• 900年前に生きた修道女からの教え


    「美徳を重んじ 真の美しさを磨く」


    ヒルデガルト・フォン・ビンゲンは、
    健康的な生き方を提唱した
    中世で最も重要な女性の一人です。

    心と体は一体であるという考え方に基づき、
    ハーブやスパイスを食生活へ積極的に取り込み、
    その治療特性を探求し、

    修道女たちにメディカルハーブの知識を伝えて、
    数多くの書物に残しました。

    今日は、900年の時を経て、
    島田薬局 島田和美さんと、
    石田屋ガマダンのコラボレーションで、
    ヒルデガルトの遺した秘伝のレシピをもとに、
    アフタヌーンランチを味わい、
    ホリスティックな考え方を学びました。

    台風の影響で、雨足と風の強い午後でしたが、
    自然界の一員として、自然に身をおき、
    自然のエネルギーを食から感じる経験は、

    穏やかな昼下がりよりも尚、
    しみじみと深い教訓を与えてくれました。

    「 美徳と内なる魂の声に従って、
    各々が伝えてゆきたいことを、
    自分の言葉で伝えていきましょう 」

    という、島田和美さんからのメッセージに
    感情が心地よく揺さぶられました。

    #自然学
    #ヒルデガルド
    #ドイツ
    #修道院
    #美徳と内なる魂の声
    #思慮のパンケーキ
    #スペルト小麦
    #感謝の和漢ティザンヌ
    #発売一周年おめでとうございます @ ガマダン

  • 追憶のとき withパンケーキ

    青山でナレーションの仕事のあと、
    ふらりと乃木坂のウエストへ。

    30分待ってテラス席につき、
    完璧な焼き色のパンケーキに、
    チョコバターとメープルシロップをたっぷり。

    典型的な「あかんやつ」だけど(笑)、
    天文学的熱量で「あいしてやまないやつ」

    2019年の下半期は、
    混沌としていたことが整理され、
    みるみるシンプルになっています。

    青山のまちを歩く、こころの景色も
    半年前に比べ、ずいぶん軽やかに変わりました。

    美しく身体に添う白シャツのごとく、
    身軽になって迎える2020年は、
    どんな年になるのだろう。

    と、ぼんやり考えていたら、
    斜め前の席に、恭しく(うやうやしく)
    スフレがワゴンで運ばれてきました。

    注文客の目の前で、
    シルバーのココット型から取り出す小さな儀式が
    なんとも贅沢な一手間に見えて羨ましい。

    次回はぜったいスフレを食べよう。

    #以前待ち合わせで
    #テラス席でお茶できるように
    #約束の時間より早くにやってきて
    #待っていてくれた女性がいた
    #一緒に過ごす時間を大切にする行動
    #いつも機嫌よく在ろうとする価値観
    #美しさってそんな心の表れ
    #反省反省
    #coccinelle.
    #白いドレスシャツ製作中
    #ジャケット要らず
    #完成されたデザインの印象美 @ ウエスト青山ガーデン

