人生の春夏秋冬

初夏の日差しがきらめく、
新緑の庭を眺めながら、

若き芸術家と、

デートのようなミーティング。

最近、年下の才能溢れる方々から、
沢山の刺激をいただいています。

体験が少ないということは、

恐れを抱かず挑戦する情熱や、
自分の正義を貫く勇気といった、

かけがえのない力をうみだす。

他者の厄介なこだわりに付き合い、
一緒に愉しもうとする時間的余裕も、
人生の残り時間を惜しむ年代には、
持ち得ない財産。

若さって新緑みたいだ。

太陽に向かってキラキラ輝き、

ぐんぐん成長し、
時には枝葉が広がり過ぎて、
暴れるのもご愛敬。

一方、夏の時期を過ぎた人生は、
寒暖を味方に紅葉し、
深い侘しさと味わいを届ける。

そんな落ち着いた秋のような在り方で、
初夏の人たちと関わりたい。
クリームあんみつを頂きながら、
ふと感じた6月の午後。