無意志的記憶 2019


「無意志的記憶」とは、
突然向こうからやってくる記憶のことで、
知性の働きによって振り返るものではなく、
感覚を引き金として「もう一度見つけるもの」

この写真の洋服はすべて、紳士服地で仕立てた服。
本来、女性は身につけないものに、
3年前、初めて袖を通したとき、
忘れていた感覚的記憶が引き起こされ、
本能的に熱狂してしまいました。

わたしの祖父は戦前戦後、
父は高度成長期から平成にかけて、
金沢で紳士服テーラーを営み、
兄は銀座の老舗テーラーで、
30年余り勤めあげた紳士服一家。

少女時代、威風堂々とした高級紳士服に
囲まれて暮らしていたけれど、
ショーウィンドに飾られたそれらは、
女である私とは無関係のもの。

そんな過去の寂しさや欠乏が埋められていく、
得も言われぬ多幸感。

紳士服地は「仕立て映え」がよく、
丈夫で、品質が高い。

働く女性たちが、
女性らしさを薫らせながら、
社会で仲間として迎えられる服が作れる。


私の父は「大量生産・大量消費」
既製服の波に乗りきれませんでしたが、

これからはコミュニケーションと
個性の時代。

長年愛用できる上質で美しい服を、
無駄なく必要な量だけ作り、

個性を活かした美しい洋服を通して、
日々、美意識を鍛え、
自己探求する人々が増えたとき、

まちの景観も、人々の思考も、
ともに成熟すると信じている。

印象美コミュニケーションが向かうべき、
2020年の行方。


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