創り手の意図をよむ

金澤文香(かなざわふみこう)を、
こんなふうにディスプレイして頂いたのは
初めてでした。

ステイショナリーの棚に、
水引一つとガラスボトル、スポイド、
ドレスカバーと書かれた謎の包み。

一見、なんだかわからない。

その、気になる引っ掛かりを
見るひとに引き起こすことこそが
ディスプレイの力。
8つの配色の中から、
赤&ピンクベージュの水引を
選ばれたことにも感服至極。
これは金澤文香を作り上げる際に、
最後の最後まで悩んで決めた配色でした。

全体を黄金率の配色でまとめるのは、
間違いなく美しいけれど、
洗練され過ぎて物足りない。

『 金澤らしい躍動感 』
そのために、
ほんの少しの “あか抜けなさ” を探求した、
最後の一つ。大切な配色。

これを選んでくださったことに感激しました。

創り手の意図をよむ。

それは同じ創り手でなければ気づかない
細やかな機敏。

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