所に足を運ばせる。

    旅先でセレンディピティが起きるのも、
    こんな瞬間。

    予定調和に支配されていては
    生まれないひらめき。

  • 設計する人、企画する人、使いこなす人

    『日本が一番豊かだった時代の建物を
    残したくなった』

    建築家の能作さんのことばが
    印象に残りました。

    バブル当時の建造物は、
    作られた目的以外の使途には使いにくく、
    クセのあるものが多いそうです。

    バブルを知らない世代には
    想像もつかないだろうけれど、

    当時の日本人の痛々しいほど前向きで
    明るい高揚感は、今も少なからず、
    経験したものたちの価値観に
    影響を与えている。

    あの楽観的な豊かさを、
    リノベーションで美しく伝えるには
    どうすればよいのか。

    バブルは、もはや若き日の思い出ではなく、
    建造物の歴史として語られる時代に
    なったのですね。

  • クリムト展 ウィーンと日本 1900

    今日、表現力教室でクリムトの話題があがり、
    ふと思い出したこと。

    20代のころ、
    なぜか惹かれて仕方なかった時期があり、
    初めて独り暮らしの部屋に迎えたアートが
    クリムトのレプリカでした。

    本物と対面したら、
    あの頃、なぜあんなに好きになったのかを
    紐解ける気がする。

    金沢の秋の月夜とクリムトも、
    なんだか似合いますね。

    《クリムト展 ウィーンと日本 1900》

    東京会場
    会期:2019年4月23日〜7月10日
    会場:東京都美術館
    住所:東京都台東区上野公園8-36

    愛知会場(予定)
    会期:2019年7月23日〜10月14日
    会場:豊田市美術館
    住所:愛知県豊田市小坂本町8-5-1