3/11に振り返る、アナウンス業をやめた理由
大人とは、
仕事と私心を分けられる人だと
ずっと勘違いしていましたが、
大人とは、
自由に生きながらも、道を外れない人です。
20年余り続けたアナウンス業をやめた理由、
それは原発にも由来します。
司会者はクライアントの代弁者なので、
クライアントの意図を正しく理解し、
聴衆を誘導する役割を担います。
クライアントの意図を正しく理解し、
聴衆を誘導する役割を担います。
年齢とキャリアを重ねるなかで、
「原発」「宗教」「政治」といった、
アイデンティティに関わる責任の重い内容で、
自分の信条や価値観に反する言葉を発し、
イベントやプロモーションの下支えすることが
耐え難い苦痛になり、
8年前、コミュニケーションの世界に
飛び込みました。
トレーナーとして初めて作ったクレドは、
「自分の想いを、自分の言葉で、正直に届ける」
愚直で稚拙な言葉ですが、
今もその当時の想いに変わりはなく、
正しい選択だったと揺るぎなく信じています。
今もその当時の想いに変わりはなく、
正しい選択だったと揺るぎなく信じています。
いまは、コロナで藁にもすがる思いの方も
大勢いらっしゃるでしょう。
生活は大事。
だけど、ご自身や会社のアイデンティティに
傷をつける仕事は選ばない。
という矜持もどうか大事にしていただきたい。
そう、今日の日にしみじみ思うのです。
合掌。
2020年3月11日