たゆまぬ反復は未来への追憶
■たゆまぬ反復は未来への追憶である■
今日、読んでいた本にあった言葉。
何度も、何度も、読んだ本なのに、
なぜかはじめて飛び込んできた言葉。
自然はひとつの間違いもなく、
季節をくりかえす。
夏にうっかりと雪を降らすことも、
春に紅葉してしまうこともない。
何度も何度も反復しながらも、
決して鈍感にならず、
人間の心に初々しい悦びを与えてくれる。
一方で、私たち人間は、
反復に飽きたり、感動を消耗したり、
自ら退屈な日々を作り出す。
『たゆまぬ反復は未来への追憶である』
今という時間が創りあげたものが、
自分にも、誰かにも、
いつの日か、美しく呼び起こされる
追憶となるために、
めぐりくる季節のように、
自分にも、誰かにも、
感動を与えられる存在となるために、
日々の反復を大切にしようと誓う新月の一日。