  • ラウル・デュフィ展 

    昨日のコートールド美術館展に続いて、
    印象派のセザンヌやマティスにも
    影響を受けたラウル・デュフィの作品展へ。

    9人兄弟の長男として、
    決して裕福ではない環境下で
    10代から労働を常としていたデュフィ。

    若くして苦労のなかに生きていたからこそ、
    音楽や色彩美への憧れや羨望が
    高い純度で育まれたのかもしれない。

    花や昆虫をモチーフとした、
    大胆なテキスタイルデザインや、

    鮮やかな色彩が溢れる『ニースの窓辺』

    デュフィは作品に、
    社会的暗雲や病気の憂鬱を
    持ち込まないことを信条としていたと知り、

    以前、少し気が滅入ることが起きたとき、
    デュフィの明るい光に充ちた画風に出会い、
    こころ惹かれ救われたことを思いだしました。

    #ラウル・デュフィ展
    #絵画とテキスタイルデザイン
    #パナソニック汐留美術館 @ パナソニック汐留美術館

  • コートールド美術館展

    予定していたスケジュールがあったのに、
    どうしても気乗りせず、、、
    その足で速やかに美術館にきてしまった。

    セザンヌの「The Card Players」

    男性二人がカード遊びに興じる作品の
    説明ナレーションがとても素敵で、
    素通りすることなどできず、
    音声ガイドで二度聴きしてしまった。


    『 時の法のなすがままに任せ、
      しきたりを曲げることなく
      年を重ねた人々の姿が、
      何にもまして好きなのです。』


    「時の法」「しきたり」
    翻訳もロマンティックだなぁ。
    奇しくも、今日は新しい鞄との初めての外出。
    鞄の銘は「VIENNA」英語でウィーンの意。
    ウィーンのコートールド美術館が
    リニューアルする2年後には、
    この鞄と一緒にいくために、
    この鞄が、意思をもって、
    私をここに連れてきたのかもしれない。
    ふと運命の引き合わせのようなものを
    感じました。
    #コートールド美術館展
    #魅惑の印象派
    #東京都美術館
    #音声ガイドは三浦春馬さん

  • sensuous city night & day

    昨年、金沢21世紀美術館にて
    「sensuous city 官能都市・金沢」の講演を
    ご依頼した島原さん

    そして、金沢から東京に出張している女友達が
    広尾のcoccinelle.アトリエを訪問してくれたので、

    デザイナーの木場氏を交えて、
    ご近所ディナーの夕べ。

    「もし総理大臣になって、
    法案が一つ何でも通るとしたら?」
    という、わたしの無茶ぶりな問いにも、

    それぞれの立場から熱く語りあい、
    旺盛に食事を愉しむsensuousな夜でした。

    金沢に東京の洗練を、
    東京に金沢の情緒を、

    人と文化の交流を、
    小さくとも確かなきらめきをもって
    生み出していきたいものです。

    #官能都市
    #sensuouscity
    #TOKYO
    #KANAZAWA
    #広尾アトリエ
    #WORDROBE
    #印象美
    #人と風景がアートになるまち

  • 自分を可愛がることと、甘やかすことは違う

    金沢でのイベントが続き、明日から東京へ。

    合間に出掛けた、
    かほく市~七尾へのドライブは、
    小さな気分転換になりました。

    50代になってから、
    自分を可愛がることに制限がなくなりました。
    可能な限り可愛がり、大切にもてなす。
    おもてなしの始まりは、
    西田幾多郎記念哲学館。
    「哲学とは“知ることを愛する”ということ」
    から始まる音声ナレーションがとても好き。

    声の仕事から距離を置いた今も、
    こんな仕事はしてみたいと思うし、

    昔よりも、今の方が、
    しみじみと自然に語れるように思う。

    いつの日かお声がけいただけたら嬉しいなぁ。
    などと念じながら、
    哲学館のお向かいにあるお食事処へ。
    かほく市のお魚屋が営まれるお店では、
    おいしい海鮮丼を。
    小さな季節のしつらいが可愛い。
    つづいては七尾市に移動してミュゼドアッシュで
    海を眺めながらのスイーツ。
    食後であろうともケーキ2個オーダーはお約束。

    風や夕陽が「気持ちいい」
    「気持ちいい」は最強のリフレッシュ。
    日々、心地よさを探して、自分をもてなしています。
    もてなしすぎという噂も、、、ない。(キッパリ!)

