-
手元も、声も、狭い範囲が美しい
今日、一緒に食事をした人は、
手元の所作がきれいだった。仕事柄、爪は短く切り揃えられている。
レモンを絞るときも、
パンをちぎるときも、狭い範囲で手元をゆっくり動かすから、
視界のなかでの存在が静かで優雅なのです。 -
文化継承のまち・持続可能な世界創造
文化風習とは、
そこに暮らすひとの、
日常のふるまいが織り成すもの。丹精こめて作られた
美しさのバトンを受けとり、
暮らしのなかで育てるというのは、
しあわせな責任を伴う。創り手たちの、
温かで人間らしいストーリーを
持つものだとしたら、たくさんは要らなくて、
少数精鋭、時々、愛らしい無駄があり、
豊かでしあわせな気分に充たされることが、
職人文化への貢献や
在庫廃棄への警鐘に繋がる。 -
立春大吉 ~ 年賀状に代わる新習慣
昨年は、観たい企画展には積極的に足を運び、
とても充実した美術館めぐりでした。ミュージアムショップで買ったポストカードは、
100枚以上。年賀状の習慣を手放し、いただいた年賀状は、立春にお返事を送ることにしました。お一人お一人にmessageをこめて絵を選び、切手とコーディネートし、想いをしたためる時間。昨年、日本郵便にオーダーしたなかで
一番お気に入りの切手は、ウィンドウに映りこんだ蘭やシャンデリアが不思議な魅力を放っているもの。#日本郵便
#オーダー切手
#年賀状を送るのをやめました
#頂いた年賀状は嬉しく読んで
#お返事は旧正月までにゆっくり書きます#忘れた頃に届きます -
好きなものを何度も愛する
カシミヤブラシで、
ニットやストールの毛流れを整える。パールのネックレスやピアスを磨く。
ちょっとしたことだけど、
日常の愛用品が姿勢をただして、
よそゆき顔になる。30代の頃は、新鮮な自分を求めて
トレンドの服に自分を合わせていたけど、
居心地が悪いし、しっくりこなかった。モダンな服と、コンサバな自分の相対で、
ますます自分が旧品に見える誤算。失敗を繰り返した結果、
好きなものを、お手入れしながら、
何度も着続けることが、
100%の自分に近づく、私に合った方法だと気づきました。「挑戦」だけが正しいわけではなく、
その塩梅が大事。#明日は仕事始め
#世間が休んでいる休日に飽きる私
#年始早めに働き
#年末早めに休む
#ダイヤよりパールが好み
#シルク
#ウール
#カシミヤ
#人間も天然素材
#ウェルビーイング -
簡素でありながら、贅沢
金沢のお雑煮は日本一シンプル。
丁寧にとったおだしと、角餅。
我が家は柚子とセリを少し添えますが、
鰹節だけをチラリも好き。一昨年は東京の有名店で
お正月のお餅を注文してみました。真っ白で柔らかい。絹のような美しさ。
でも、出汁のなかで煮溶けるため、
金沢のお雑煮には合いませんでした。濁りのない澄んだお出汁が信条だから、
コシが強く、粘りのある良質なお餅でなければ
このシンプルなお雑煮は成立しないのです。
.
「 簡素でありながら、贅沢 」
そんな金沢のお雑煮がしみじみ好きです。我が家のお雑煮に、もうひとつ欠かせないのは、
羅臼の昆布。私の実家は紳士服テーラーでしたが、
父が生地問屋にいた頃の赴任先が北海道で、
そこで羅臼の昆布の美味しさに驚き、
我が家のお歳暮は半世紀変わらず
「羅臼の昆布」でした。大きな段ボールに入った昆布が
北海道の問屋から11月に届いたら、家族総動員で、母が1枚1枚包装紙に包み、
兄が熨斗にお歳暮の判子を押して、
私が段ボールに仕分けし、
父がライトバンにいっぱい昆布を積んで、
お世話になった方々の家を一軒一軒、
朝から夜まで挨拶回りしていました。年末に昆布を配ると、お節やお雑煮の
準備をしている奥様方にも大層喜ばれ、「ちょっと上がって一杯どうぞ」
というコミュニケーションもよくあり、
父は本当に愉しそうでした。
(飲酒運転にたいして世間がおおらかな時代)私も年頃になると知恵がつき、 .
