没後50年 藤田嗣治展 ~私は世界に日本人として生きたいと願う~

没後50年 藤田嗣治展
~私は世界に日本人として生きたいと願う~

このタイトルそのままに、明治時代に生まれ、
フランスで活躍した日本人画家、
レオナールフジタの史上最大級の大回顧展。
『風景画』『肖像画』『裸婦』『宗教画』等、
テーマを設け、人生の節目ごとに、
フジタが何を考え、何に影響を受けて、
これらの作品が生まれたのか。
その柔軟な思考や美意識にも、
魅了された時間でした。

音声ガイドは、声優の津田健次郎さん。

シーン毎の音楽一つ一つも、
心地好いセレクトになっていて、
深く惹きこまれてしまいました。



私の体は日本で成長し、
私の絵はフランスで成長した。(中略)
今や私は日本とフランスに故郷を持つ
国際人になってしまった。

私には2カ国ながら懐かしいふるさとだ。
私はフランスにどこまでも日本人として
完成すべく努力したい。
私は世界に日本人として生きたいと願う。
それはまた、世界人として
日本に生きることにもなるだろうと思う。

―藤田嗣治、40代のことば―

没後50年 藤田嗣治展
会期:2018年7月31日(火)
~10月8日(月・祝)
会場:東京都美術館 企画展示室
時間:9:30~17:30
特設WEBサイト:http://foujita2018.jp