長月 ~ 印象美な大人の表現力教室
影までが美しいひとたち。
逆光のなか、自然に語り合う姿が、
当たり前のようにきれいであるのは、
年齢や性別を超えた、
本当の美しさであり、空間への貢献だと思う。
長かった暑い夏が終わり、
秋の香りをかんじるようになった9月。
皆さんが選んだ参考図書にも、
芸術や文学、感性に関わるタイトルが多くなります。
今月、ディスカッションのテーマに挙がったのは、
人生の終焉を迎える人との関わりかた。
I love you を深めた伝えかた。
脳と身体の使いかた。
まちづくりと美意識について。
今、この時を感じる実践について。
等々。。。
中でも、全員が既婚者の
日曜日の昼コースで盛り上ったのは、
『ふたりぐらし』という一冊の帯にある、
『 毎日出会って、毎日別れて、
夫婦はいつから夫婦になるのだろう。』
という言葉から想起すること。
そこには正しい答えはないけれど、
自分なりの基準はある。
法的には婚姻届を出せば
世間的には夫婦と認められる。
でも、心が夫婦と認めるのは、
いつからなのか。
20年、夫婦であっても、
お互いに知らないことがたくさんある。
むしろ、他人のほうが
よく知っている場合だってあるかもしれない。
そんな人それぞれの考え方の違いがおもしろく、
それを同じように、
おもしろいと思える仲間がいる愉しさ。
9月のスイーツは和栗のモンブラン。
いつも以上に集中して五感で味わってみました。
おもてなしの装花は、和ばら “かおりかざり”
名前のとおり、ふわりと優しいかおり。
また来月まで。ごきげんよう✨
2018年9月16日 金沢の夕方の空。