続 ・ご縁が芽生えるとき

不意に訪れた小さなご縁。
そんなささやかな偶然を育てることが、
最近、愉しくなってきました。

今年の7月、
鶴来のお蕎麦屋さんで出逢った
石川県を旅するアクティブな老紳士二人組。

何気ない会話を交わすなかで、
『 僕たちから聴いたといって行きなさい 』

と輪島のお鮨屋さんの店名と
二人の苗字が達筆で書き添えられた箸袋を
もらいました。

あれから3ヶ月。

ようやく『伸福寿司』へ。

カクカクシカジカ…と、
お蕎麦屋での経緯を話すと、
すぐに大将たちは合点がいったようで、

老紳士二人組との10年以上に渡る交流について、
カウンターごしに和やかに愉しく
事情聴取することができました(笑)

お鮨屋さんでは、
鶴来の蕎麦屋を逆推薦されたそうで、
大将たちは、まだ足を運んでないことが
気になっていたそう(笑)

台風一過の日本海は、力強くて美しかった。
お寿司も素朴でおいしかった。

なによりも、
片道二時間かけて老紳士二人組を追う
私立探偵みたいな気分が新しかった(笑)

人生の愉しみは、
小さな余裕と遊び心の中にある。

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