太陽の如く、月の如く、輝きは不滅


貴族文化の洗練に育まれた独自の美学で、
唯一無二の作品を遺した映画界の巨匠
ルキーノ・ヴィスコンティのことば。

私の2017年のテーマは、
『 純粋欲求に耳を澄まして行動する 』

まだ見ぬ未来や、最新や、最先端なものに囚われず、

純粋に昔から大好きだったことや、
男女を問わず、惹かれ、恋い焦がれるひと、
愛してやまないムードやニュアンスを、
日々追及すること。

そんな時間を過ごしていると、
ドラマティックな出会いや、
嬉しい繋がりや、
ときめく場所へと、
不思議なほど自然に導かれていく。

今日は、シネモンドで1963年の伊・仏の名作

ヴィスコンティの『山猫』の修復版を観て、
ルドヴィート・カンタさんのチェロリサイタルへ。

1970年代のフランス映画音楽を数多く手掛けた、
クロード・ボーリングのジャズとクラシックの
融合曲の演奏が、先に見た映画とも重なり、
静かに打ち寄せる感動の余韻がとまらない。

大好きなコーヒーを丁寧に淹れて、
今日買ったCDを聴きながら、
パンフレットを読みふける。

自分の人生において、
『不滅の輝き』と信じられることが、

仕事にも、プライベートにも、
すべてに繋がっているのだと気づく時間。