SNSで平和的に嫌われるためのコツ
『 SNSをどんな目的で活用しているのですか?』
先日、訊かれた、いい質問に対して、
『 平和的に嫌われるためです 』
と、答えました。
もちろん、情報発信や、
自分自身の表現力トレーニングなど、
様々な目的はあるけれど、
常に念頭において意識しているのは、
『 皆んなから好かれたい 』
という感情に色目を使わないということ。
皆んなから好かれるというのは、
一見、良さげに見えつつ、
実のところ、トラブルを引きおこす原因です。
『皆んなから好かれたい』と思うと、
どこかを曖昧にしたり、
なにかを取り繕わねばならなくなる。
すると、実際に会ってみて、
接してみて、話してみて、
知ってみて、受講してみて、
『こんなはずじゃなかった』
を引き出し、期待に応えられない状態を
つくりだす可能性が高くなる。
結果、ネガティブ・キャンペーンや、
クレームや、終わりなき問答など、
お互いに、時間と経済の無駄や、
感情の疲弊をつくってしまうだろうし、
受講者が集まったときの世界観が
濁ってしまう。
だから私は、
『 平和的に嫌われる 』ために、
思考の特徴的なところや、
やや偏っているところ、
でも、それを無くしてしまったら、
私ではなくなる、信念、信条、価値観を、
積極的にだしていく。
ここで重要なのは『 批判しないこと 』
『批判精神』というのは勇気と自信であり、
『正しく嫌われる方法』の一つでもある。
一方で、私自身の価値基準である、
『調和と和解のエレガンス』に反する行動。
批判しないで、嫌われた場合、
そのお相手の判断はきっと正しいし、
私はその判断も尊重したい。
そして、そんな私に対して、
少しでも共感を持ってくださり、
『 関わってあげてもいい。』
と思ってくださるかたとは、
きっと、いい時間を過ごせて、
お互いの人生に影響を与えあえると
信じています。
つまり『平和的に嫌われること』は、
純度の高い世界観を共有できる人たちと、
時間も感情も無駄のない、
生産性、または精神性の高い関わりを
持てる可能性が高まるということ。
そして『 SNSでファンをつくる 』
という発想は、何だかおこがましいという、
一歩引いた思考のひとたちが、
WORDROBEの講座を、
ご受講くださっているようにも思います。