-
見知らぬ人の努力が〝当たり前〟を作っている
希望するものが、
希望する日に、
希望通りの状態で届くというのは、勤勉な人達が正しく連携し、
テマヒマかけて積み上げた成果であることを
忘れてはいけない。椿オイルを使ったネイルオイルの
商品撮影のあしらいとして、
寒椿を手配しました。椿はなかなか綺麗な花がなく、
咲く前からシミや傷があったり、
色がくすんでいることが多い。しかも花首がポトリと落ちる性質上、
切り花よりも、庭花に向いている花。撮影日に、ほどよく咲いている花がほしくて、
生花店、市場、生産者、愛好家、
様々な方にアプローチして、ようやく出会った、楚々とした美貌の椿たち。あきらめない私の執着に付き合ってくださり、
奔走してくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。私たちは期日を指定し、
サービスを提供していただくことが
当たり前かのような日常の中で暮らしている。バースデーケーキも、
宅配便も、
サプライズディナーの一皿も、
ウェディングブーケも、
洋服のお直しやオーダーも、クリーニングも。すべては、勤勉な人達が、期日を守りあい、
心をこめて正しく連携した末にもたらされる
特別なことなのだと、白い椿、赤い椿が、
清廉な表情で教えてくれました。ネイルパフュームオイルBenedictionfは、石川県珠洲産椿オイルをベースに、特別調香でお作りしたブレンド精油でお作りした、100%天然の美容ネイルオイルです。 -
商標登録という、長くfantasticな旅路
商標登録は半年位であっさり認められ、
スムーズに運ぶこともありますが、今回はニュージーランドの大手企業の
国際登録にタッチの差で先乗りされて、
あっけなく拒絶。再審査請求で更に拒絶され、
最後は〝 拒絶査定不服審判〟という、
物々しい事件名の崖っぷちの踏ん張りで、
ようやく、ようやく認められました。長い旅路、不安な航海でしたが、
弁理士さんを信じて、粘って、執着して、
最後まで諦めなくてよかった。ネイルパフュームオイル
『Benedictionf~ベネディクスィオンエフ』フランス語で『祝福』を意味する言葉に、
『fierte~誇り』の頭文字をつけました。fは、
『female~女性』
『fleur~花』 『famile~家族』の頭文字でもあります。花火を上げたいほどの幸運が舞い込んだ1日。
簡単ではないから募る愛情。
『諦めない』姿勢を貫くなかで、
fは、私たちに、『fantastic』な体験を贈ってくれました。 -
日本人の美意識~香りを持たない価値
Benedictionfの主原料「珠洲椿油」は、
石川県の奥能登・珠洲市に自生している
ヤブツバキの種子から採取した天の恵み。さいはての地とも比喩される、
豊かな自然に育まれた鮮やかな珠洲椿は、
春を待つ季節にひと際色濃く、
里山里海を彩ります。そんな椿の花言葉は
『 控えめな優しさ 』
この花言葉は、
椿に香りがないことに由来しているそうです。ヨーロッパでは椿は「情愛の花」と呼ばれ、
デザイナー「ココ・シャネル」が
最も愛した花としても有名ですが、日本人の美意識がフォーカスしたのは、
視覚的な姿かたち、
色の存在感ではなく、嗅覚。香りを持たない椿の、
控えめで慎ましやかな優しさでした。香りがない花の種子から生まれた椿オイルは、
香り高い春の花々の香りを
無垢な優しさで受けいれます。そんな椿の、
控えめな美しさがあるからこそ、
Benedictionfの香りは、女性の指先で花ひらき、純粋な香りを届け、咲き誇ることができるのです。 -
母の手にありがとう
兄と私を育てあげ、
今も父のために来る日も来る日も炊事洗濯、
77年間、働き通しの母の手。足は大地を踏みしめ、
毎日自分を支えて頑張っている。手は器用になにかを作りだし、
毎日他人のために働いている。そんな健気な愛しい手に
毎日感謝し、祝福するために作ったのが、
ネイルパフュームオイル
『Benediction~ベネディクスィオン』フランス語で『祝福』を意味します。
今日は一番贈りたかった母の手に、
ありがとうと伝えました。母は、
『指の逆剥け、気になっとってん』
と、金沢弁で喜んでくれて、『ご近所の米田さんにもあげたいから、
もうひとつ持ってきて!』と、言いました(笑)
私の“あげたがり”、
贈り物好きは母親譲りのようです(*ノωノ)。 -
椿オイルの故郷~石川県珠洲
金沢から車で二時間半。椿オイルの生産者さん逹に会うために、
さいはての地、珠洲に単身ドライブでやってきました。