時間と手間と心を尽くす美徳

心を動かすおもてなしとは、
お金をかければよいというものではない。
今日、私が司会を担当した披露宴、
新婦父が竹トンボ協会の活動をしていることもあり、
お父様とそのお仲間が、参列者全員分の竹トンボを
一つ一つ、心を込めて作ってこられました。

新婦父による遊び方のミニレクチャーに盛り上り、
老いも若きも、会場中に

『早く飛ばしたい!!!!!』

のワクワクが広がった。

一方、新郎の母は自然栽培の野菜作りが趣味。

肉料理の付け合わせ用野菜を今日の日のために、
一生懸命に栽培してくださった。

8月から種付けし、色彩豊かな数種類の野菜を、
今日にあわせて旬を迎えさせるため、
日々、心を尽くして世話をしたそうです。

人の心に響くおもてなしというのは、

いかに時間と手間と心を込めたか。

なのだと、改めて感じた。

『わたしのために、そこまでしてくださった』

という価値観。

感謝の想いを伝えるために、
自分のできることで精いっぱい、
時間と、手間と、心を尽くすことをいとわない。

そんな親御さんのもとに育ったお二人は、
きっと優しくて温かい家庭を築き、

素敵な教養人を育てるに違いない。