「もう少し良質な包装紙にしたら?」 .
「昆布の稀少性がわかる説明書つけたら?」
などと、わかったようなことを言いましたが、父は頑として .
「簡素な包装紙で、説明書がなくても、
わかる人にはちゃんとわかる。
本質を見抜くお客さんが誰なのか、
昆布を配ればよくわかる」と、自信満々に言っていました。
あれは父なりの実践マーケティングで、「 簡素でありながら、贅沢 」
そんな価値観を共有できる人を、
半世紀かけて探していたのかもしれない。生まれ育った町の文化と、
生まれ育った家の文化、
生きてきた歴史、人の縁によって、
人それぞれの価値観は創られる。人生をかけたクリエイションであり、
唯一無二の芸術が、価値観。私はその「価値観」という個人芸術を
言語化、可視化する
コミュニケーション・サポートを
生業としていますが、そこにはいつも 「簡素でありながら、贅沢」を
最上とする、私固有のフィルターがあることを
忘れてはいけない。#WORDROBE
#簡素でありながら贅沢 -
設定を合わせる
「今年最後の出逢い」
「新年最初の出逢い」
どちらにしましょうか?はじめてお目にかかる女性との
ランチのお約束日時を決める際に、
メールで訊ねしたところ、「今年最後の出逢いがいいです!」
とのことで、年末最後のアポイントは、
フリーモデルとして東京~Parisで活躍され、
今年から金沢に拠点を置かれた真理さんと、
アシルワードでのランチになりました。
「今年最後の出逢い」
という設定を事前に共有すると、
「お互いにとって大切な1日にしよう」
というドラマティックな感情が
双方に生まれます。おしゃべりが止まらないランチのあとは、
大森慶宣さんの個展で作品を鑑賞し、
中乃波木さんも一緒に記念撮影。今日という日のご縁を繋いでくださった
京都の恩人の似顔絵を大森画伯に
一筆描して頂く。来年も「愉しいこと」を「快く」
「愉快」に生きていきたいものです。
つくづく、人生をおもしろくするのは
「人との出逢い」に他ならない。#人生をおもしろく
#自由に生きる
#楽しいこととは楽なことではない
#今年最後の出逢い
#まりさん身長180センチ
#わたしだけ縮小加工したみたい @ 片町きらら -
趣味のよさとは
旅には「非日常を愉しむもの」と、
「日常の延長を愉しむもの」があるとしたら、
私にとって、京都は後者。 -
ランチよりもブランチの習慣
平日の朝一番にブランチしながら
友人と近況アップデート。4年前に読んだときは
完全に「緊急中毒」の状態で、
いつも終わりなき多忙に追われていましたが、今はポジティブな結果を未来にもたらすことや、
幸せを日常的に実感するためのアクティビティを
些少ながら優先させる習慣が実現している。
◯水泳やトレーニング
◯滋養にみちた食事
◯よく寝て、よく食べる
◯美しさに触れ日々感動する
◯好奇心を充たす学び
◯気持ちが落ち着く装い
◯女性らしさのお手入れ
◯愛する人たちとの対話
◯情報の精査それらを仕事に活かし、
社会に貢献できるよう、
きらめく着想に耳を澄まし、
情熱を愛する習慣を探求したい。 -
残り香と残心(ざんしん)
調香師のかたに創香していただく
オリジナルのブレンドアロマは、
商品化する前に、プライベートな空間フレグランス、
栞、文香、名刺香として使うほか、
香りが好きなかたへの
贈り物にしています。「ECRU」はフランス語で、
「生成きなり」の意味。絹の原毛の色。ナチュラルでありながら、
「蚕の死」をもって紡がれる
神秘性もあり、深い森の濡れた腐葉土や、
瑞々しい樹木の香も感じます。 -
執着心という深いご縁
人間関係における「執着」とは、
手放すべき悪のように
世間では語られがちだけど、