百の頂(いただき)があれば、百の喜びあり

■百の頂(いただき)があれば、百の喜びあり■

この人生にも通じる名言は、
『日本百名山』の著者で、カメラマンで、
俳人でもある、深田久弥氏のことば。

初めて訪れた山の文化館のエントランスには
樹齢650年の巨大な銀杏の大木が
そびえていました。

ここは山長織物会社の跡地を利用していて、
明治~昭和にかけて栄華を誇った、
繊維業の輝かしい歴史と、
深田久弥氏の資料館の両面で、
興味を充たせる場所。
大聖寺川が近いこともあり、川が増水しても、
蔵の高価な羽二重に被害が及ばないように、
驚くほど堅牢で緻密な蔵の扉が
設置されていて、そのなかには今、
深田久弥の貴重な資料が、
丁寧に保管展示されていました。
山荘をイメージした喫茶店で
コーヒーをいただき、

特別展示の影絵アートの繊細さに驚き、
ふらり立ち寄った場所は、
思いがけない感動に充ち溢れていました。

緑でいっぱいになる5月の再訪を誓い、
閉館時間を名残惜しみながら、
文化館を後にしたのでした。