  • 表現力教室 番外編

    coccinelle.コクシネルお披露目会の前夜、
    デザイナーの木場さんから
    リクエストをいただき、

    お誕生日プレゼントとして
    「coccinelle.表現力教室」を
    coccinelle.に関わるメンバー4人で企画開催。

    「my favorite things」をテーマに
    それぞれの愛読書を紹介しあいました。

    身近な人たちの内側にある価値観と出逢い、
    現実の喧騒から離れ、
    心のうちを語りあう静かなとき。

    調香師のあすかさんが紹介してくれたのは、
    谷崎潤一郎の「細雪」

    大阪の旧家を舞台に、
    4姉妹の日常生活を綴った小説から、
    「蛍狩り」の美しい情景描写を抽出。

    イギリスでの暮らしが長かったあすかさんは、

    日本語と英訳の二冊から、
    「翻訳」という側面から感じる言語表現を
    紐解きました。

    なにもかもがスローでmellowな大人の夜。

    #coccinelle
    #コクシネル
    #金沢お披露目会前夜
    #表現力教室
    #WORDROBE

  • 情動のコミュニケーション

    きのう、広坂の金沢市役所前を歩いていたら、
    70代くらいの杖をついたご婦人がすれ違い様に、

    「あなた素敵よ!」

    と笑顔で声をかけてくださり、


    「ありがとうございます!」

    と私も笑顔で答えました。

    たったそれだけの、
    瞬間的なコミュニケーションだったけれど、
    なんだか嬉しかった気持ちは
    翌日の今日もずっと続いています。

    見知らぬ人からの一言というのは、
    正直な情動であることが多い。
    「いい香りね」
    「すてきなコートね」
    「帽子がお似合いよ」
    「あら、かわいい!」

    言っても言わなくてもいいメッセージを
    あえて声に乗せたくなる感情。

    それは自分にかけられた言葉でも、
    子供やペット、
    ガーデニングのお花にかけられた言葉でも、

    受けとる側もまた、
    素直に嬉しくなるものです。


    私はそんな情動のコミュニケーションを
    街角で自然にとっているだろうか、、、 .
    そんな温かい習慣もまた、
    愛する街の印象をつくりだす一つの行動。

    #情動
    #コミュニケーション
    #ひとは存在そのもので社会貢献することができる
    #一人一人が愛するまちの構成員
    #金沢市
    #WORDROBE
    #印象美なまちづくり

  • 洋裁師というしごと

    デザイナーの脳内に描いた美意識を、
    イメージ以上に仕上げて具現化するひと。

    まだこの世に存在しないもの、
    見たことのないものに対して

    チューニングを合わせ、

    イメージに忠実に製作するためには、
    「意思の疎通」の積み重ねしか方法はない。

    デザイナーの言語表現を適切に理解し、
    好むであろうパターンと照らし合わせ、
    技術というリアリティに落とし込み、
    立体的に構築していく。

    さらには、纏い手の骨格、感情、動作の特徴、
    生活パターンとデザインを最適化して
    美しい洋服を創りだす。

    洋裁師という仕事は、
    「コミュニケーション力」と「技術力」
    さらには「根気」「感性」「優しさ」
    がなければ成り立たない。

    つまりは「人間力」を試される、
    途方もなく尊い仕事だと、

    星さんを知るたびにより深く感じます。

    イベント情報やお問い合わせはこちら↓
    Facebookページのフォローをお願いいたします。
    #coccinelle.
    #コクシネル
    #日常のオートクチュール
    #クチュリエ
    #縫製師
    #星芳宏
    #コミュニケーション
    #印象美

  • 残り香と残心(ざんしん)

    調香師のかたに創香していただく
    オリジナルのブレンドアロマは、
    商品化する前に、

    プライベートな空間フレグランス、
    栞、文香、名刺香として使うほか、
    香りが好きなかたへの
    贈り物にしています。

    この「ECRUエクリュ」は、
    贈るたびにリクエストいただく人気者。

    「ECRU」はフランス語で、
    「生成きなり」の意味。
    絹の原毛の色。
    ナチュラルでありながら、
    「蚕の死」をもって紡がれる
    神秘性もあり、

    深い森の濡れた腐葉土や、
    瑞々しい樹木の香も感じます。

    記憶のなかの美しい残り香は、
    別れたあとも追憶となり、
    身体は去っても、心を残す。


    #ECRU
    #エクリュ
    #3年前に創香
    #個人的名香認定
    #広尾アトリエの空間フレグランス
    #今日届いたサンプル
    #Le’oiseau bleu
    #香銘は蒼い鳥
    #幸せは手元にある
    #メッセージをこめて
    #WORDROBE
    #印象美