あなたは わたしが生きる理由

You maybe the reason I survive
~ あなたは わたしが生きる理由


私たちはこの世に生を受けたとき、
『生まれてきてくれてありがとう』と、
存在そのものに感謝されたはずなのに、

成長するのに従って、

『かけっこ速くてすごいね!』
『テストで満点、頑張ったね』
『お手伝いしてくれてありがとう』
『お茶の用意してくれて優しいなぁ』

と、能力や行動で褒められるようになる。

もちろん、それも大切なことだけど、

そればかりが続くようになると、

誰かの役に立たねば、
または、人より秀でていなければ、
自分には存在価値がない。

そんな価値観が刷り込まれて、
いつしか自己肯定感にも
影響をあたえてしまうのではないだろうか。

『愛してる』は、存在承認。


人様の役に立たたなくても、
他人より秀でていなくても、

存在そのものに感謝して、慈しむ言葉。


そして何よりも、
『愛してる』と声にだして発するとき、
その言葉を聴いているのは、
自分だということ。

『わたしは、この人を愛している』

『わたしは、人を愛せる豊かな人間』


そんな暗示を日々自分にかけるからこそ、
愛情のモチベーションが長く保てて、
愛情深い時間の質が、思考や人生の質を高める。

とくに大人は『愛してる』という言葉を、
誰にでも贈ることはできない。

だからこそ、贈る側にも、受けとる側にも、
大切なことばであり、
双方にとって、人生レベルの価値がある。