コミュニケーションの妙、その在り方

コミュニケーションの妙とは、
それは接する相手の、

『自己愛』を促す関わり方だと私は思う。

人の心の中には3つの引き出しがある。
…と、考えてみる。

一段目は、
優しさ、思いやり、誠実、素直、勇気など、
美徳が納められた〝白い引き出し〟

二段目は、
打算、かけひき、強引、消極など、
大人ならば、時には必要な

〝グレーの引き出し〟

三段目は、
攻撃、嫉妬、利己、憤怒、

狡猾(こうかつ)、吝嗇(りんしょく)など、
できれば封印しておきたいものが納められた、
〝黒い引き出し〟

人間であれば誰でも、量や質は違えども
三段すべて持っている。

そして〝白〟と〝黒〟の引き出しを

開けるのは、多くの場合、
日頃、関わっている人々の波動、言葉、
行動など、今いる環境です。

〝白い引き出し〟を開けてくれる人と
意図的に接していれば、
安定的に優しく誠実な自分でいられるし、

常日頃、自分の長所や強みに

フォーカスできれば
恒常的に自己愛に満たされる。

〝黒い引き出し〟ばかりを開ける人と
無理して接していれば、心が疲弊、消耗し、

時には深い自己嫌悪に陥る羽目になる。

今日、ご縁あって久々にご一緒した方々は、
いつも〝白い引き出し〟を開けてくださる、
素敵な方々でした。

四時間にわたる愉しい食事のあとには、
清々しいほど素直に自分自身のことが
好きになっていた。

自然な傾聴や、温かい承認、感謝の心、
興味関心を持つ姿勢。

接する相手のよい資質を、

引き出し、気づかせ、
自己愛を促す関わりかたは、
最高のコミュニケーションだと私は思う。

帰り際、車を運転しながら、
ふと思い出した聖書の言葉、

【あなたの価値】
わたし(神)の目には、
あなたは高価で尊い。
わたし(神は)あなたを愛している。
(聖書・イザヤ書43:4)

スッと、心にしみいり、
得も言われぬ感謝の気持ちに包まれた。

そう思わせてくださる人との出会いも
天からの贈り物。

そして、お相手の方が

そう感じてくださる自分でありたい。
そんなことに思いを巡らす、新年度のはじまり。
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